高橋リタ流「シグネチャー・スタイル」の真髄|揺るがない気品で魅せる「タイムレスな印象美」

雑誌『Precious』で読者人気の高いコーディネートを常に生み出し続けているスタイリスト・高橋リタさん。最大の特徴は、本人も実践する等身大のスタイリングであるということ。

「心地よく過ごせる」をモットーとした着こなしは、ベーシックを基本としながらもフェミニンな品のよさが隠し味。誰もが取り入れやすく、好感度の高さが突出しているリタさんのシグネチャー・スタイルの魅力を、3つのキーワードを軸にひもといていきます。

想像力をかき立てる理想の女性像とファッション「成熟のイタリアマダム」

上質で豊かなリッチ感を体現する上流階級のイタリアマダムのおしゃれと、パリ的エレガンスの薫陶を受けた
「ジャッキー・スタイル」は、リタさんのシグネチャー・スタイルを語るうえで欠かせないエッセンス。

「イタリアマダムの着こなしは、服自体はベーシックなのに、シルエットづくりや肌見せのさじ加減、小物の外し方が絶妙。コーディネートがシンプルになる夏は特に、それらのテクニックをスタイリングに生かしています」

“ジャッキー・オマージュ” の着こなしは小物使いが要

ポロニット×レザースカートを着用したモデルのRINAさん
ニット¥30,800(オーラリー)、スカート¥198,000(ジョゼフジャパン)、ピアス¥1,815,000・ブレスレット/手首側から¥1,958,000・¥1,078,000・¥1,199,000・リング/指先側から¥1,045,000・¥1,353,000(ポメラート)、バッグ¥1,537,800(デルヴォー)、靴¥111,100(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉)

ポロニットにレザータイトスカートを合わせ、全身黒でキレ味よくまとめた着こなしは、ゴールドジュエリーのじゃらづけやトップハンドルバッグで華やかなスパイスを効かせて。

「足元がヒールパンプスだときまりすぎるので、ジャッキーのようにフラットシューズで外します」(リタさん)。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

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問い合わせ先

PHOTO :
長山一樹(S-14)
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
ヘア/TAKAYUKI SHIBATA(SIGNO)、メイク/TAMAYO YAMAMOTO
MODEL :
RINA
COOPERATION :
MOA美術館
EDIT&WRITING :
下村葉月、安村 徹(Precious)