「誘う(○○○う)」…なんと読む?「さそう」意外の読み方は?
3月からこちらにかけて、突然、夏日になったかと思えば、最高気温10℃以下の花冷えの日も来るなど、気温の安定しない春でしたね。衣替えを早くしすぎて困った方もいらっしゃったでしょう。
しかし今週以降は、ようやく、過ごしやすい温かな気温で安定しそうな予報が出ています。桜以外のお花も美しい次期ですので、週末はぜひ、おでかけしてみてはいかがでしょうか? 春のうららかさは、人を屋外へと誘うもの…ということで、本日は「誘」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「誘う(○○○う)」ってなんと読む?
「誘う」の読み方として正しくなるよう「○○○う」の○に、それぞれ、かな1文字ずつ入れて完成させてください。
ヒント:「誘う。すすめて連れ出す」という意味です。
<使用例>
「お気に入りの春用のワンピースが、私を外出に誘う(○○○う)のですよ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 誘う(いざな-う) です。

「誘(さそ)う」と表記はまったく同じで、言葉の意味も同じです。しかし、「誘(いざな)う」のほうが、やや詩的で意味深なイメージになりますね。シーンによって使い分けてみてくださいね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「誘き出す」ってなんと読む?
「誘き出す」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「騙して誘い出す」という意味です。
<使用例>
「おいしそうな匂いに誘き出されてまいりました」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 誘き出す(おび-き-だ-す) です。

「誘(おび)く」は「騙して誘う。騙して引き寄せる」という意味の言葉ですが、現代では「誘き出す」や「誘き寄せる」のように、ほかの語と複合して使うのが一般的です。
***
本日は、春のうららかな陽気にちなんで「誘」という字の入った日本語から、
・誘う(いざな-う)
・誘き出す(おび-き-だ-す)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱