ラグジュアリーウォッチ界の祭典“WATCHES & WONDERS GENEVA 2025”が、今年も始まりました! Precious世代のステディメゾンも数多く出展するこの世界最大の時計フェアから、最初にお届けするのは「シャネル」からのビッグニュース! メゾンのアイコンとして進化続ける“J12”から、初めてマットなブルーセラミックを用いたモデルが登場しました。
さまざまな表情で魅了する、情熱と冷静の間のブルー セラミック

「シャネルからとんでもない新作が誕生した!」
当時の世界最大の時計フェア“バーゼルワールド”の会場に大きな衝撃が走ったのは2000年のことでした。それまで高級時計の素材としてはまさに「想定外」だったセラミックを、ケースとブレスレットに用いた『J12』。その大胆な発想と、スポーティでいながらエレガンスも併せもつデザインが融合した前代未聞のブラック セラミックの漆黒のタイムピースは、世界の人々を魅了し、同時に時計界における「シャネル」のステイタスを確実なものに押し上げました。
そして3年後にはホワイトの『J12』を発表。ピュアで高級感のあるホワイト セラミックをまとったこの時計もまた時計界を震撼させ、その後の「ホワイト セラミック」ブームに火をつけました。
そして2025年、ファーストモデルの誕生から四半世紀を経て、ついに3色目のセラミックが登場。
“J12 BLEU”がここに誕生しました!

ラグスポでありジュエリーウォッチでもある「シャネル」ならではの創造
まるで深海のような、“J12 BLEU”の、奥行きのあるマットブルー。この新たな色彩は、“J12”にまた異なる個性をもたらしました。しかし、「ブラック」、「ホワイト」、「ベージュ」、「ゴールド」、「レッド」の5色をコードカラーとする「シャネル」。この「第三のカラーセラミック」がブルーということを意外に感じる人も多いのではないでしょうか?

しかし、ファッションやビューティの世界、そして1932年に発表されたハイ ジュエリー コレクション“Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)”のジュエリーボックスに至るまで、さまざまなブルーはメゾンのカラーパレットを彩ってきたカラー。今回、“J12 BLEU”の特別なカラーは、このウォッチのためだけに5年もの歳月をかけ開発、まったく新たなブルーが生まれました。
シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオ ディレクターのアルノー・シャスタンはこのように語っています。
「以前から黒に色をつけたい、あるいは青で明るさをもたらしたい、と願っていました。最終的には、直観でこの特別な青を選びました。私が求めていたのは黒に近い青、あるいは青に近い黒、と言うべき厳粛なエレガンスを備えた青でした」
2025年4月1日に発表、そして発売の“J12 BLEU”はすべて自社製自動巻きムーブメントを搭載。 “キャリバー 12.1”搭載の38mm径、 “Jキャリバー 12.2“搭載の33mmの2サイズ、それぞれバゲットカットのブルーサファイアをあしらった2モデル、33mmはインデックスに12個のダイヤモンドを配したモデル、38mmはブラックのアラビア数字インデックスを配したモデル、全部で4モデルでの展開となります!
■1:華奢な手首にもフィットする、33mm径の“J12 BLEU キャリバー 12.2”

■2:ジェンダーレスなサイズ感がクールな38mm径の“J12 BLEU キャリバー 12.1”

今回は「シャネル」のアイコンウォッチ“J12”に初めて登場した、マットなブルー セラミックの“J12 BLEU”をご紹介しました。2025年も「シャネル」は圧倒的なクリエイティビティを発揮し、ほかにも希少なオート オルロジュリー(高級時計)をはじめさまざまな新作を発表! 今後、順次ご紹介していく予定です。お楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト