海外インフルエンサーたちは白のトップスやワンピースをキャンバスのようにして、ヘッドスカーフの存在感を引き立てていました。またモノトーンやベージュといったベーシックカラーで構成することで、大人らしさをしっかりキープすることも忘れていません。

■1:アンナ・ウィンターは…クロシェ編みのヘッドスカーフで白黒コーデに爽やかさをトッピング

ヘッドスカーフをアクセントにしてモノトーンスタイルに鮮度を宿して。
ヘッドスカーフをアクセントにしてモノトーンスタイルに鮮度を宿して。

2025年6月25日、ミュンヘンでスナップされたデジタルクリエイターのアンナ・ウィンター。日差しや冷房対策になる白シャツは、ボタンを外して裾周りに動きをつけると軽やかさを上乗せできます。そこに黒のハーフパンツと、ツヤのある小物を足して奥行きのあるモノトーンコーディネートをメイク。さらに白のヘッドスカーフを投入し、視線を上に誘導して華やかさを獲得。どこか懐かしいざっくりとしたクロシェ編みが立体感を高め、爽やかさもトッピングしてくれます。甘い印象のスカーフを気負いなく取り入れられるのも、シックなモノトーンをベースにしつつ、ハンサムなオーバルサングラスを組み合わせているから。

■2:ヨーヨー・カオは…プレーンな白ワンピースを飾るヘッドスカーフとフープイヤリング

スカーフと大ぶりイヤリングを盛り込んでもくどくならない、白のワンピースを軸にして。
スカーフと大ぶりイヤリングを盛り込んでもくどくならない、白のワンピースを軸にして。

ビューティーブランド「ROMI Beauty Club」を手掛けるインフルエンサー、ヨーヨー・カオのパリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。ドライな質感や開襟が涼しげな白のワンピースは、ストレートラインのおかげで膨張問題をクリアできます。つま先の尖った同色のポインテッドトゥパンプスを掛け合わせ、シャープさを加算。また飾り気を出すために、ヘッドスカーフとフープイヤリングをプラスして顔周りを華やかに味付け。白ワンピースに馴染む黒のプリントスカーフ、モノトーンと相性の良いシルバーのイヤリングなら好バランスに着地します。

■3:ナタリア・ヴェルザは…ツヤスカーフを足しカジュアルな風合いの着こなしをリッチに格上げ

ツヤスカーフとジュエリーは、ベージュとゴールドをセレクトし馴染みよく。
ツヤスカーフとジュエリーは、ベージュとゴールドをセレクトし馴染みよく。

デジタルクリエイターのナタリア・ヴェルザをパリでスナップ。白Tシャツとハリのあるベージュパンツのカジュアルワンツーは、肩の先がつんと尖ったタックインスリーブT、太ももが覗くセパレートパンツを採用するとモダンさを両立でき、マンネリしません。そこに光沢感のあるヘッドスカーフを足し、カジュアルな素材の上下にリッチ感をプラスすると都会的。さらにチェーンネックレスとベルトを迎え、小気味よく導きました。小物を盛り込んでもトゥーマッチにならないのは、白、ベージュ、キャメルの柔和なニュアンス配色だからこそ。


海外インフルエンサーたちが実践した、夏の「ヘッドスカーフ」コーディネートをご紹介しました。物足りなさを感じたとき、簡単に洒落感をプラスすることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香