一般名詞「滑沢」ってなんと読む?「ぬめさわ」ではありません!
明日・8月7日は『オクラの日』です。夏野菜の代表のひとつであるオクラ、切り口が星のような形であることから、旧暦の七夕とされるこの日に、ちょうど旬が重なるオクラを食べて夏バテを防いでもらいたい…などの願いで制定されました。オクラの特徴と言えば、「滑(ぬめ)り」と「歯応え」、ということで本日は「滑」「応」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「滑沢」ってなんと読む?
「滑沢」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「なめらかでツヤのあること」です。
<使用例>
「滑沢な陶器を使ったアクセサリーも、夏の装いに合うと思うわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 滑沢(かったく) です。
「光沢」はよく使いますが、「滑沢(かったく)」という表現も、質感を表すボキャブラリーとして身に付けておくとよさそうですね。ちなみに、固有名詞では「滑沢(かったく)」と同じ表記で、静岡県の伊豆に滑沢渓谷(なめさわけいこく)がございます。
さて、2問目は「応」という字の入ったクイズです。
【問題2】「否応」ってなんと読む?
「否応」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「不承知と承知。諾と否」という意味の言葉です。
<使用例>
「押しかけて来た姉に否応なしに車に乗せられて、実家に連れて行かれたのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 否応(いやおう) です。
「否応(いやおう)」の「否(いや)」は表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)ですが、この言葉は文書にも会話にもよく登場します。「否(いや)と断ることと、応じること」をセットで言う言葉です。
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本日は、8月7日『オクラの日』にちなんで、「滑」「応」という字の入った日本語から、
・滑沢(かったく)
・否応(いやおう)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/伊豆市ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱