みなさん、ゴルフはどんなきっかけで始めているのでしょうか。
ゴルフ情報を扱うアルバの調査では、544人中、「会社の同僚や上司に誘われて始めた」が44%でトップ。その他、友人や家族に誘われて始めた人が続き、「興味がもともとあって始めた」のはわずか12%。多くは、誰かから勧められて始めるスポーツのようです。
実際のところ、今、周囲からゴルフを勧められているという女性もいるのでは?
40代からでも始められる「ゴルフのススメ」
ゴルフは小さい球をクラブで打ち、カップといわれる穴に入れるまで、打数の少なさで競い合うスポーツ。コースは前半9コース、後半9コースの全18コースです。大自然に囲まれながら楽しめる健康的なスポーツのひとつでもあります。
そんなゴルフについて、40代女性が始めるときのポイントやメリット、注意点などを、ゴルフ指導がわかりやすいと評判のゴルフコーチである大塚友広さんに教わります。
40代女性は体力的に大丈夫?
まず心配になるのが、体力面。40代の女性となると、ちょっと体力に自信がない方もいるかもしれません。ゴルフは体力的に大丈夫なのでしょうか?
「まったく問題ありません。綺麗な景色の中で、緑の絨毯の上をウォーキングしているようなイメージです。マラソンなどのように心肺機能を極端に使うわけでもありませんし、ゴルフのショットに力は要りません。どなたでも気軽に始められる紳士淑女のスポーツです」(大塚さん)
40代の女性がゴルフを始めるメリット
体力はそれほど問わず、紳士淑女のスポーツと知れば、自分でもできるかもと期待は高まります。大塚さんは40代女性にとって、次のようなメリットがあると話します。
「ゴルフ場は景色の綺麗な場所が多く、普段見ることができない絶景の中でプレーすることができます。街の中を歩くのとはまたまったく違う景色を体感できるということも大きなメリットではないでしょうか。また、体の回転運動と歩くという動きの組みあわせは、体型キープにも大いに役立つと思います。腹筋を中心とした体幹が鍛えられ、くびれが綺麗になるでしょう。また、ゴルフはマナーも大切。大人の女性として、プレーの中から学べるものも多く、内面も美しくなることができるはずです」(大塚さん)
まずは何から始めればいい?
外側からも内側からも美しくなれる可能性のあるゴルフ。早速始めたいと思ったら、まず何から行えばいいのでしょうか?
「まずはレッスンに通うことをおすすめします。パーソナルトレーニングに行く感覚で、レッスンに通っていただき、その先、本当に続けていくかどうか、自分に合っているスポーツかを検討してみるのが良いと思います。まずは形からという方もいるかもしれませんが、道具をすぐに買うとなると、ゴルフの場合、初めから出費が大きくなってしまうこともあります。レッスン場にはだいたい無料のレンタルクラブがあるので、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか」(大塚さん)
40代からゴルフを楽しむための5つのポイント
早速レッスン場を探したくなったあなたへ、40代の女性がゴルフを始めるときには、具体的にどんなことに注意すればいいのか、そして楽しむポイントを教えていただきました。
■1:最初は練習を地道に続けることが大事
「ゴルフは初めての動きの連続です。最初は戸惑うこともあると思いますが、コースに行くと何ものにも代えがたいものを得られます。まずは地道にコツコツ練習を続けることが必要です」
■2:自分の体型や筋肉バランスに合ったスイングを教えてくれるレッスンを
「レッスンを選ぶ際に、コーチ自身のスイングの形を教えるレッスンは避けたほうが良いと思います。人それぞれスイングの形は異なります。初めが肝心ですので、自分の体型や筋肉バランスに合ったスイングを教えてくれるレッスンを受けましょう」
■3:ウエアにこだわって、おしゃれも楽しむ
「ウエアは自分の気持ちが高まるものを選びましょう。今はとてもおしゃれなウエアが多く、ゴルフ場ではさらにウエア姿が映えます。ご自身の好きなブランドなどを見つけて、おしゃれも楽しみましょう」
■4:両手用のグローブで手を守る
「ゴルフは手に豆ができやすいスポーツです。右利きの場合、通常、左手のみにグローブをしますが、女性向けに両手用の手袋も発売されています。綺麗な手をキープするために両手用のグローブをおすすめします」
■5:美しいスイングを心掛ける
「ゴルフボールは力で飛ばすものではありません。より効率的にボールにクラブの力を伝えることが重要です。力ではなく、美しいスイングをつくることを意識しましょう。見た目に美しいスイングは、自然とクラブからボールに効率的に力を伝えることができます」
ゴルフは、40代女性にとってぴったりのスポーツといえそうです。周りから誘われている方は、まずはレッスンから始めてみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利