ストレスが多い人ほどたるみとむくみで「大顔化」!? 顎二腹筋ケアが急務

「顎二腹筋」とは、あごの下のフェースラインに沿うように位置し、食いしばりで硬くなりやすい筋肉です。パソコン作業中や寝ている間など、ストレスが多い人ほど無意識に、グッと奥歯を噛み締めてしまいがち。これによって「顎二腹筋」は硬くなってしまうのですが、意識したことも、ケアしたこともない人は多いのではないでしょうか。しかも、これを放置すれば、顔は大きくもったりとした老け顔になってしまうので、対策は知っておくベきです。

2人の女性 メソッドの指導をしている
 

「顎二腹筋」とは「前腹」と「後腹」の2種類あり、今回ケアするのは「後腹」。エラの下あたりを親指でプッシュして、「あむあむ」と口を動かすことで、奥深くにある「顎二腹筋」の「後腹」にしっかりと刺激を与えるというメソッドです。

「顎二腹筋」がほぐれることで、ゆるんだフェースラインがハリを取り戻し、血流とリンパの流れが改善されることで老廃物が流れやすくなり、むくみを一掃。シャープな小顔になるだけでなく、下あごの動きがよりスムーズになり滑舌がよくなるというメリットも。いつでもどこでもできるので、こまめにやってみてくださいね。

■Step1:「顎二腹筋」をほぐすポイントの位置を確認

「顎二腹筋」とは、フェースラインに沿ったあご下にあります。今回は「後腹」をゆるめるので、エラの内側あたりとその手前の2か所(丸印の2か所)をプッシュしてほぐしていきます。右側も同様の位置をプッシュします。

「顎二腹筋」をほぐすポイントの位置を確認
 

あごの骨の内側のイタ気持ちいいと感じるところに、親指をグッと指し込むようにプッシュしましょう。

あごの骨の内側のイタ気持ちいいと感じるところに、親指をグッと指し込む
 

■Step2:ポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を動かす

親指でStep1のポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を開け閉めします。声は出さなくてもOKです。ポイント1カ所につき、6セットずつ行います。

ポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を動かす
 

【まとめ|むくみで横に広がった顔がスッキリ!えら下プッシュの小顔メソッド4か条】
1)年齢を重ねるとむくみとたるみで顔が大きく横に広がりやすい。
2)特にフェースラインがもったりするのは、「顎二腹筋」が硬くなっているため。
3)「顎二腹筋」は、食いしばりなどでも硬くなりやすく、輪郭に大きく関わる筋肉。
4)「顎二腹筋」をほぐせば、引き締めと老廃物を流す効果で輪郭がスッキリ小顔に。

以上、「むくみで横に広がった顔がスッキリ!えら下プッシュで小顔になるメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月26日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「無意識に食いしばっていたせいか、あご下をプッシュすると、イタ気持ちよくて硬くなっていたのを感じました。ひと通りやってみたあとは、顔の疲れまで取れるようで口も動かしやすくなるし、首のコリまでスッキリする感覚に。フェースラインがもったりとしないように継続してケアしたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子