身長156cmのインテリアエディターが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は、イタリアの名門インテリアブランド「カッシーナ」の日本総代理店としても有名な「カッシーナ・イクスシー」のセレクト&オリジナルブランド「ixc.(イクスシー)」にフォーカスします。

ご紹介するのは、現代のデジタルライフをスマートに支えてくれるオリジナルデザイン『イクスシー・エディション』のサイドテーブル。機能性を謳う家具にありがちな割り切り感を微塵も感じさせないラグジュアリーな仕上げで、暮らしを格上げしてくれるアイテムです。

充電しながらおしゃれにくつろぎたい!その両方を叶えるサイドテーブル

空港のロビーやお気に入りのカフェで充電しながら動画を見たり、気の置けない友人とチャットをしたりする時間を思い浮かべてみてください。そんな利便性とくつろぎが両立するような心地よいコーナーを、自宅リビングの一角にもつくれたらいいと思いませんか?

とはいえ、公共空間のように設計段階から電源の位置を計画できているわけでもなく、家電製品のように機能性に特化した無機質な家具で暮らすのはつまらない気もしますよね。それらを見事にクリアする、デザイン性とデジタルユーザビリティが融合した痒いところに手が届くようなサイドテーブルが、今回ご紹介する「イクスシー・エディション」の『ブリッジ サイドテーブル』です。

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【ブランド】ixc. EDITION 【商品名】ブリッジ サイドテーブル(レタングラーワイヤレス給電付タイプ) 【写真仕様の価格】¥462,000 【サイズ】幅1000×奥行き400×高さ380(mm) 【材質】天板:オーク材ピュアブラウン染色塗装仕上げ 脚部:スティール・ブロンズ塗装仕上げ 標準レザートレー(レクタングラー型):FY 革(色/ピートブラウン)※天板のレザートレー下にワイヤレス給電パッドを内蔵(USBコンセントtype-C×1、type-A×1)

ラウンド、オーバル、レクタングラーと天板の形状だけでも3つのスタイルがあるなどバリエーションが豊富なのですが、なかでも注目したのはレクタングラーのワイヤレス給電付きタイプ。エレガントな革製トレーの下にワイヤレスの充電機能が備わり、スマートで洗練された解決策と上質な空間を演出してくれます。 

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ワイヤレス充電なのでインテリアの雰囲気を損なわない秀逸デザイン。

多様な過ごし方ができるサイドテーブルを中心とした生活空間への変化

かつてはテレビを中心にコーディネートを組み立てていたリビングコーナー。テレビに相対するようにソファを、その間にコーヒーテーブルを配置するのが定番でした。今ではそれぞれが自分の趣味趣向でスマホやiPadを用いてくつろぐことが多くなり、ソファの形状もそんな時代の流れと共に変化してきました。

「イクスシー・エディション」で展開されている『ブリッジ』シリーズのように、モジュラー式で1人掛けから大人数まで自由に組み合わせできるソファは、暮らしの変化に合わせて多くのインテリアブランドから発売されています。それに応じるようにさまざまなタイプのサイドテーブルも出ています。

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『ブリッジ』シリーズのソファとサイドテーブルでコーディネートしたコーナー。

そのなかでも『ブリッジ サイドテーブル』は、ソファの座面高と高さを揃えたタイプと少し高めにすることで座面を挟んで手元により近づけてくつろげるタイプがあり、その家具を用いて過ごす私たちの潜在的なニーズに寄り添ってくれます。

また、木、クォーツストーン(人工石)、革、スチールと複数の素材で構成されているため、木のダイニングセットや、革とスチールのラウンジチェアなどほかのインテリアアイテムの“つなぎ”としてもいい働きをしてくれます。まさに痒いところに手が届くアイテムです。

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座面と同じ高さのクォーツストーン天板と少し高さのあるタイプの木の天板をオットマンに合わせた、低めで視線を遮らないコーナーづくり。
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縁高の革製トレーだから、スマホやタブレットがうっかり滑り落ちることがなく安心です。写真奥も同じく『ブリッジ サイドテーブル』のバリエーションで、マグカップが手元の近くに置ける高さのあるオーバルタイプ。

コンセントにつなぐだけで工事不要&模様替えも気軽に!

そして今回特におすすめのワイヤレス給電付きタイプは、機械に疎くても家電製品のような扱いで使用が可能。工事不要で簡単に設置でき、模様替えも手軽にできます。

そしてスチール脚の内部をコードが通っているため、レザートレーに端末を載せるだけで充電できるのが何よりのポイント。また、トレーを外せば有線で使うこともできます。

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コードでごちゃごちゃすることなく、インテリアがすっきり!
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トレーの下には有線で充電できるパーツが。

トレーはマグネット式で置いたときにピチッとした手応えがあり、安心です。ちょっとしたことですが、毎日の無意識の動作を静かにフォローしてもらえることでストレスがグッと減らせます。

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天板を持てば、女性2人で動かせる重量感。

今回は、「イクスシー」のオリジナルブランド「イクスシー・エディション」から『ブリッジ サイドテーブル』をご紹介しました。

等身大の日本の暮らしに機能美を提案してくれる「イクスシー」は、知恵が詰まっていてシックでエレガント! その心地よさを体験しに、ぜひ充電しながらソファでくつろげるひとときをショールームで過ごしてみませんか? きっと自宅の小さなお悩みを解決してくれるアイテムに出合えることと思います。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM