「詰屈」ってなんと読む?「つめくつ」ではありません!
明日、6月25日は『詰め替えの日』です。詰め替え商品を多くの人が利用し、省資源活動を推進させ、環境保護の大切さを実感してもらう、という目的で制定されました。詰め替え商品、積極的に活用したいですね。ということで本日は「詰」「替」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「詰屈」ってなんと読む?
「詰屈」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「かがんで伸びないこと」「堅苦しいこと」「堅くぎくしゃくとしたさま」などを言う言葉です。
<使用例>
「立派な内容だけれど、子どもの書いた文章にしては詰屈しすぎな感じもするわね」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 詰屈(きっくつ) です。

「詰屈」と書いて「きっくつ」、読めたでしょうか? 「詰(キツ)」は常用漢字の読み方ですが、高等学校で学習する程度、と、難易度は高めです。「詰(キツ)」という音読みは「詰問(きつもん)」「詰責(きっせき)」などの熟語にも使われますので、しっかり覚えておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「掏替」ってなんと読む?
「掏替」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「他人に気づかれないように、こっそりと物を取り替えること。また、そのもの」のことで、「話の主題や論点をこっそりと変えてしまうこと」を言う場合もあります。
<使用例>
「いまその話をもち出すのは、問題の掏替じゃない?」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 掏替(すりかえ) です。

「掏替」という熟語には、「人が身に付けている金品を手さぐりでかすめ取る」犯罪(スリ)を意味する「掏(す)る」という字を使います。スリは、“体をすり寄せていく”ことから「スリ」なのです。漢字表記を読み解くと、言葉の理解がより深まりますね。
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本日は、6月25日『詰め替えの日』にちなんで、「詰」「替」という字の入った日本語から、
・詰屈(きっくつ)
・掏替(すりかえ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱