ヘビ年である2025年、「ブルガリ」はメゾンの偉大なシグネチャーである“セルペンティ”から、ローマンハイジュエラーのエレガンスに溢れた機械式ジュエリーウォッチを発表しました。前回お届けした“セルペンティ セドゥットーリ”に続き、グラマラスでセンシュアルな“セルペンティ トゥボガス”をご紹介します!

時計としての真価とジュエリーウォッチのエレガンスが共存するアイコン

時計_1,高級時計_1,名品_1,ジュエリーウォッチ_1
新作の“セルペンティ トゥボガス”は、サファイアクリスタルのケースバック越しに、新開発ムーブメント“Cal.BVS100 レディ ソロテンポ”の機械美を愛でることができる。

大胆さと繊細さをあわせもつ、ローマンハイジュエラーならではのクリエイションで、ウォッチ&ジュエリー界で別格の存在感を放つ「ブルガリ」。創業125周年を迎えた2010年には、自社内でムーブメントを一貫生産できる「マニュファクチュール宣言」を果たすと同時に、メゾン初の自社製ムーブメントを発表。以来、ウォッチメイキングにおいても高いステイタスを築き上げ、現在に至っています。

そんな「ブルガリ」から満を持して発表されたのが、女性のための新たな小型自動巻きムーブメントと、それを搭載した“セルペンティ”の2コレクション。今回はドラマティックに手元を彩る“セルペンティ トゥボガス”にフォーカスを当てたいと思います。

時計_2,高級時計_2,名品_2,ジュエリーウォッチ_2
ダイヤル下部に記された「AUTOMATIC」の文字が、新たな小型自動巻きムーブメントを搭載しているモデルの証。

スネークヘッドをモチーフにした唯一無二のケースフォルム。そしてヘビのようにしなやかに手首に巻きつく「トゥボガス」ブレスレット。“セルペンティ”のウォッチコレクションのなかでも、ローマンハイジュエラーの真髄と独創性を発揮するのが、“セルペンティ トゥボガス”。

今回、3年もの開発期間を経て完成させた渾身の新ムーブメントを搭載するモデルのひとつに“セルペンティ トゥボガス”を選んだことは、「ブルガリ」にとってもその存在が特別なものであることを改めて示唆しています。

時計_3,高級時計_3,名品_3,ジュエリーウォッチ_3
「ローター」という扇形の部品には7枚のヘビの鱗のモチーフが施され、手首の動きによって躍動する「ローター」を優美に演出。

ご存知の通り、「ブルガリ」の出自は、ローマンハイジュエラー。それはメゾンのアイデンティティでもあります。しかし長い年月と情熱をかけて、時計専業メゾンと比肩する技術力を磨き上げ、現在では紛うことなき「マニュファクチュール」としてのステイタスも誇るようになりました。

新作の“セルペンティ トゥボガス”は、まさに、ローマンハイジュエラー、そしてマニュファクチュールのクリエイションを高い次元で融合させた名品。それが、いわゆる「ハイジュエリーウォッチ」にカテゴライズされるタイムピースではなく、マチュアな女性たちが日常から楽しむことができる意匠であることは、「ブルガリ」を、そしてウォッチ&ジュエリーを愛するすべての女性たちへのエンパワーメントのように感じます。

上品なピンクゴールドが手元をエレガントに演出する2モデル

今回発表された“セルペンティ トゥボガス”は、一重の「シングルツアー」と二重の「ダブルツアー」の2モデル。それぞれ艶やかなピンクゴールド製です。

優美なホワイトオパーリンダイヤルは、太陽の光のように放射状に模様が広がるサンレイパターンのギョウシェ彫りが施され、ベゼルにセットされた40石のラウンドブリリアントカットダイヤモンドとエレガントなコントラストを奏でます。

■1:オフィススタイルの手元にもさりげなく華を添えるシングルツアー

時計_4,高級時計_4,名品_4,ジュエリーウォッチ_4
「セルペンティ トゥボガス」価格 要問い合わせ ●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド ●ケース径:35mm ●ブレスレット:ピンクゴールド ●ムーブメント:自動巻き ※2025年4月発売予定 

■2:「トゥボガス」ブレスレットの官能美を存分に堪能できるダブルツアー

時計_5,高級時計_5,名品_5,ジュエリーウォッチ_5
「セルペンティ トゥボガス」価格 要問い合わせ ●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド ●ケース径:35mm ●ブレスレット:ピンクゴールド ●ムーブメント:自動巻き ※2025年4月発売予定 

1948年の誕生以来、「永遠の再生」の象徴でるヘビのように、美の変容を重ねてきた“セルペンティ”。今回の自社開発の小型自動巻きムーブメント搭載モデルの登場は、これからもこの不朽のアイコンが名品ウォッチとして進化を続けることを確信させると同時に、メゾンのクリエイティビティの豊かさを改めて印象づけました。

問い合わせ先

ブルガリ・ジャパン

TEL:0120-030-142

関連記事

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿