「掃溜」ってなんと読む?「そうりゅう」ではありませんよ!

明日、12月13日は『大掃除の日』という記念日です。12月13日が古くから、翌年の年神様を迎える準備を始める「正月事始め」「煤祓(すすはら)い」の日とされていることにちなんでいます。大掃除、とひとくちに言っても、手を付けたい場所はいろいろですよね? 記念日を期に計画を立てて、少しずつできる部分から始めてみるとよさそうですね。本日は「掃」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「掃溜」ってなんと読む?

「掃溜」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「ゴミ捨て場」「雑多なものや人の集められているところ」のことです。

<使用例>

「休日、片付けを途中にしたままだから、我が家はいま、掃溜状態よ!」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 掃溜(はきだめ) です。

訓読みの熟語でした。
訓読みの熟語でした。

「つまらないところに、優れたものや美しいものがいること」を言う慣用句「掃溜(はきだめ)に鶴」でおなじみの言葉ですね。「掃いたもの(ゴミ)を溜める場所」で「掃溜(はきだめ)」なのです。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「下掃除」ってなんと読む?

「下掃除」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「便所の掃除」を言う古来の日本語です。

<使用例>

「下掃除をしたあとは、念入りに手洗いをして着替えてきてね」

かな5文字です。
かな5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 下掃除(しもそうじ) です。

大小便に関することを総じて「下(しも)」と言う慣習がございますね。

「便所掃除」「トイレ掃除」という表現ではダイレクトすぎる…と気を遣うような場面では、この「下掃除(しもそうじ)」を使うとよさそうです。ちなみに「上掃除」という言葉はありません。

*** 

本日は、12月13日『大掃除の日』にちなんで、「掃」という字の入った日本語から、

・掃溜(はきだめ)

・下掃除(しもそうじ)

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱