冬の味覚!「楚蟹」ってなんと読む?「そがに」ではありませんよ!
明日、11月24日は『和食の日』です。日付は11(いい)2(に)ほん4(し)ょく、の語呂合わせで、和食の食彩が豊かなこの時期に、日本食文化について見直し、和食文化の保護・継承の大切さを考える日に…との願いが込められています。2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」文化、インバウンドの目玉のひとつともなっていますね。本日は「和食」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】「楚蟹」ってなんと読む?
「楚蟹」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:地域によって「越前蟹」「松葉蟹」などとも呼ばれます。
<使用例>
「日曜の夕食は、お取り寄せした楚蟹をしゃぶしゃぶにするわよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 楚蟹(ずわいがに) です。
食用の蟹で、日本で最もポピュラーなのが「楚蟹(ずわいがに)」でしょう。「楚(すわえ)」という読み方はあまり知られていませんが、「若い枝の、まっすぐなもの」を意味する言葉です。「楚蟹(ずわいがに)」は、
この蟹の細長い脚が、たくさんの枝が伸びたように見えることから「楚(すわえ)」の音変化でこの名がついた、という説が有力です。
さて、2問目にまいります。
【問題2】駅名の「和食」ってなんと読む?
高知県にある、土佐くろしお鉄道の駅名「和食」の正しい読み方をお答えください。
ヒント:断食
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 和食(わじき)駅 です。
駅のある地域の古い地名からついた駅名です。地名の由来ははっきりとしていませんが、ホームから海が臨める景観の美しい駅だそうです。
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本日は、11月24日『和食の日』にちなんで、
・楚蟹(ずわいがに)
・和食(わじき)駅
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『料理百科事典』(柴田書店)/織田文化歴史観ホームページ/土佐くろしお鉄道ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱