「舌骨筋」のケアでコリ、たるみ、滑舌の悪さが解消できる
今回、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが提案するのが「舌骨筋」をストレッチする方法。「舌骨筋」とは、あごから首にかけての前面に位置し舌骨に付着する筋肉の総称です。
なぜ「舌の筋肉=舌骨筋」をケアすることが重要なのかといえば、舌の筋力が低下すると、「舌」が口内で「落ちやすく」なります。すると滑舌が悪くなることもそうですが、気道が圧迫されて呼吸がしにくくなり、体内に取り込む酸素の量が減り、疲れやすくなったり、睡眠の質を下げることもあるので体調不良に繋がります。
次に、「舌骨筋」は体の筋肉と連動しているため、舌の筋力が低下すれば体が歪み、姿勢にも影響が。特に胸骨や肩甲骨と繋がっているため、「舌骨筋」が硬くなっていると首コリを引き起こしやすくなります。さらに血流やリンパの流れが滞るため、たるみやむくみが起こり、二重あごに…。
「舌骨筋」は筋肉であるため、当然ですが加齢とともに衰えてしまうので、大人は誰もがケアが必須! そこで今回、村木さんが「入浴中のルーティンにしてほしい」という、舌を直接指で引っ張る、というシンプルな方法を伝授。内側からストレッチされる感覚が気持ちよくコリがほぐれる実感があるので、試してみてくださいね。
■Step1: 指で舌を掴んで前方に引っ張る
人さし指と親指で、下側からなるべく舌の根元の方をつかんで、前方向に引っ張り、10秒キープしましょう。
■Step2:舌をつかんで左斜め、右斜めの2方向に引っ張る
Step1の状態のまま、左斜めの方向に引っ張り、10秒キープします。次に右斜めの方向にも引っ張り、10秒キープします。これで喉の奥の舌骨筋がストレッチされることに。
【まとめ|首コリ&二重アゴ解消で顔スッキリ。舌骨筋ストレッチ4か条】
1)「舌」の筋肉をケアしないと、年齢とともに筋力が低下し「舌が落ちる」状態に。
2)「舌骨筋」が衰えると滑舌が悪くなる、首コリや二重あご、顔のたるみを引き起こしやすくなる。
3)「舌骨筋」は年齢とともに劣化するので、大人はケアが必須。硬くなった「舌骨筋」を緩めるストレッチを。
4)「舌骨筋」はあご下から始まり胸骨や肩甲骨と繋がっているため、ケアすればコリもたるみも解消。
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以上、「首コリ&二重アゴ解消で顔スッキリ。舌骨筋ストレッチ」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は1月25日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子