山手線の内側とは思えない広大な庭園を擁する「ホテル椿山荘東京」。近年、雲海を発生させる東京雲海の演出でも話題になっています。
ゆったりした滞在をより充実したものにするため、スイートルームゲスト専用のエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」が2024年7月にオープン。和洋融合のエレガントな設えと、窓の外の庭園の眺めのセットは贅沢の極み。Precious.jpライターのスイートルーム宿泊体験の感想を交えながら、ご紹介していきます。
エグゼクティブラウンジ「ル・シエル」が利用できる!「ホテル椿山荘東京」スイートルーム宿泊レポート
■1:庭園の眺望を楽しめるエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」
4Fにあるエグゼクティブラウンジ「ル・シエル」。入口にはスイートルームゲスト専用のレセプションを備え、ゆっくりとチェックイン、チェックアウトを行うことができます。
奥へ進むと和洋融合のエレガントな設えのラウンジが登場します。中央の高さ約4mの窓の外には広大な庭園が広がり、ゆったりとした空間で、四季折々の景色を楽しむことができます。
また、新旧の日本の技や美意識が感じられる伝統産業、工芸品、装飾品が飾られたギャラリースペースもあり、夜間や天候のすぐれないときでも、目を楽しませてくれます。
14:30から17:00の間はフードプレゼンテーションコーナーとしてスイーツ&セイボリーが提供されています。季節のデニッシュやタルト、焼き菓子などのスイーツとともに、ローストビーフのサンドイッチが並びます。ドリンクにはTWGのティーやコーヒー、ビールをラインナップ。小腹の空いた午後のひとときや、宴会前にひと口何か、といった気軽な利用が叶います。
17:30~20:30のフードプレゼンテーションコーナーはイブニングライトミールとして、温かいメニューが増えます。この日は「蟹のビスク」や「季節のグリル野菜」が並んでいました。エグゼクティブラウンジ限定のキューブクロワッサン「トリュフ」と共にいただくことができます。
また、この時間帯はビールや日本酒、シャンパンなどアルコール類も豊富に。1日の疲れを癒やす利用にぴったりな時間です。
8:30~10:30はモーニングライトミールとして、キューブクロワッサン「重(かさね)」を、ホテル椿山荘東京オリジナルはちみつ「Garden Honey」でいただくこともできます。滞在中、何度も足を運びたくなるラウンジでした。
■2:手軽なスイート「プライムエグゼクティブスイート」
ビジネスマンのための機能性とくつろぎをマッチさせた「プライムエグゼクティブスイート」。東京の街並みを楽しめるシティビューと、庭園の眺めを楽しめるガーデンビューがあります。
広めのリビングにはソファの置かれたくつろぎスペースに加え、デスクが設置されています。もちろんWi-Fiも飛んでいるので、リモートワークに最適なお部屋です。さらに「ネスプレッソ」のコーヒーマシーンが備えられ、本格的なコーヒーをいつでも飲めるのがうれしいところ。
また、ブルーレイプレイヤーと50インチ液晶テレビも設置してあるので、好きな映画やライブなどのディスクを鑑賞するのにもよさそう。女子会としての利用もあるそうですよ。
ベッドルームにはキングまたはツインサイズのベッドが導入されており、2名利用であっても広々とした空間が確保されます。
ベッドルームにもテレビやソファが設置されており、快適に過ごすことができますよ。
約16平方メートルとゆとりのある広さの、シャワーブースが独立したバスルーム。シャワールームのシャワーは、スパイラル状のシャワーが発生するタイプになっていて、心地よい刺激が楽しめました。
国内ホテルでは日本初の常設バスアメニティ「ロクシタン」の「シトラスヴァーベナ」シリーズが導入されています。シトラスとヴァーベナの合わさった瑞々しいレモンのようなフレッシュな香りは男女問わず、楽しめる香りです。シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローション、石鹸と贅沢にライン使いしましょう。
また、女性向けアメニティとして、ホテル椿山荘東京オリジナルの「生の椿油」「生の椿油シャボン」のミニサイズ2点セットも用意されています。
「生の椿油」は全身に利用できる高品質の非加熱の椿油。メイクオフから、ドライヤー前のヘアオイル、化粧水後の保湿にまで使えます。
「生の椿油」「生の椿油シャボン」はホテル棟3F ホテルショップ「セレクションズ」で購入もできます。使用感が気に入ったら、ぜひ帰宅前にご購入を。香りがついていないので、ギフトとしても幅広い方に喜ばれそうです。
■2:コネクティングルームで気兼ねなく楽しめる「プライムプレミアガーデンスイート」
庭園と街並みの眺望を目前に、93平方メートルという広さの中で過ごすことができる「プライムプレミアガーデンスイート」。
通常定員は3名(3名時はエキストラベッド使用)ですが、コネクティングルームの追加で(別途有料)、気の置けない仲間同士や三世代でゆったりリビングルームで過ごし、寝室は別にといったような利用が多いのだそう。ソファも多く、さまざまな過ごし方ができそうです。
十分なサイズのベッドルームからも、素晴らしい眺望を楽しむことができます。
「プライムプレミアガーデンスイート」のバスルームは「プライムエグゼクティブスイート」と同等ですが、ベッドルームから入る間取りのため、リビングにいるゲストを気にせず、バスルームの利用ができます。ほかの部屋から遊びに来たゲストがいても安心の間取りです。
■3:伊東温泉のお湯が楽しめるホテルスパ「悠 YU, THE SPA」
宿泊者、スパ会員、トリートメントのゲスト専用のホテルスパ「悠 YU, THE SPA」。プール・温泉・フィットネスジムを備え、充実した滞在にすることができます。
2Fへ降りるとレセプションを通過し、プールを眺めながら温泉に到着します。広く鍵が完備されたロッカーエリアを抜け、毎週、静岡県の伊東温泉から運んでいるというお湯を楽しむことができます。温泉でしっとりした肌にはぜひ、「生の椿油」を使って保湿してくださいね。
■4:澄んだ空気に映える朝の東京雲海
東京雲海の朝一番の発生時刻は7:10から。この時刻は宿泊客のみの利用となるため、人が少なく、ゆったりと楽しむことができます。澄んだ空気の朝の庭園散歩と合わせて、少し早めに起きるのがおすすめです。
■5:ホテルメイドの充実した朝食で、気力あふれる1日のスタートを
館内の朝食は朝食付きプランでホテル棟 3F「イル・テアトロ」や、ホテル棟 2F日本料理「みゆき」、またはルームサービスなどをセレクト可能です。朝は食欲があまりないという方は、エグゼクティブラウンジで8:30からモーニングライトミールを利用するのもよさそう。
12:00チェックアウトなので、午前中いっぱい、部屋で仕事をしたり、ホテルスパ「悠 YU, THE SPA」でトリートメントを受けたりすることも可能。ゆったりしたリモートワークや、息抜きの時間にぴったりです。
ゆったりした滞在が叶う各種スイートルームをご紹介しました。庭園と共に歩みを進める「ホテル椿山荘東京」で、豊かな時間を過ごしてみませんか。
問い合わせ先
- ホテル椿山荘東京
-
TEL:03-3943-1111
住所/東京都文京区関口 2-10-8
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美