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プロフィール

 

名前:クラーク・ゲーブル(Clark Gable)
出生地:アメリカ合衆国オハイオ州 
生年月日:1901年2月1日

1920年代から映画に出演を始め、1931年に出演した『禁男の家』への出演で注目を集めたクラーク・ゲーブル。1934年の映画『或る夜の出来事』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、一躍トップスターとなりました。1939年の映画『風と共に去りぬ』でレット・バトラー役を演じ、世界的な名声を獲得。同作品は映画史に残る名作として語り継がれています。
第2次世界大戦中は、陸軍に従事。終戦後は『冒険』(1945年)で俳優に復帰し『地上最大のショウ』(1952年)『一攫千金を夢みる男』(1954年)など数多くの作品に出演しました。
1960年、心筋梗塞により急逝。遺作は、マリリン・モンローと共演した『荒馬と女』(1960年)。同作はマリリン・モンローの遺作としても知られています。

私生活では、5度の結婚を経験。最初の妻は演劇の師でもあったジョセフィン・ディロン。次に女優のレアー・ラングハム・デイヴィスと結婚。3番目の妻となったキャロル・ロンバードは、1942年に飛行機事故で亡くなっています。戦後に4番目の妻となるシルヴィア・アシュリーと結婚するも、3年で離婚。最後の妻はケイ・ウィリアムズで、クラーク・ゲーブルの死後に息子のジョン・クラーク・ゲーブルが誕生しています。

「若いころ」「昔」の写真10選

まず、クラーク・ゲーブルの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。

1920年(19歳)

 

1930年(29歳)

 

1930年(29歳)

 

1931年(30歳)

 

1932年(31歳)映画『紅塵』撮影中 愛犬クイーンと共に

 

1932年(31歳)撮影中の休憩

 

1933年(32歳)レイク・アローヘッドでスキー中に

 

1934年10月(33歳)

 

1937年(36歳)

 

1938年(37歳)映画『テスト・パイロット』撮影中

 

「映画」代表作4選


ここからは、チェックしておきたいクラーク・ゲーブルの代表出演「映画」をご紹介します。

『或る夜の出来事』(1934年)

右は、クローデット・コルベール。
右は、クローデット・コルベール。

フランク・キャプラ監督。共演は、クローデット・コルベールなど。この作品でクラーク・ゲーブルはアカデミー賞主演男優賞を受賞した。

あらすじ:富豪の令嬢エリー(クローデット・コルベール)は、プレイボーイの恋人との結婚に反対する父親によって、ヨットのなかに監禁されてしまった。なんとか抜け出しニューヨーク行きの夜行バスに乗り込んだエリーは、そこで新聞記者のピーター(クラーク・ゲーブル)に出会う。ピーターは彼女の逃避行を記事にしようと考えるが、旅を続けていくうち、ふたりの間には恋心が芽生えていく。

『戦艦バウンティ号の叛乱』(1935年)

左は、チャールズ・ロートン。
左は、チャールズ・ロートン。

フランク・ロイド監督。共演は、チャールズ・ロートン、フランチョット・トーンなど。この作品でクラーク・ゲーブルはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

あらすじ:18世紀、イギリス。ウィリアム・ブライ艦長(チャールズ・ロートン)が指揮する戦艦バウンティ号は、パンノキの採集をするためタヒチに向けて出航した。乗組員に過酷な罰を与える艦長に対し、副官のフレッチャー・クリスチャン(クラーク・ゲーブル)は、反乱を決意。仲間たちとともに艦長を追放し、タヒチへと逃れるが…。

『風と共に去りぬ』(1939年)

右は、ヴィヴィアン・リー。
右は、ヴィヴィアン・リー。

ヴィクター・フレミング監督。マーガレット・ミッチェルの小説が原作。共演は、ヴィヴィアン・リーなど。これまでに何度もリバイバル上映され、歴代興行収入1位とされている。

あらすじ:南北戦争下のアメリカ。裕福な農園の娘として育ったスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は、戦争で夫を亡くし未亡人となる。移住したアトランタの地で奔放な紳士レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)に出会ったスカーレット。はじめは反発しあうものの、ふたりはお互いに強く惹かれ合っていく。

『モガンボ』(1953年)

左は、グレース・ケリー。
左は、グレース・ケリー。

ジョン・フォード監督。1932年にクラーク・ゲーブルが出演した映画『紅塵』のリメイク作品。共演は、エヴァ・ガードナー、グレース・ケリーなど。

あらすじ:アフリカの奥地で野生動物を捕獲するハンターのヴィクター(クラーク・ゲーブル)は、元ショーガールのエロイーズ(エヴァ・ガードナー)という女性に出会う。ふたりはお互いに好意をもつものの、素直に伝え合うことができない。さらに、イギリスから動物学者のドナルト(ドナルド・シンデン)とリンダ(グレース・ケリー)夫妻がやってきたことで、複雑な三角関係が生まれてしまう。

「妻」の写真5選


生涯で5度の結婚を経験したクラーク・ゲーブル。ここからは、「妻」の写真をピックアップ。

1931年に結婚した2番目の妻レアー・ラングハム・デイヴィスと

1934年 ニューヨークにて。
1934年 ニューヨークにて。

1939年に結婚した3番目の妻キャロル・ロンバードと

1936年9月 当時は交際中。
1936年9月 当時は交際中。

クラーク・ゲーブル最愛の女性として知られている

 

1939年 結婚式

キャロルは1942年に飛行機事故で亡くなった。
キャロルは1942年に飛行機事故で亡くなった。

1949年に結婚した4番目の妻シルヴィア・アシュリーと

1950年 ハネムーンにて。
1950年 ハネムーンにて。

1955年に結婚した5番目の妻ケイ・ウィリアムズと

1957年4月 映画『翼よ!あれが巴里の灯だ』プレミア。
1957年4月 映画『翼よ!あれが巴里の灯だ』プレミア。

「男前遍歴」8選


次に、40代からの「男前遍歴」をお届けします。時を経ても色褪せない魅力。唯一無二のスターの姿は、眩いばかりです。

1941年(40歳)愛犬と共に

 

1945年(44歳)

 

1946年(45歳)ラジオ収録中

 

1950年(49歳)

 

1950年(49歳)

 

1952年6月(51歳)

 

1955年(54歳)

 

1956年(55歳)ロサンゼルス ポートレイトセッション

 

「晩年」の写真2選


『風と共に去りぬ』以降、妻の死や第2次世界大戦への従軍など、激動の日々を過ごしてきたクラーク・ゲーブル。戦後は作品に恵まれない時期があったものの、再び俳優として脚光を浴びはじめていた矢先の1960年、心筋梗塞により帰らぬ人となってしまいました。
遺作となった映画『荒野と女』での演技は高い評価を獲得。名俳優の早すぎる死を惜しむ声が多く上がりました。
ハリウッドの黄金時代を象徴する存在として、後世にまで残る輝きをみせた名俳優。その栄光の軌跡は、今後も語り継がれていくに違いありません。

1960年(59歳)映画『荒野と女』より

 

1960年(59歳)

 

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