「才気走る」ってなんと読む?「さいけはしる」ではありませんよ!
明日、12月5日は、オーストリアの作曲家、アマデウス・モーツァルトの忌日『モーツァルト忌』です。わずか35年の生涯で、歴史に残る数々の名曲を生み出した、まさに天才であったことは、みなさまもご存知の通りですよね。本日は「才」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「才気走る」ってなんと読む?
「才気走る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「いかにも才気がに溢れた様子が見える」という意味です。
<使用例>
「モーツァルトは、5歳でもう作曲を手がけるほど才気走った神童だったのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 才気走る(さいきばし-る) です。
「才気」が「走る」…言葉を知らないと、分けて読んでしまいそうですね。ふたつの言葉が合わさって「才気走る」と一続きで使われる言葉で「さいきばしる」と読みます。大人の会話術としてぜひ使いたい褒め言葉のバリエーションですので、覚えておきましょう。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「猪口才」ってなんと読む?
「猪口才」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「小生意気なこと。小賢しいこと。また、そのさまや、そのような人」を意味します。
<使用例>
「私、彼女が音楽のプロとは知らずに、猪口才なうんちくをたれてしまって恥ずかしいわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 猪口才(ちょこざい) です。
日本酒をいただく小さな杯を「猪口(ちょこ)」と言いますね。「猪口才(ちょこざい)」は、この表記を当て字にした言葉で、もとの「ちょこ」意味は「ちょこちょこ」「ちょこまか」を意味しており、「ちょこっとしている程度の才能」を指す言葉です。
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本日は、12月5日『モーツァルト忌』にちなんで、「才」という字の入った日本語から、
・才気走る(さいきばし-る)
・猪口才(ちょこざい)
などの読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/『語源由来辞典』(株式会社ルックバイス)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱