【目次】


『マトリックス リローデッド』のあらすじ、概要

『マトリックス リローデッド』の公開時期

『マトリックス リローデッド』は、2003年5月15日にアメリカで公開されました。これは第56回カンヌ国際映画祭の開催時期と被っていたこともあり、世界中のメディアや映画ファンから注目を集めました。

日本では、約1か月後の同年6月7日に先行公開が始まり、徐々に全国の劇場に拡大。前作『マトリックス』公開から4年ぶりの続編となり、公開を待ち望んでいた多くのファンを歓喜させました。

『マトリックス リローデッド』のあらすじ

“救世主”となったネオ(キアヌ・リーブス)は、コンピューターによる支配から人類を解放するために奮闘していた。しかし、コンピューターの大群は“人類最後の都市”たるザイオンへの侵攻を開始。ザイオンの平穏を守るためには、仮想現実システム「マトリックス」のソース(情報源)へ向かうことになる。ネオ、トリニティー(キャリー=アン・モス)、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)は決死の突入を試みるが…。

『マトリックス リローデッド』主要キャストは?登場人物まとめ

2003年5月5日、リクエストPV番組『トータル・リクエスト・ライブ』に出演した、『マトリックス リローデッド』の主要キャスト。
2003年5月5日、リクエストPV番組『トータル・リクエスト・ライブ』に出演した、『マトリックス リローデッド』の主要キャストたち。

『マトリックス リローデッド』は、前作から続投したキャストが中心となりましたが、本作から新たに出演したキャストも活躍しました。公開から22年の歳月が流れた2025年7月現在、主要キャストを務めた俳優たちはどんな変化を遂げているのでしょうか。

それでは、『マトリックス リローデッド』で主要キャラクターを演じた俳優の当時と現在の写真を見ていきましょう。

キアヌ・リーブス(ネオ/トーマス・A・アンダーソン役)

最初に、主演を務めたキアヌ・リーブスの公開当時の姿を見てみましょう。

2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。
2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。

キアヌ・リーブスは、前作の活躍によって“救世主”となった元・凄腕ハッカー、“ネオ”ことトーマス・A・アンダーソンを演じました。人類最後の都市を守るため、命がけで戦い続けるネオ。そんな彼も、本作で衝撃の事実に直面します。

ここからは、2025年に撮影されたばかりのキアヌ・リーブスの姿を見てみましょう。

2025年5月22日、ロンドンのシネワールド・レスター・スクエアで行われた『バレリーナ:The World of John Wick』ワールドプレミアに出席。
2025年5月22日、ロンドンのシネワールド・レスター・スクエアで行われた『バレリーナ:The World of John Wick』ワールドプレミアに出席。
2025年6月3日、ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『バレリーナ:The World of John Wick』ワールドプレミアに出席。
2025年6月3日、ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われた『バレリーナ:The World of John Wick』ワールドプレミアに出席。
2025年6月8日、第78回トニー賞の授賞式に出席。
2025年6月8日、第78回トニー賞の授賞式に出席。
2025年7月1日、ロンドン・パレイディアム劇場で行われた『エビータ』ウエストエンド・オープニングナイトに出席。
2025年7月1日、ロンドン・パレイディアム劇場で行われた『エビータ』ウエストエンド・オープニングナイトに出席。
2025年7月5日、イギリス・ノーサンプトンのシルバーストン・サーキットで開催されたF1イギリスグランプリでインタビューを受けている光景。
2025年7月5日、イギリス・ノーサンプトンのシルバーストン・サーキットで開催されたF1イギリスグランプリでインタビューを受けている光景。

『マトリックス リローデッド』公開当時は38歳、2025年7月時点では60歳のキアヌ・リーブス。公開当時の姿は、いつまでも眺めていたくなるほど端正な顔立ち。そのイケメンぶりは、多くの女性ファンを魅了しました。60代に突入した現在は、長年にわたってハリウッド映画界を盛り上げてきたベテラン俳優の貫禄が伝わってきます。年齢を重ねると共に渋みも深みを増していて、彼独特のオーラが感じられます。

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ローレンス・フィッシュバーン(モーフィアス役)

次は、ネオをサポートする頼もしい仲間のひとりを演じたローレンス・フィッシュバーンの公開当時の姿を見てみましょう。

2003年5月5日、リクエストPV番組『トータル・リクエスト・ライブ』に出演。
2003年5月5日、リクエストPV番組『トータル・リクエスト・ライブ』に出演。

ローレンス・フィッシュバーンは、ネオをサポートする伝説のハッカー、モーフィアスを演じました。“救世主”たるネオの力を信じて戦い続けるモーフィアスですが、やがて“最大の危機”が彼に襲い掛かります。

ここからは、ローレンス・フィッシュバーンの現在の姿を見てみましょう。

2025年2月2日、第52回サターン賞の授賞式に出席。
2025年2月2日、第52回サターン賞の授賞式に出席。
2025年3月8日、ニューヨークにあるウエスト・パーク長老派教会の集会に参加。
2025年3月8日、ニューヨークにあるウエスト・パーク長老派教会の集会に参加。
2025年3月31日、ロンドンのオデオン・リュクス・レスター・スクエアで行われた『アマチュア』ヨーロッパプレミアに出席。
2025年3月31日、ロンドンのオデオン・リュクス・レスター・スクエアで行われた『アマチュア』ヨーロッパプレミアに出席。
2025年4月2日、ニューヨークのジャズ・アット・リンカーン・センターで行われた『アマチュア』ワールドプレミアに出席。
2025年4月2日、ニューヨークのジャズ・アット・リンカーン・センターで行われた『アマチュア』ワールドプレミアに出席。
2025年4月3日、ニューヨークのSiriusXMスタジオで、『アマチュア』のトークを披露。
2025年4月3日、ニューヨークのSiriusXMスタジオで、『アマチュア』のトークを披露。

『マトリックス リローデッド』公開当時は41歳、2025年7月30日に64歳の誕生日を迎えるローレンス・フィッシュバーン。公開当時の姿は、モーフィアスの迫力を演出するようないかつい風貌。ワイルドで強そうなオーラを放っています。60代半ばに差し掛かった現在の姿は、当時の面影を残しつつもシニアらしい落ち着いた雰囲気です。かっちりとしたスーツを凛々しく着こなしていて、当時のイメージとのギャップも感じられます。

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キャリー=アン・モス(トリニティー役)

続いて、美しき元・凄腕ハッカーを演じたキャリー=アン・モスの公開当時の姿を見てみましょう。

2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。
2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。

キャリー=アン・モスは、ネオの仲間であり恋人でもある美しき凄腕ハッカー、トリニティーを演じました。ネオを支える頼もしい存在のひとりですが、本作では“不穏な気配”が漂っています。トリニティーはネオを守り、ネオはトリニティーを守ることができるのでしょうか…。

ここからは、キャリー=アン・モスの現在の姿を見てみましょう。

2024年5月14日、ニューヨークで行われたディズニー・アップフロントに出席。
2024年5月14日、ニューヨークで行われたディズニー・アップフロントに出席。
2024年5月23日、ロサンゼルスのエル・キャピタン劇場で行われた『スター・ウォーズ:アコライト』のローンチ。
2024年5月23日、ロサンゼルスのエル・キャピタン劇場で行われた『スター・ウォーズ:アコライト』のローンチ。
2025年6月11日、『FUBAR』シーズン2のロサンゼルスプレミアに出席。
2025年6月11日、『FUBAR』シーズン2のロサンゼルスプレミアに出席。
2025年6月13日、トライベッカ映画祭での『My Mom Jayne』プレミアに出席。
2025年6月13日、トライベッカ映画祭での『My Mom Jayne』プレミアに出席。

『マトリックス リローデッド』公開当時は35歳、2025年7月時点では57歳のキャリー=アン・モス。公開当時は、“美しき凄腕ハッカー”たるトリニティーを連想させるような、ミステリアスな雰囲気と美貌の持ち主。50代後半になった現在は、「クールビューティ」という表現がしっくりくる、凛とした佇まいの美しいマダムへ変貌しています。磨きがかかった美貌と洗練されたスタイルにうっとり。

ヒューゴ・ウィーヴィング(エージェント・スミス役)

続いて、ネオたちと敵対するエージェントを演じたヒューゴ・ウィーヴィングの公開当時の姿を見てみましょう。

2003年5月7日、ロサンゼルスのマン・ヴィレッジ・シアターで行われたプレミアに出席。
2003年5月7日、ロサンゼルスのマン・ヴィレッジ・シアターで行われたプレミアに出席。

ヒューゴ・ウィーヴィングは、「マトリックス」の監視役であるエージェントのリーダー、エージェント・スミスを演じました。前作での因縁から、ネオたちを敵対視するスミス。もはや“ルール無視”とも言える暴走ぶりで、ネオたちを翻弄します。

ここからは、比較的最近の時期に撮影されたヒューゴ・ウィーヴィングの姿を見てみましょう。

2023年6月7日、シドニー映画祭オープニングナイトでの『The New Boy』ワールドプレミアに出席
2023年6月7日、シドニー映画祭オープニングナイトでの『The New Boy』ワールドプレミアに出席
2023年8月3日、第71回メルボルン国際映画祭のオープニングナイト・ガラに出席
2023年8月3日、第71回メルボルン国際映画祭のオープニングナイト・ガラに出席
2023年8月5日、第71回メルボルン国際映画祭での『The Rooster』ワールドプレミアに出席。
2023年8月5日、第71回メルボルン国際映画祭での『The Rooster』ワールドプレミアに出席。
2024年11月21日、『How To Make Gravy』シドニープレミアに出席。
2024年11月21日、『How To Make Gravy』シドニープレミアに出席。

『マトリックス リローデッド』公開当時は43歳、2025年7月時点では65歳のヒューゴ・ウィーヴィング。公開当時の写真と比較すると、現在は年齢と共にシニアの深みと渋みを帯びた姿へと変貌しています。現在は母国のオーストラリアで舞台に立つことが多く、アメリカやイギリスなど国際的な場に登場する機会はほとんどないようですが、演技力の高さを武器に現役の俳優として活動しています。

ジェイダ・ピンケット・スミス(ナイオビ役)

最後に、『マトリックス リローデッド』から新たに登場した勇敢な女性戦士を演じたジェイダ・ピンケット・スミスの公開当時の姿を見てみましょう。

2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。
2003年5月15日、第56回カンヌ国際映画祭にて撮影。

ジェイダ・ピンケット・スミスは、「ロゴス号」の船長でもある戦士、ナイオビを演じました。勇敢な性格で危険なシーンでも臆さずに立ち向かう彼女。実はモーフィアスの元カノという設定。そんな彼女が、モーフィアスのピンチに駆けつけるシーンは必見です。

ここからは、比較的近い時期に撮影されたジェイダ・ピンケット・スミスの姿を見てみましょう。

2023年10月17日、シリウスXMスタジオにて撮影。
2023年10月17日、シリウスXMスタジオにて撮影。
2023年11月12日、マイアミ・デード大学で開催されたマイアミ・ブック・フェアのステージトーク。
2023年11月12日、マイアミ・デード大学で開催されたマイアミ・ブック・フェアのステージトーク。
2023年11月14日、ニューヨークで撮影。
2023年11月14日、ニューヨークで撮影。
2024年5月18日、ロサンゼルスで開催されたロサンゼルスLGBTセンター・ガラに出席。
2024年5月18日、ロサンゼルスで開催されたロサンゼルスLGBTセンター・ガラに出席。
2024年5月30日、『バッドボーイズ RIDE OR DIE』ロサンゼルスプレミアに出席。

『マトリックス リローデッド』の豆知識、トリビア

『マトリックス リローデッド』公開当時は31歳、2025年7月時点では53歳のジェイダ・ピンケット・スミス。脱毛症を患っていることを公表している彼女は、現在もベリーショートの髪型を維持しています。彼女の美貌は髪の有無で左右されるものではなく、むしろ堂々と振る舞う姿はとても美しい。公開当時から現在に至るまで、相変わらずの美貌ぶりです。

『マトリックス リローデッド』は何が話題になった?

前作『マトリックス』が世界中で大ヒットした作品であることから、『マトリックス リローデッド』と『マトリックス レボリューションズ』の公開が発表された際は大きな話題となりました。それを裏付けるかのように、『マトリックス リローデッド』は前作を大きく上回る動員数と興行収入を記録。再び社会現象を巻き起こしました。

『マトリックス リローデッド』はどれくらいヒットした?

世界中で絶賛された『マトリックス リローデッド』は、興行面でも成功を収めました。世界全体での興行収入は約7億4200万ドルに達しており、北米地域だけでも2億8000万ドルを突破しています。アメリカでは、公開初日だけで約4250万ドルの売り上げを記録し、3日間の興行収入は約9170万ドルに到達するなど、当時でも記録的な数字をマークしたことが話題となりました。。また、日本での興行収入は、約110億円に上ったいわれています。

『マトリックス リローデッド』が起こしたブームは?

『マトリックス リローデッド』の大ヒットにより、それまで小康状態になっていた『マトリックス』ブームが再来しました。日本での例を挙げると、主人公・ネオをはじめとする登場人物のコスプレを楽しむ人が続出したほか、関連商品も多数登場。さらに、前作においてインパクトの強さから話題になった、銃弾を回避する「マトリックス避け」と呼ばれる独特のポーズも再び注目を集め、多くのファンアートが製作されました。

『マトリックス リローデッド』の現状は?

『マトリックス リローデッド』の公開から約半年後の2003年11月5日、さらに続編となる『マトリックス レボリューションズ』が世界60か国で同時公開されました。この2本は当初から同時に撮影されていました。

2025年時点でのシリーズ最新映画は、2021年12月17日に公開された『マトリックス レザレクションズ』で、2024年、さらなる新作映画が企画されているというニュースが話題となりました。楽しみですね!

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