粋にいなせに、夏を乗り切る! いざ、本当に美味しい逸品を巡る旅へ【あの名店で、絶品「うなぎ」を召し上がれ!】
夏です、うなぎの季節です! 季節の節目ともいうべき土用の丑の日ですが、今年の夏はなんと、7月19日が「一の丑」、7月31日が「二の丑」と2回やってきます。夏バテ防止や健康維持にうなぎを食す、古くから伝わるこの慣わしをこの夏は、あの名店のあの絶品の味で、ぜひ。うなぎパワーで暑い夏を乗り切りましょう。
うなぎ 桜家『丼棚二段入れ』
富士山の雪解け水が地下水となって湧き出る、静岡県三島市。多くのうなぎ店が立ち並ぶうなぎの街としても有名です。創業安政3(1856)年の老舗『桜家』のうなぎの美味しさの秘密は「なんといっても水」と六代目店主。仕入れたうなぎに、地下約40mから汲み上げる伏流水を当て、臭みを除き身を引き締めた後、捌いたうなぎを鉄串に刺し、回しながら地焼き(白焼き)します。
「1200度、ウバメガシの炭を使い、うちわで微妙に加減しながら何遍も返すことで、ほどよい加減で脂を残す。この白焼きで味の7、8割が決まります。その後、蒸してからさらに、家伝のタレを絡めて、ふんわり、かりっと焼き上げています」
ふっくらと柔らかく、重たさを感じない透明感ある味わいは、清らかな富士山の湧水と、職人の繊細な腕と感性があってこそ。もの書きでもあった先代がこの味を “かるみ” と表現したのも納得です。

清らかな富士山の湧水と繊細な技で “かるみ” を感じて
大迫力の『丼棚二段入れ』(肝吸い、漬物付¥10,120)は、2匹分の蒲焼が上に3枚、ご飯の間に1枚挟まっている。

閉まりきらずに蓋の下からのぞくご飯とうなぎにときめく! うま味たっぷりのしっかりしょうゆが効いたタレとご飯、白身魚のようなさっぱり、ふっくら、香ばしいうなぎを豪快にかき込んで。
【店舗詳細】うなぎ 桜家

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住所/静岡県三島市広小路町13-2
TEL/055-975-4520 - 時間/11:00〜20:00
- 休日/水曜、月1回 火曜水曜連休
※掲載価格は2025年6月16日現在のもので、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 長谷川 潤
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、佐藤友貴絵(Precious)