【目次】
- 『ピンクパンサー』のあらすじ、概要
- 『ピンクパンサー』主要キャストは?登場人物まとめ
- スティーヴ・マーティン(ジャック・クルーゾー役)
- ケヴィン・クライン(ドレフュス役)
- ビヨンセ(ザニア役)
- ジャン・レノ(ポントン役)
- エミリー・モーティマー(ニコール役)
- ヘンリー・ツェニー(ユーリ役)
- 『ピンクパンサー』のトリビア、知識
『ピンクパンサー』のあらすじ、概要

『ピンクパンサー』の公開時期は?
『ピンクパンサー』は、2006年2月10日にアメリカで公開されました。“オリジナル版ピンク・パンサー”の第1弾『ピンクの豹』公開から約42年ぶり、同シリーズの最終作『ピンク・パンサーの息子』公開から約12年半ぶりのリメイク作品であることから、主要キャストも全員が新規出演。アメリカでの公開から3か月後の同年5月13日、日本でも公開されました。
『ピンクパンサー』はどんな話?あらすじ
サッカーの国際試合でフランスが勝利を収め、会場全体が歓喜。そのとき、フランス代表監督のグルアン(ジェイソン・ステイサム)が殺害される事件が発生。さらに、グルアンが身に着けていた指輪“ピンクパンサー”も消えていた。ドレフュス警視(ケヴィン・クライン)が事件の捜査担当に抜擢したのは、“生粋のドジ”で知られるクルーゾー警部(スティーヴ・マーティン)。ドレフュス警視の真の狙いは、世間がクルーゾー警部に注目している隙に、自分のチームが事件を解決することだったが…。
『ピンクパンサー』主要キャストは?登場人物まとめ

『ピンクパンサー』は、生粋のドジであるクルーゾー警部を中心に描いたコメディ映画。ファンからは「何回見てもおもしろい」「頭をからっぽにして楽しめる」というコメントも挙がっています。公開から19年が経過した現在、主要キャストを務めた俳優たちの近況が気になるところ。
それでは、『ピンクパンサー』で主要キャラクターを演じた俳優の当時と現在の写真を見ていきましょう。
スティーヴ・マーティン(ジャック・クルーゾー役)
まずは、主人公であるユニークな警部を演じたスティーヴ・マーティンの公開当時の姿を見てみましょう。

スティーヴ・マーティンは、トラブルを連発するドジな警部、ジャック・クルーゾーを演じました。事件の捜査担当メンバーに抜擢され張り切るクルーゾー警部ですが、ドレフュス警視に利用されていることには気付かない様子。そんな“使えない警部”が一転、意外にも大活躍します。
ここからは、スティーヴ・マーティンの現在の姿を見てみましょう。





『ピンクパンサー』公開当時は60歳、2025年7月時点では79歳のスティーヴ・マーティン。同年8月14日、80歳の誕生日を迎えます。公開当時と現在の姿を比較しても雰囲気に大きな差はなく、若々しささえ感じるほど。“ドジなトラブルメイカー”のクルーゾー警部とは対照的とさえ言えます。一方で、表情から伝わる優しそうな雰囲気は、コミカルな言動で多くのファンから親しまれているクルーゾー警部と通じるものがあります。
ケヴィン・クライン(ドレフュス役)
次に、クルーゾー警部を利用して名声を狙う警視を演じたケヴィン・クラインの公開当時の姿を見てみましょう。

ケヴィン・クラインは、事件の指揮を執るドレフュス警視を演じました。世間がクルーゾー警部に注目している間にさっさと捜査を進め、自分が事件解決のヒーローになろうと目論むドレフュス警視。そんな「ずる賢い」とも言える彼は、本当に成功できるのでしょうか…。というのも見どころ。
ここからは、2024年に撮影されたケヴィン・クラインの姿を見てみましょう。





『ピンクパンサー』公開当時は58歳、2025年7月時点では77歳のケヴィン・クライン。公開からわずか3か月後に撮影された姿は、警視の職にまで上り詰めたドレフュスに負けないほどの凛々しさをもつ紳士ぶり。70代後半に差し掛かった直近の姿は、凛々しさと共に穏やかさも感じられる老紳士。ベテラン俳優としての貫禄と高い演技力を活かし、現役で活動しています。
ビヨンセ(ザニア役)
続いて、ヒロイン枠である歌姫を演じたビヨンセの公開当時の姿を見てみましょう。

ビヨンセは、冒頭で殺害されたグルアン監督の恋人であり人気歌手でもあるゾニアを演じました。襲撃時、グルアン監督の近くにいたにも関わらず間一髪で難を逃れたゾニア。恋人の命を奪われた“悲劇のヒロイン”と思われた一方で、彼女は驚きの事実を秘めていたのです。
ここからは、ビヨンセの現在の姿を見てみましょう。





『ピンクパンサー』公開当時は24歳、2025年7月時点では43歳のビヨンセ。デビュー前から類まれな歌唱力とダンスの実力、そして美貌の持ち主であったビヨンセの姿は、大人気ポップスターであるゾニアを連想させます。40代に突入した現在も彼女の魅力は衰えることはなく、むしろ磨きがかかる一方。シンガーソングライター・ダンサーとしての実力と華のあるオーラを武器に、「ピンクパンサー」に負けないほど輝き続けています。
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ジャン・レノ(ポントン役)
次は、クルーゾー警部のアシスタント役を演じたジャン・レノの公開当時の姿を見てみましょう。

ジャン・レノは、クルーゾー警部のアシスタント・ポントンを演じました。基本的には真面目な性格という設定だそうですが、クルーゾー警部同様にどこか抜けている部分が多いポントン。果たして、彼は最後までクルーゾー警部をサポートすることはできるのでしょうか。
ここからは、ジャン・レノの現在の姿を見てみましょう。





『ピンクパンサー』公開当時は57歳、2025年7月30日に77歳の誕生日を迎えるジャン・レノ。公開当時の姿と比べると、現在はよい意味で年季の入ったベテラン俳優の風格です。時折り見せる笑顔からは愛嬌が感じられ、クールにもコミカルにも決めるポントンを彷彿とさせます。本作のようなコメディ作品にも多く出演しているジャン・レノは、70代後半になった現在も精力的に活動中です。
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エミリー・モーティマー(ニコール役)
次は、エミリー・モーティマーの公開当時の姿を見てみましょう。

エミリー・モーティマーは、クルーゾー警部の秘書・ニコールを演じました。アップスタイルのヘアアレンジと黒縁眼鏡がよく似合う美人秘書…なのですが、やはりクルーゾー警部に負けずとも劣らないお茶目っぷり。そんな彼女も、事件解決のために奔走します。
ここからは、エミリー・モーティマーの現在の姿を見てみましょう。





『ピンクパンサー』公開当時は34歳、2025年7月時点では53歳のエミリー・モーティマー。公開当時は、美人なのにコミカルな言動を見せるニコールのような美貌とかわいらしさの持ち主。50代に突入した現在は、大人の女性らしい美貌と上品さ、そしてゴージャスさを兼ね備えたレディへと変貌しています。一方で、公開当時を思わせるかわいらしさも見え隠れ。
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ヘンリー・ツェニー(ユーリ役)
最後に、事件に関わる謎の人物を演じたヘンリー・ツェニーの公開当時の姿を見てみましょう。

ヘンリー・ツェニーは、事件捜査の過程で現れる謎の男・ユーリを演じました。コミカルな展開で進行する『ピンクパンサー』において、ひときわ異彩を放つ存在のユーリ。事件の真相を知っているらしい彼は、どのようにしてクルーゾー警部と関わってくるのか…見てのお楽しみです!
ここからは、ヘンリー・ツェニーの現在の姿を見てみましょう。




『ピンクパンサー』公開の2日前に47歳の誕生日を迎え、2025年7月時点では66歳のヘンリー・ツェニー。公開当時と現在の写真を比較すると、シニア俳優としての貫禄と渋さがとても強く表れているのがわかります。年齢と共にキャリアも重ね、雰囲気も大きく様変わりしたヘンリー・ツェニー。ファンサービスに応じているときの気さくな様子とのギャップに魅了されそう。
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『ピンクパンサー』のトリビア、知識
最後に『ピンクパンサー』にまつわるトリビアを解説します。
『ピンクパンサー』は何が話題になった?
映画『ピンクパンサー』は、1963年公開の『ピンクの豹』から始まった“初代ピンク・パンサー”シリーズをリメイクした作品です。製作が発表されたときは、往年のシリーズファンはもちろん、新たに『ピンクパンサー』シリーズを知った若年層からも注目を集めました。初代からオープニングムービーに登場するピンク色の豹のキャラクターも、本作の人気を押し上げるきっかけのひとつでした。
『ピンクパンサー』はどれくらいヒットした?
『ピンクパンサー』は製作費が8000万ドルだったのに対し、世界全体での興行収入は約1億8850万ドル。そのうち、公開初週での興行収入は約2170万ドルと算出されています。爆発的なヒットとまではいかなかったものの、公開初週の動員数ランキングで1位を獲得。興行的には黒字という結果でした。
日本での興行収入は記録が確認できませんが、「気軽に楽しめるコメディ映画」としての評価が高いようです。
『ピンクパンサー』が起こしたブームは?
『ピンクパンサー』が公開されたことで、シリーズのマスコットキャラクターであるピンクの豹が再び注目を集め、改めて関連グッズの売り上げがアップ。シリーズの定番BGMである『ピンクパンサーのテーマ』と合わせて、当時の若年層から愛される存在となりました。
さらに、本作でヒロイン役を務めたビヨンセによる主題歌『Check On It』は全米ビルボードチャートで5週連続1位を獲得する大ヒット曲となりました。
『ピンクパンサー』の現状は?
『ピンクパンサー』の公開から3年後の2009年2月6日、続編となる『ピンクパンサー2』がアメリカで公開されました。日本では、2か月後の同年4月11日に公開されています。スティーヴ・マーティン、ジャン・レノ、エミリー・モーティマーの3人が続投した一方、ドレフュス警視の役はジョン・クリーズに交代しました。
2025年7月時点で、『ピンクパンサー2』の続編に関する正式な発表はないものの、『ピンクパンサー』シリーズの新作映画の企画は進行しているようです。主人公・クルーゾー警部役には、世界的なコメディ俳優のひとりとして知られるエディ・マーフィの起用が決定したことが判明しました。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images