ラグジュアリーウォッチ界でも、時計に対する既成概念を優雅に超えた独創的なクリエイションで常に注目を集めている「ルイ・ヴィトン」。そのウォッチメイキングを象徴する洒脱な複雑機構「スピン・タイム」を、アイコンである“タンブール”のラインを継承した「タンブール タイコ」ケースに搭載した、まったく新しいウォッチコレクション、“タンブール タイコ スピン・タイム”が誕生しました!
回転するキューブが時刻を知らせる「スピン・タイム」というアイコン
「今、何時!?」
時計好き、あるいは「ルイ・ヴィトン」のファンの方以外は、針が1本しかないこの“タンブール タイコ スピン・タイム”を見て戸惑われるかもしれません。

上の写真の時計が示す時刻は、10時10分。針は分針のみで10分を示し、時針の代わりに現在の時間を表すキューブだけ回転し、白くなっています。
この機構が、今や「ルイ・ヴィトン」のウォッチメイキングの代名詞となった「スピン・タイム」。メゾンのウォッチメイキングアトリエである「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を創設した、天才的な才能をもつふたりの時計師によって、2007年にコンセプトが生み出されました。
そして“タンブール スピン・タイム”としてファーストモデルが誕生したのは2009年。

以来、さまざまな素材やコンセプトのもと、個性溢れるタイムピースの数々を展開し、ラグジュアリーウォッチ界における「ルイ・ヴィトン」の地位を不動のものとさせる立役者となりました。
「スピン・タイム」の新たな伝説を刻む、個性豊かな6種類の限定モデル
今回発表された新コレクション“タンブール タイコ スピン・タイム”は全部で6種類のバリエーション。

ケースはすべて、このコレクションのために新たに開発された「タンブール タイコ」ケースで、2023年に発売された“タンブール”の、シンプルでいながらエレガントなシルエットを継承しています。

シンプルに「スピン・タイム」を表現したものから、ワールドタイムやトゥールビヨンといった複雑機構と組み合わせたハイコンプリケーションモデルまで、「タンブール タイコ」ケースにはホワイトゴールドが採用され、静謐な迫力を醸し出しています。
時計の機構としては、独創的でアヴァンギャルドでいながら、その姿はあくまでも優美でスタイリッシュ! 手元で非凡な個性を発揮しながら、ワンランク上の洗練を演出します。
■1:「スピン・タイム」の醍醐味をシンプルに味わうことができる2モデル
「スピン・タイム」という複雑機構をピュアに表現したのが、39.5mm径のこのモデル。それぞれ100m防水機能を備え、一体型ラバーストラップがセットされています。ベゼルとラグにダイヤモンドをセットしたモデルは、文字盤に「ホークスアイ」という仕上げが施され、ジュエリーウォッチとしてのエレガンスも携えます。

■2:シースルーの文字盤外周が、より特別感を演出する2モデル
前出の“タンブール タイコ スピン・タイム”と同様、シンプルなタイプと、ダイヤモンドをセットしたジュエリーモデルの2タイプで展開する“タンブール タイコ スピン・タイム エアー”。ケースは42.5mmとグラマラスながら、ムーブメントが中央に吊られ、それぞれのキューブがケース内で浮いているように見える「フローティング」表示によって、女性の手首にもエレガントにマッチします。

■3:さらに複雑機構を組み合わせたハイコンプリケーションモデル
“タンブール タイコ スピン・タイム エアー”をさらに発展させたハイコンプリケーションは、世界の24のタイムゾーンの時刻と昼夜表示を同時に示すワールドタイム“タンブール タイコ スピン・タイム エアー アンティポード”と、ケースの中央にトゥールビヨンを搭載した“タンブール タイコ スピン・タイム エアー フライング トゥールビヨン”の2モデル。
「スピン・タイム」という唯一無二の複雑機構に、「ワールドタイム」と「トゥールビヨン」という高度かつ実用的な複雑機構を加えたハイコンプリケーションは、メゾンのウォッチメイキングに対する情熱を矜持を表す、至高のタイムピースに仕上がっています。

今回は「ルイ・ヴィトン」のまったく新しいウォッチコレクション“タンブール タイコ スピン・タイム”をご紹介しました。次回も引き続き、「ルイ・ヴィトン」から誕生したばかりの最新作をお届けします! お楽しみに。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト