風が心地よく太陽も気持ちいいゴールデンウィークは、花ざかり! 「お花の鑑賞が好き」という方のために、思わず誰かにシェアしたくなるフォトジェニックな関西のお花スポットを5つ、JTBの広報・鈴木晶子(すずきしょうこ)さんに教えていただきました。

■1:カラフルなチューリップが一面に!世羅高原農場のチューリップ祭(広島県世羅町)

世羅高原農場のチューリップ祭(広島県世羅町)
世羅高原農場のチューリップ祭(広島県世羅町)

チューリップの見頃は4月下旬~5月上旬

色とりどりのチューリップが咲きこぼれる、世羅高原農場の「チューリップ祭」。2018年は4月14日(土)~ 5月13日(日)の開催です。

15,000㎡の花壇では、20万本のチューリップで、“花鳥風月”をテーマに描いた「チューリップの花絵」を展示。チューリップの花絵では日本最大級だといい、園内の「初恋の丘展望台」からは、花絵の全景を臨むことができます。

20万本のチューリップを使った花絵は日本最大級だそう
20万本のチューリップを使った花絵は日本最大級だそう

「世羅高原農場のチューリップ祭は、花の色の配置にもこだわっているので、フォトジェニックな写真を撮ることができます」(鈴木さん)。

全国ご当地バーガーグランプリ6位入賞の「せらバーガー」も人気

「せらバーガー」は、世羅大地で育った「世羅高原豚」を使用したオリジナルハンバーガー
「せらバーガー」は、世羅大地で育った「世羅高原豚」を使用したオリジナルハンバーガー

また、会場内では、2017年の全国ご当地バーガーグランプリで、6位に入賞した世羅高原農場の「せらバーガー」を味わうことも! 世羅大地で育った「世羅高原豚」を使用し、薄切りの豚肉とチーズミルフィーユ状に重ねたカツレツに、自家製ダレをたっぷり絡め、表面はカリッと中はフワッとした、ダブルの食感を楽しめます。地元ベーカリーと開発したバンズや、新鮮な野菜とのハーモニーは絶妙です。

✔インスタ撮るならココ!フォトジェニックスポット

カラフルなチューリップが一面に広がる「虹の畑」
カラフルなチューリップが一面に広がる「虹の畑」

色とりどりのチューリップが植えられている「虹の畑」や「パレットの畑」では、赤や黄色、紫、白、オレンジなど、カラフルなチューリップが一面に広がります。

問い合わせ先

(画像提供)世羅高原農場

■2:水面にたゆたう牡丹が織り成す、別世界のような光景。由志園の牡丹遊園会(島根県松江市)

由志園の牡丹遊園会(島根県松江市)
由志園の牡丹遊園会(島根県松江市)

牡丹の見頃は4月中旬~5月上旬

四季ごとに多彩な花々が咲き、豊かな表情を見せる日本庭園「由志園」では、牡丹の開花シーズンに合わせて「牡丹園遊会」が開催されます。庭園内には、赤やピンク、白色など、10万輪の麗しい牡丹の花が咲き乱れます。

3万輪の牡丹を「贅沢に浮かべた池」が見どころ

池一面に色とりどりの牡丹が浮かぶ光景は圧巻
池一面に色とりどりの牡丹が浮かぶ光景は圧巻

見どころは、3万輪の牡丹を贅沢に浮かべた池。由志園は、牡丹の花を多く咲かせる母木(接ぎ木に使う大きな株)を多数保有しているため、このような豪華な演出ができるといいます。

「由志園がある松江市の大根島(だいこんしま)は、日本一の牡丹苗の生産地として知られています。池一面に色とりどりの牡丹が浮かぶ光景は圧巻です」(鈴木さん)。

5月6日(日)は「イエローガーデンフェスティバル」を開催

最新品種のジパングをはじめ、黄色い牡丹を池いっぱいに浮かべる「黄金の池泉牡丹」が登場する
最新品種のジパングをはじめ、黄色い牡丹を池いっぱいに浮かべる「黄金の池泉牡丹」が登場する

さらに、ゴールデンウィーク最終日の5月6日(日)は「イエローガーデンフェスティバル」を開催! 最新品種のジパングをはじめ、黄色い牡丹を池いっぱいに浮かべる「黄金の池泉牡丹」が登場します(気候条件により、通常の「紅白の池泉牡丹」になる場合があります)。当日、黄色いアイテムを着用している方には、黄色餡の牡丹まんじゅうのプレゼントも(限定1000名)!

当日、黄色いアイテムを着用している方には、黄色餡の牡丹まんじゅうのプレゼントも(限定1000名)
当日、黄色いアイテムを着用している方には、黄色餡の牡丹まんじゅうのプレゼントも(限定1000名)

御種人蔘(おたねにんじん)茶を楽しめるカフェ「御種人蔘茶房」もオープン

御種人蔘(高麗人蔘)の加工・販売等を行う「牡丹と雲州人蔘の里」にカフェがオープン
御種人蔘(高麗人蔘)の加工・販売等を行う「牡丹と雲州人蔘の里」にカフェがオープン

また、由志園の門前にある、大根島で栽培された御種人蔘(おたねにんじん、高麗人蔘のこと)の加工・販売等を行う「牡丹と雲州人蔘の里」では、松江藩中興の祖とされる松平不昧公の200年祭を記念し、カフェ「御種人蔘茶房」を4月中旬にオープン。御種人蔘茶を、現代のライフスタイルに合った飲み方で楽しむことができます。

御種人蔘茶を、現代のライフスタイルに合った飲み方で楽しむことができるカフェ「御種人蔘茶房」
御種人蔘茶を、現代のライフスタイルに合った飲み方で楽しむことができるカフェ「御種人蔘茶房」

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池を背景に写真を撮れば、趣ある日本庭園と、鮮やかな牡丹の池が一緒に収まり、情緒のある華やかな写真を撮ることができます。

問い合わせ先

(画像提供)由志園

■3:ポップなポピーが見どころ。あわじ花さじきのポピー(兵庫県淡路市)

あわじ花さじきのポピー(兵庫県淡路市)
あわじ花さじきのポピー(兵庫県淡路市)

淡路島北部丘陵地域にある花の名所「あわじ花さじき」。標高298~235mの位置にあり、なだらかに広がる高原には、明石海峡・大阪湾を背景に、約15haの花畑が広がります。

アイスランドポピーの見頃は4月下旬~5月下旬

広大な花畑いっぱいに、黄色やオレンジ、白色の大輪のポピーが咲き誇る
広大な花畑いっぱいに、黄色やオレンジ、白色の大輪のポピーが咲き誇る

4月下旬~5月下旬は、アイスランドポピーが見頃。広大な花畑いっぱいに、黄色やオレンジ、白色の大輪のポピーが咲きます。ポップで可愛らしい花々が、訪れる人に笑顔を呼び寄せます。ゴールデンウィークは、家族連れなど、他県からも大勢の人が訪れるそうです。

花畑を360度一望できる展望テラスデッキも

展望テラスデッキからの眺めは格別
展望テラスデッキからの眺めは格別

あわじ花さじきには、花畑を360度一望できる展望テラスデッキも設置。また、園内の直売所では、淡路島たまねぎやトマト、ドレッシングなど、淡路島の新鮮な野菜やお土産を販売。びわソフトクリームも販売されており、来場者が多い日には行列ができるほど人気があるそう!

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ほほえみプロジェクト『はなからはなへ』の花柄花壇 2009.6月撮影
ほほえみプロジェクト『はなからはなへ』の花柄花壇 2009.6月撮影

園内エリア「天空の花壇」の木製デッキからは、まるで空にいるようなカットで、ポピーと一緒に写真が撮れる!と、最高の撮影スポットになっています。

問い合わせ先

(画像提供)あわじ花さじき

■4:立体的なチューリップ花壇が写真映え!砺波チューリップフェア(富山県砺波市)

砺波(とみな)チューリップフェア(富山県砺波市)
砺波(とみな)チューリップフェア(富山県砺波市)

チューリップの見頃は4月中旬~5月上旬

砺波市(とみなし)の花であるチューリップをはじめ、四季折々で様々な植物が見られる「砺波チューリップ公園」では、毎年「砺波チューリップフェア」を開催。今年は、2018年4月20日(金)~ 5月5日(土)の開催となっています。

高さ4m、長さ30mのダイナミックな回廊『花の大谷』

立山黒部アルペンルートの雪の大谷をチューリップで表現した『花の大谷(会期後半)』
立山黒部アルペンルートの雪の大谷をチューリップで表現した『花の大谷(会期後半)』

「高さ4m、長さ30mのダイナミックな回廊『花の大谷』は、立山黒部アルペンルートの雪の大谷をチューリップで表現したもの。会期前半は白いチューリップが回廊を埋め尽くし、雪壁を美しく表現します。会期後半は、春の訪れを演出する、赤や黄色など、色とりどりのチューリップに変わりますよ」(鈴木さん)。

21万本のチューリップで描かれた地上絵も

地上絵の全景は、公園のシンボル「チューリップタワー」から眺めることができる
地上絵の全景は、公園のシンボル「チューリップタワー」から眺めることができる

大花壇では、2018年のテーマ「チューリップ薫る 新たなステージへ」にちなんだ地上絵が登場。21万本のチューリップで描かれ、地上絵の全景は、公園のシンボル「チューリップタワー」から眺めることができます。

そのほか、富山県で生産されている、すべてのチューリップの品種を集めた花壇「彩りガーデン」などもあり、まさにチューリップ尽くしです!

ラクレットや「富山県産ネギラーメン」などのグルメも充実

とろけた熱々で濃厚なチーズをたっぷりとパンにかけていただく「ラクレット」
とろけた熱々で濃厚なチーズをたっぷりとパンにかけていただく「ラクレット」
ネギをふんだんに使った「富山県産ネギラーメン」
ネギをふんだんに使った「富山県産ネギラーメン」

会場はグルメも充実。とろけた熱々で濃厚なチーズをたっぷりとパンにかけていただく「ラクレット」や、ネギをふんだんに使った「富山県産ネギラーメン」などのグルメがそろいます。

✔インスタ撮るならココ!フォトジェニックスポット

会期後半の『花の大谷』
会期後半の『花の大谷』

『花の大谷』など、立体的な花壇では、チューリップを背景にポップな写真が撮れます。

問い合わせ先

(画像提供)砺波チューリップフェア

■5:一味違ったお花の鑑賞スポットはいかが?ハウステンボスのエディブルアート(長崎県佐世保市)

ハウステンボスのエディブルアート(長崎県佐世保市)
ハウステンボスのエディブルアート(長崎県佐世保市)

花と光をテーマにした「世界一きれいなスイーツ展」、会期は5月14日(月)まで

アジアNo.1のパティシエに輝いたジャニス・ウォン氏による「花と光」をテーマとした“エディブルアート”の世界
アジアNo.1のパティシエに輝いたジャニス・ウォン氏による「花と光」をテーマとした“エディブルアート”の世界

ロボットだらけの「変なホテル」など、話題性が盛りだくさんなテーマパーク「ハウステンボス」では、5月14日(月)まで「世界一きれいなスイーツ展」を開催。過去に2年連続でアジアNo.1のパティシエに輝いたジャニス・ウォン氏による、「花と光」をテーマとした“エディブルアート”の世界が広がります。

「世界一きれいなスイーツ展」開催
「世界一きれいなスイーツ展」開催

エディブルアートとは、食べられるアートのこと。会場では、マシュマロやチョコレート、砂糖などを用いた作品が展示されます。

 
 

「スイーツの花を一面に敷き詰めた、光り輝く巨大なウォールアートや、グミの透明感をいかした作品など、とても美しい作品が見られますよ」(鈴木さん)。

有名パティシエのコラボスイーツも味わえる

アートの世界を堪能した後は、エディブルアートでプレミアムなティータイムを。場内「ホテルヨーロッパ」のアンカーズラウンジでは、ジャニス・ウォン氏と、ハウステンボスのホテルパティシエ、三浦英樹氏によるコラボスイーツが味わえます。

 
 

コラボスイーツは、ショコラとムースがセットになった、世界に一つだけの特別なスイーツ。ショコラは、水分の配合にこだわることで、軽い食感を実現。杏仁のような甘い香りが特徴のトンカ豆を使用したアイスが添えられています。

カカオ豆をイメージしたムースは、アールグレイ風味のチョコレートムース。博多あまおうのソースと一緒にいただきます。

✔インスタ撮るならココ!フォトジェニックスポット

展示されている絵画は、一見普通の画材で描かれているように見えますが、近くに寄ってみると、マシュマロやグミが用いられているのがわかります。絵が何で描かれているのかわかるよう、近くに寄って、アップで撮影しても面白いです。

問い合わせ先

(画像提供)ハウステンボス(世界一きれいなスイーツ展)

気になるお花スポット、ありましたでしょうか? 儚く美しいお花と、地域の特性を活かしたグルメを堪能しつつ、フォトジェニックな写真を、お友達やご家族とお楽しみいただければと思います。

なお、各スポットの見ごろの時期は、天候などにより前後する場合があります。お出かけの際は「事前にホームページなどで確認してから」が鉄則です!

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