全国4か所の「星のや」で体験できる!秋のアクティビティ6選
星野リゾートが運営するラグジュアリーリゾート「星のや」。各施設が「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、それぞれ独創的なテーマで圧倒的非日常を提供しています。
その土地の風土や歴史、文化に根差した独特のアクティビティが好評を博しており、季節ごとのプランも多彩です。本記事では、全国の「星のや」で提供される秋のアクティビティを全部で6つ、ご紹介します。
■1:秋の月あかりの下で体を動かす「天空月光稽古」/星のや東京

東京・大手町にそびえたつ、地下2階、地上17階の“塔の日本旅館”である「星のや東京」。東京の夜景に360度囲まれた屋上で、月あかりのもと体を動かすアクティビティ「天空月光稽古」はいかがでしょうか。
かつて、武士たちは、月明かりしかない暗闇で剣術稽古をすることで、相手の気配を察知する感覚を養っていたそう。その当時の文化を現代風に再解釈した、剣術稽古を行えるアクティビティです。
稽古は、江戸三大流派のひとつである「北辰一刀流」の師範監修。剣術に集中し感覚を研ぎ澄ますことで、心身ともにリフレッシュすること間違いなし。
期間は2025年9月26日(金)~10月7日(火)と、10月25日(土)~11月6日(木)、11月24日(月)~30日(日)で、12歳以上の宿泊者限定。定員は6名で、前日までの要予約です。

星のや東京では、2025年11月30日(日)まで、宿泊者限定のアクティビティ「お休み前の深呼吸」が無料で開催されていたり、2025年11月1日(土)~3日(月)にかけて、貸切り舟で優雅に十三夜の月を愛でるアクティビティ「後の月滞在」が提供されたりと、秋の夜長を楽しむ内容が盛りだくさん。ぜひあわせてチェックしてみてください。
問い合わせ先
- 星のや東京
- 「天空月光稽古」
- 提供期間/2025年9月26日(金)~10月7日(火)、10月25日(土)~11月6日(木)、11月24日(月)~30日(日)
- 提供時間/17:30~18:30
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/東京都千代田区大手町1-9-1
■2:医師監修ウェルネスプログラム「軽井沢 秋の健幸滞在」/星のや軽井沢

長野県にある「星のや軽井沢」では、2025年11月30日(日)まで、紅葉散策やストレッチで心身を調える、医師監修のウェルネスプログラム「軽井沢 秋の健幸滞在」が開催されています。
頭で考えるのではなく、感じることを大切にした体験を通して心身のバランスを調えることで、季節の変化に対応する力を養い、心と体の健幸を手に入れることを目指すプログラムです。

「谷の秋色巡り」では、モミジやカエデ、ダンコウバイなど、敷地内を彩る20種以上の紅葉を見ながら、庭師とともに施設内の散策を楽しめます。いつもは何気なく見ている紅葉も、庭師の説明とともに楽しめば、自然が織りなす彩りの奥深さを発見できそうです。
また、庭師の案内のもと集めたモミジやカエデの落葉を、心の赴くままに選び、まんだら模様のように並べていく「紅葉まんだら並べ」も実施。ぜひ紅葉の季節に楽しみたいですね。

さらに、東洋医学的アプローチで全身を調える「鍼灸ボディケア」や、浅くなりがちな呼吸を調える「秋朝ストレッチ」、良質な睡眠へ導く「深呼吸入浴法」などのアクティビティも含まれます。
お食事は日本料理 嘉助での夕食「山の懐石」や、朝食「目覚めの一椀」「山の朝食」を楽しめます。日々表情を変える秋の棚田の情景を眺めながら、秋の素材をふんだんに生かしたお食事で、体の内側からも心身のバランスを整えてみては?
「軽井沢 秋の健幸滞在」は、1日1組(1名まで)、1週間前までの要予約です。
問い合わせ先
- 星のや軽井沢
- 「軽井沢 秋の健幸滞在」
- 提供期間/2025年11月30日(日)まで
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/長野県軽井沢町星野
■3:月の満ち欠けとともに変わる6つの月見席「軽井沢 秋月の宴2025」/星のや軽井沢

星のや軽井沢では、同じく2025年11月30日(日)までの期間、「軽井沢 秋月の宴2025」と題し、月の満ち欠けとともに変わる6つの月見席で月夜を楽しむイベントが開催されています。
月の満ち欠けによってお席もサービスも変わる本企画。9月5日(金)~9月10日(水)・10月4日(土)~10月8日(水)・11月2日(日)~11月6日(木)は「満月」を楽しむ宴として、和菓子作家・坂本紫穗氏監修の団子「月あかり」が提供されます。

9月11日(木)~9月17日(水)・10月13日(月)~10月16日(木)・11月11日(火)~11月14日(金)は、下弦の月を楽しむ「月光晩酌」。清らかな月の光がそっと降り注ぐ客室で、信州の秋酒と、味噌や花豆の奥深い味わいが特徴の蒸し饅頭を楽しめます。

9月18日(木)~9月21日(日)・10月17日(金)~10月20日(月)・11月15日(土)~11月18日(火)は「有明の月」。施設を象徴するランドスケープ「棚田ラウンジ」で早朝に楽しめる「月相珈琲」が提供されます。心地よい一日の始まりをお迎えください。
さらに湯上り処のテラスでは、2025年11月30日(日)までの期間、心地よい開放感の中で日本酒の飲み比べができる「月光美酒」を毎夜開催しています。ぜひこちらもご堪能ください。
問い合わせ先
- 星のや軽井沢
- 「軽井沢 秋月の宴2025」
- 提供期間/2025年11月30日(日)まで
- 提供時間/月の満ち欠けに合わせて16:00〜24:00の間に開催、「月相珈琲」は、朝の時間帯に開催
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/長野県軽井沢町星野
■4:琉球独自の文化を楽しむ「琉球秋夜の宴」/星のや沖縄

「星のや沖縄」では、2025年9月7日(日)~10月30日(木)の期間、「琉球秋夜の宴」と題し、琉球独自の文化と時間の流れを体現した旧暦の催し物が開催されます。
海風が心地よく吹き抜ける集いの館では、琉球王朝時代に冊封使をもてなしたという、歓待の芸能を披露。鑑賞のおともには、十五夜で食べられる沖縄特有のお菓子「ふちゃぎ」や、菊の葉を浮かべた「菊酒(ちくざき)」をいただけます。

琉球伝統芸能のルーツに迫るワークショップも開催。その日の演目にあわせて、踊りの見どころとなる歌の内容や舞台衣装、小道具について学べます。ワークショップでより深く伝統芸能を知った上で、歓待の芸能をお楽しみください。なお、ワークショップは公式サイトより申し込みが必要です。

さらに、2025年10月6日(月)と10月29日(水)には「琉球秋夜の宴」の一夜限りの催しも開催。敷地内にある道場を貸し切り、伝統の演目を鑑賞するイベントで、10月6日(月)には冊封使をもてなす「七宴」のうちの「中秋之宴」が、10月29日(水)には「重陽之宴」が行われます。
「琉球秋夜の宴」一夜限りの催しは、1日1組(2名~4名)限定で、2週間前までの要予約です。
問い合わせ先
- 星のや沖縄
- 「琉球秋夜の宴」
- 提供期間/2025年9月7日(日)~10月30日(木)
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/沖縄県中頭郡読谷村儀間474
■5:秋のウェルネスプログラム「琉球発酵滞在」/星のや沖縄

「星のや沖縄」では、2025年11月27日(木)までの期間、秋のウェルネスプログラム「琉球発酵滞在」も提供されています。琉球王朝時代から続く発酵文化に触れるアクティビティを中心に、料理体験やお食事、運動やスパまで、心身ともに整える2泊3日のウェルネスプログラムです。

泡盛の蒸溜過程で生成されるもろみ粕「カシジェー」は、クエン酸やアミノ酸が豊富に含まれている一方、発酵の速度が速いことから県外に持ち出すことが出来ない貴重な食材です。キッチンスタジオでは栄養豊富なカシジェーを練り込んだニョッキ作りを体験し、昼食として味わいます。

特別夕食にも沖縄ならではの発酵食材が多数並びます。「琉球発酵しゃぶしゃぶ」は、豆腐ようの濃厚なソースや、ジージキ(沖縄の地漬)と発酵パパイヤを合わせたピュレなどの発酵コンディメントが特徴です。発酵食材に加え、食物繊維豊富な食材で、腸内環境を整えます。
インフィニティプールでのアクアティックエクササイズや裸足で自然海岸を歩く「浜ウォーク」といった、体を使ったアクティビティも充実。
「琉球発酵滞在」は1日1組(2名)まで。2週間前までの要予約です。
問い合わせ先
- 星のや沖縄
- 「琉球発酵滞在」
- 提供期間/2025年11月27日(木)まで
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/沖縄県中頭郡読谷村儀間474
■6:島の文化を堪能する「ミーニシ島時間」/星のや竹富島

竹富島にある唯一無二の文化リゾート「星のや竹富島」では、2025年11月30日(日)までの期間、島の文化を色濃く堪能できる「ミーニシ島時間」を提供しています。
島の暮らしを始める特別なお出迎えから始まる本プラン。竹富島の音色と踊りが奏でる「夕凪の唄~秋の調べ~」や、伝統的な儀式で味わう、秋の宵を楽しむ晩酌セットなど、気になったアクティビティを自由に選んで体験できるイベントです。

朝の10:30と11:30の2回、各回1組2名まで、祭事にちなんだ五穀と魔除けの塩を詰めた小瓶を入れた「五穀のお守り作り」の体験も可能です。祭事の衣装を織る際に使用されるはた織り機を用いて、島の植物で染めた糸でお守りの外袋を織り上げます。

滞在中は、国の重要無形民俗文化財に指定されている種子取祭にゆかりある食材を使用した「種子取祭朝食」をいただけます。種子取祭に欠かせない粟を混ぜ込んだご飯や、ニンニクとタコを合わせた「ピンタク」、神事の際にお供えするお神酒「ミシャク」をアレンジした甘酒など、縁起のよいメニューが並びます。
「ミーニシ」とは、島言葉で秋の訪れを知らせる「北風」を意味する言葉です。ぜひ「ミーニシ」の季節に、島の穏やかな時間と風を感じてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- 星のや竹富島
- 「ミーニシ島時間」
- 提供期間/2025年11月30日(日)まで
- TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
- 住所/沖縄県八重山郡竹富町竹富1955
秋を象徴する紅葉や月見、それぞれの地域の特色に根ざした秋の文化をテーマにしたものなど、施設ごとに異なる秋ならではのアクティビティや滞在プログラム。この秋は全国の「星のや」で、ワンランク上の旅行体験をお楽しみください。
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- TEXT :
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美