「学際(がくさい)」ってどういう意味?知っておきたい大人の語彙です!
明日、11月12日は『留学の日』です。留学経験を通じてグローバルに活躍する人材を輩出するため、留学の啓蒙をする日に…という願いで設立されました。日付は、1871(明治4)年のこの日、山川捨松、津田梅子ら、日本初の女性国費留学生が留学先のアメリカに旅立った日にちなんでいます。それ以前は国費で留学できたのは男性だけ。今回、女性にも機会が与えられたことから、留学が本格的に日本人に開放された象徴的な日…とされています。ということで本日は「留」「学」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「留守勝」ってなんと読む?
「留守勝」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「不在の場合が多いさま」「別のことに心が奪われ、本来のことに気がまわらないことが多いさま」などの意味です。
<使用例>
「仕事をもっているので、平日の日中は留守勝になります」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 留守勝(るすがち) です。
改めて考えると「留守な状態が、留守でない状態より勝っている」という意味合いですね。意外な表記ですが、知識として覚えておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「学際」ってどういう意味?
「学際(がくさい)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:勉強できる機会
2:最先端の研究
3:複数の学問分野にまたがる
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:いくつかの学問分野にまたがる です。
「学際(がくさい)」とは、研究などが「複数の学問分野にまたがること」を言う言葉です。「学際的な協力」と言えば、例えば科学と社会学、哲学と史学などなど、異なる学問分野の研究者の協力があったことを意味します。大人の語彙として覚えておきたい言葉です。
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本日は、11月12日『留学の日』の豆知識をお送りしながら、「留」「学」という字の入った日本語から、
・留守勝(るすがち)
の読み方と、
・学際(がくさい)
の意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱