「百花繚乱」の「繚乱」って、もともと、どういう意味?

今春は、気温の寒暖差が続きますが、暖かいのは明日までで、週末はまた急に気温が下がる、という予報が出ています。東京など、10度前後も最高気温が下がるようですので、週末に外出される方は、身支度の準備をしておきしょう。気温の乱高下にちなんで、本日は「乱」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「繚乱」ってどういう意味?

「いろいろな花が咲き乱れること」「秀でた人物が多く出て、優れた業績が一時的にたくさん現れること」を言う四字熟語「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」の「繚乱」のもともとの意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:争いがたくさん起きる

2:入り乱れる

3:性的に乱れている

「繚乱」の意味として正しいのはどれ?
「繚乱」の意味として正しいのはどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 2:入り乱れる です。

「繚」も「みだれる」「まとわる」「もつれる」などの意味を持つ字です。
「繚」も「みだれる」「まとわる」「もつれる」などの意味をもつ字です。

「繚乱」は「まとわり乱れる」という構成の言葉で、つまり「入り乱れる」という意味です。そして「百花」の「百」は実質的な数ではなく「いろいろなたくさんの」という概念を意味しています。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「花乱吹」ってなんと読む?

「花乱吹」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:来週あたり、美しいこれが、日本各地で見られると思います。

<使用例>

「このお芝居、ラストシーンの花乱吹のシーンが、ものすごくきれいだったわ!」

かな5文字です。
かな5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 花乱吹(はなふぶき) です。

「花吹雪」とも書きますが、こちらの表記もあるのです。

「みだれふく」、まさに「ふぶき」ですね。花冷えのあと、また暖かくなるそうですので、来週あたりには、はらはらと散る桜が風に舞う「花乱吹(はなふぶき)」も見られると思います。

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本日は、「乱」という字の入った日本語から、

・繚乱(りょうらん)=入り乱れる

という豆知識と、

・花乱吹(はなふぶき)

の読み方などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本気象協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱