「瞬ぐ」ってなんと読む?「またたぐ」ではありませんよ!
明日・3月27日は『さくらの日』です。日本を代表する花である桜への関心を高め、花と緑の豊かな国土をつくろう、という目的が掲げられた記念日になります。日付は、「咲(3)く(9)」の語呂合わせの数字が、3×9=27になるのと、二十四節気の一節気をを三候に区切った七十二候で、この時期が「桜始開(さくらはじめてひらく)」に重なることから3月27日が選ばれました。
今年もぞくぞくと、全国各地で開花宣言がなされていますが、一度暖かくなってからまた気温が下がる「花冷え」の気候の影響で、今年の桜は、比較的長い期間楽しめる、という予報が出ています。うれしいですね。ということで、本日は「桜」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】「桜煮」って何を使った料理?
伝統的な和食で「桜煮」といえば、どんな食材を煮た料理でしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:肉
2:豆
3:タコ

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 3:タコ です。

「桜煮」は、「タコを柔らかく桜色に煮る煮方。また、その料理」を指す言葉です。「目で楽しむ」文化も持つ、和食ならではの美しい名付け方ですね。
さて、2問目は…桜といえば、花の時期がごく短いことでもおなじみですので、「瞬」という字のクイズです。
【問題2】「瞬ぐ」ってなんと読む?
「瞬ぐ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「まばたきをする。またたく」ことです。
<使用例>
「初めてこの桜並木の満開の時期を見たとは、瞬ぎもせずに見入ってしまったわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 瞬ぐ(まじろ-ぐ) です。

「瞬」の訓読みは複数あるのですが、そのほとんどが「瞬く」と表記する読み方で、「またたく/まばたく/しばたく/しばたたく」と、4通りの読み方がございます。ひとつだけ違うのが、この「瞬ぐ(まじろ-ぐ)」です。
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本日は、3月27日『さくらの日』にちなんで、
・桜煮(さくらに)=タコを煮た料理
という豆知識と、
・瞬ぐ(まじろぐ)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱