うまく着こなさないと、ダークで暑苦しく見えてしまう「オールブラック」のスタイル。肌見せバランスや小物アレンジとともにマスターしましょう。

■1:エルザ・ホスクは…ロングフレアは肩見せのベアトップですっきりスマートに

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バッグ、シューズともにすべて黒で統一して、潔いオール黒を完成させています。

モデル、エルザ・ホスクがフランス、カンヌで見かけられたときのスタイリングです。ベアトップとフレアスカートを黒で合わせていました。たっぷりとギャザーが寄って、ふんわりシルエットをつくり上げていて、レザーベルトでキュッとウエストをマーク。ウエスト高めの位置で付けたベルトは上半身をコンパクトにまとめて、脚長に効果的でスタイルアップできます。スカートの丈が長くても逆にベアトップが肩から胸の上まで露出しているので、オールブラックでも軽やかです。デコルテの美しさにより、女子力アップは確実! ベアトップに抵抗がある場合は、温度調節もできるストールをプラスするのが得策です。

■2:ヴィクトリア・トーマスは…技ありカッティングやスリット使いで上級モードを表現

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サングラスには、くすみ系グリーンをトッピング。ここだけカラーを使うと、印象的です。

ファッションブロガーのヴィクトリア・トーマスは、ドイツ、ケルンでスナップされていました。個性的なカッティングのジャケットに、裾にスリットが入ったパンツを組み合わせて颯爽と登場。胸元も深めでシャープに開いたデザインは、ウエスト上のカッティングとともに素肌をのぞかせていて全身黒でも重たく見せません。裾のスリットのおかげでもたつかず、足がちらりと見えるところも抜け感になっています。長袖ジャケットとフルレングスのパンツを黒でまとめるときには、こんなデザイン性のあるセットアップを選べば間違いなしです。靴をフラットにすれば、気負わない雰囲気が演出できます。

■3:グウォ・シァ・イェンは…絵になるコンシャスワンピース+小物使いで切れよく

スーパーミニサイズのバッグを斜めがけに。もはやアクセサリーとして、存在感十分。

パリでキャッチされていたのは、インフルエンサー、グウォ・シァ・イェン。首から脇にかけてのデザインが個性的な黒いロングワンピースに、大きなストローハットをかぶっていました。バストラインがきれいに出るデザインで、肩から腕が露出されていますが、縦長のラインをつくり出すロング丈のため、脚のラインが隠れていやらしくなく美しいIシルエットが実現。ワンピースがシンプルな分、大きめなストローハットでドラマティックに仕上げたのもさすがです。サンダルやミュールではなく、メリージェーンタイプのヒール靴を投入しています。この足元によりストローハットをかぶっていても、リゾート仕様でなくタウンっぽく仕上がり大正解です。


オールブラックを辛口エレガンスな装いに着こなしていた3人のファッショニスタにクローズアップしました。肌見せをセクシーになりすぎずヘルシーに駆使したアレンジは、お手本にすべきです。夏のオールオールブラックをかっこよく楽しんでください。

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PHOTO :
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EDIT&WRITING :
佐野有紀