意外！「くびす」ではありません！「首す」ってなんと読む？

『小倉百人一首』の「小倉」って？どういう意味？

明日・8月20日は『小倉百人一首』の選者としても名高い鎌倉時代の歌人、藤原定家の忌日『定家忌』です。…ということで本日の1問目はこちらから。

【問題１】『小倉百人一首』の「小倉」って？

最初の「百人一首」である『小倉百人一首』の、「小倉」とは何を指しているでしょう？ 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。

1：選んだ時の場所

2：選者の職業

3：選者の好きな食べ物

『小倉百人一首』の「小倉」は、何を意味する言葉？

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 1：選んだ時の場所 です。

『小倉百人一首』は、選者の藤原定家が京都の小倉山の山荘で選んだといわれており、その地名を冠しています。

『小倉百人一首』は、百人の歌人の和歌のアンソロジーである「百人一首」の祖となった歌集です。「百人一首」と言えば、現在は「歌がるた」のゲームの代名詞ともなっていますが、そうした使われ方が成立したのは近世以降で、成立当初はあくまで歌集の一種でした。

さて、和歌の数え方の単位は「首」ですので、2問目は「首」という字の入った日本語クイズです。

【問題２】「首す」ってなんと読む？

「首す」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「言う」の謙譲語です。

＜使用例＞

「この者が首すには、一連の犯行を行ったのは自分である、ということです」

「○○す」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 首す（もう-す） です。

「首」の表外読み（常用漢字表に掲載されな読み方）です。

「首」という字には「申す。白状する」という意味もあり、それを表す訓読みが「首す（もう-す）」です。犯人が自分から犯行を白状して出頭することを言う熟語「自首（じしゅ）」などに、この意味で「首」という字が使われています。

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本日は、8月20日、藤原定家の忌日『定家忌』にちなんで、

・『小倉百人一首』の「小倉」

の意味する内容や、

・首す（もう-す）

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。