1964年の開業以来、「ご家族団らんから国際会議まで」という理念のもと、時代の流れに合わせて常に新たな“食”の喜びを提案してきた「ホテルニューオータニ」。
今年で開業61周年を迎えた「ホテルニューオータニ(東京)」では、長年にわたり東京で研鑽を積んできた森山雄大氏が9月に第7代シェフパティシエに就任。伝統の技を受け継ぎながら革新を重ねた至福のクリスマスケーキが発表されました。
東京・幕張・大阪のホテルニューオータニ直営3ホテルにて、毎年人気の王道スイーツから新作まで、多彩なクリスマスケーキが販売されます。現在予約受付中で、販売は2025年12月20日(土)~12月25日(木)の期間限定(※大阪のみ12月19日(金)から)。
本記事では、シーンにあわせて選びたい6種のクリスマスケーキに加えて、ホテルニューオータニ(東京)の秋冬の新作料理についてもご紹介します。
東京・幕張・大阪「ホテルニューオータニ」のクリスマスケーキ2025
■1:贅沢なタワーケーキ!「クリスマスタワー」
人気の「スーパーシリーズ」より、博多あまおうを使った季節限定の「新スーパーあまおうショートケーキ」と、国産マスクメロンの香り豊かな「スーパーメロンショートケーキ」、さらにフルーツケーキを組み合わせた贅沢なタワーケーキ。
モエ・エ・シャンドン社のドン・ペリニヨンを使用したボンボンショコラがトッピングされ、聖夜にふさわしい華やかな一品に仕上がっています。約20名用と、パーティーシーンに活躍しそうなケーキです。
■2:ドン・ペリニヨンを使用したボンボンショコラが飾られた「スーパークリスマスタワー」
人気スイーツを一堂に集めた、華やかなパーティーにぴったりのタワーケーキです。
ドン・ペリニヨンを使用したボンボンショコラとマカロンを飾り、「新スーパーあまおうショートケーキ」と「スーパーメロンショートケーキ」に加え、シフォンケーキ、フルーツケーキ、バウムクーヘンを贅沢に重ね合わせた、まさに特別なクリスマスにふさわしい一台です。
約30名用なので、大勢で集まるパーティーにおすすめです。
■3:さらに進化した「エキストラスーパーダブルショートケーキ」
スーパーシリーズを超える最上級のケーキとして作られた「エクストラスーパーシリーズ」をさらに進化させた「エクストラスーパーダブルショートケーキ」が、今年初登場です。
これまで一種類のフルーツで仕上げてきたところを、今回は博多あまおうと糖度14度以上の静岡県産マスクメロンという2種の果実を贅沢に共演させ、ホテルニューオータニの新たな最高峰スイーツが誕生しました。
スポンジには無農薬玄米を食べて育った鶏の「玄米卵」を使用し、九州大牟田産の軽やかな生クリームを合わせています。トッピングのいちごとメロンには甘く爽やかなエルダーフラワーの葛をまとわせてフルーツ本来の濃厚な甘みを引き立てる仕上がりに。
いちごとメロン、ふたつの果実が織りなす至福の味わいを、ひとつのクリスマスケーキで何度も楽しめる贅沢なひとときをぜひ味わって。
■4:「新エクストラスーパーあまおうショートケーキ」
いちご好きにおすすめしたいのが、博多あまおうを惜しみなく使った「新エクストラスーパーあまおうショートケーキ」です。
あまおう本来の豊かな風味を最大限に引き出すため、スポンジには「玄米卵」を使った生地と、ホテルオリジナルの雑穀「Jシリアル」を練り込んだ生地の2種類を採用。九州大牟田産の生クリームで軽やかに仕上げた、口の中でとろけるような究極のショートケーキです。
■5:人気ナンバーワン!「新スーパーあまおうショートケーキ」
「新スーパーあまおうショートケーキ」は、大粒で甘み豊かな博多あまおうを贅沢に使用した、ホテルニューオータニ自慢の逸品。
まろやかで自然な甘みを持つ「太陽卵」のスポンジと、軽やかな九州大牟田産の生クリームが絶妙に調和しています。中段のスポンジには黒蜜が加えられ、しっとりとした奥深い味わいに。
博多あまおう、スポンジ、生クリームが織りなす三位一体の口どけをお楽しみください。
■6:ビターで大人なオペラ「スーパーオペラレジェール」
チョコレート好きなら、濃厚なチョコレートの香りと味わいが楽しめる「スーパーオペラレジェール」がおすすめ。
エスプレッソを染み込ませた7層のビスキュイに、ダークガナッシュやキャラメルバタークリームが重ねられ、全14層が至高のマリアージュを奏でる贅沢な構成。スタイリッシュなビジュアルと共に、ビターで大人の味わいに仕上がっています。
キャラメリゼしたナッツが心地よい食感のアクセント。繊細で濃厚な味わいと華やかな装飾が、クリスマスの特別なひとときを彩ります。
新作シュトーレンも登場!
クリスマスを待つ約4週間のアドベント期間に、少しずつスライスしていただく風習があるドイツの伝統菓子、シュトーレン。
ホテルニューオータニでは、なめらかな「こしあん」に、青ヶ島産“ひんぎゃの塩”を効かせた「黒蜜あんこ」、香ばしい「くるみ」を包み込み、洋酒の代わりに黒蜜をたっぷり染み込ませた「新江戸シュトーレン」が登場。上品な甘さの和三盆糖をまとわせ、和の趣を感じる味わいに仕上がっています。
さらに今年は、5種類のドライフルーツとクルミを使用した新作のシュトーレンも登場します。
ホテルニューオータニ(東京)新任料理長陣による秋冬の新作料理にも注目!
ホテルニューオータニ(東京)ではクリスマスケーキの展示と共に、「食のホテル」としての進化と、60年の歴史に培われたおもてなしの心を体感してほしい、という思いから、新任料理長陣による秋冬の新作料理をまじえたビュッフェが振る舞われました。
Precious.jpライターが実際にいただいたいくつかの料理をご紹介します。
日本料理「KATO’S DINING&BAR」、レストラン&バー「千羽鶴」の料理長となった安西雄太氏が手掛けたのは、新感覚のうどん。
福岡県北九州市発祥の麵を追求する流派「豊前裏打会」に修行に行き、免許皆伝を受けた安西氏は、コシがあり、のど越しがよくキレが備わった細めの麺を主役にした「極みうどん」を作り上げました。
丹念に練り込んだ生地を1日寝かせて麺に切り出し、さらに1日熟成することで、ゆでると透明感のある麺に。これに枕崎の本枯節を使った冷たい出汁のジュレとキャビアを添えて提供されました。
ひんやりとした優しい出汁のジュレがからむコシの強い麺は食べ応えも十分。富山の鋳物の街・高岡を代表する「能作」の黄金に輝く優美な器と共にいただく、贅沢な体験でした。
「豊前裏打会」のうどんにあ関するメニューは、年内より提供予定とのことです。
続いて登場したのは、グリル料理とワインを楽しむダイニング「ベッラ・ヴィスタ」より、炭火と薪火をかけ合わせたグリル料理。新しく料理長に就任した齋藤慎太郎氏は、炭火の強火を意識して食感を引き出すために火からより近い位置で焼くなど、日々研究を重ねているそう。
佐賀県産黒毛和牛サーロインと骨付き仔羊の2種類を炭火×薪火焼きにした一品は、さわやかなチョップドサラダと共に提供されました。
土佐備長炭の炭火で肉を焼き、休めることを繰り返し、時折薪であぶって薫香をまとわせる技法で、肉の旨みと食感を閉じこめています。お肉の味付けはシンプルに塩とコショウのみ。お肉そのものの芳醇なおいしさを堪能できる一品です。
デザートとして提供されたのは、人気の「スーパーモンブラン」。パティスリーSATSUKIのシェフパティシエに就任した森山雄大氏が手掛ける最新作は、兵庫県丹沢産の初栗のマロンペーストと上質な抹茶を使った洗練された一品です。
総料理長(第5代シェフパティシエ)中島眞介氏によって四半世紀前に生まれたスーパーモンブランは、西洋の栗ではなく当時まだ珍しかった和栗を使ったことがこだわり。その後も代々のシェフパティシエが技術を継承し、進化させてきた、ホテルニューオータニの秋冬の風物詩です。
懇談会では、森山氏がキッチンでスーパーモンブランを実際に作る様子が映し出されました。
幾重にも重ねた濃厚なマロンペーストの土台には、イタリア産マロングラッセを練り込んだアーモンドタルトを使用。香り豊かな抹茶カスタードや黒蜜あんこ、太陽卵のカスタードクリーム、軽やかな抹茶メレンゲを重ね、和の味わいが調和する奥深い一品に。
さらに和栗の甘露煮を丸ごと一粒包み込み、九州大牟田産生クリームでふんわりと仕上げています。青ヶ島産「ひんぎゃの塩」を隠し味に、マロンペーストを丁寧に絞りかけ、上品で濃厚なモンブランが完成しました。
こちらのスーパーモンブランは、パティスリーSATSUKIにて2026年1月31日(土)までの期間限定で販売されています。
特別メニュー3品がテーブルにサーブされたあとは、ホテルニューオータニの味を取り揃えたこの日限りのビュッフェを楽しむ時間に。
例えば、お正月の特製おせちに入っている「佐賀県産黒毛和牛のロースト 特製グレイヴィーソース」は、初代総料理長から受け継ぐ伝統の味。約4週間もの間、熟成させた牛肉を、低温で丁寧に焼き上げた一品です。
そのほかにも、お正月プランの「グルメビュッフェ」で登場する「真鯛の岩塩パート包み キャヴィア添え ヴァンジョーヌ ソース」や、オールデイダイニング「SATSUKI」の新メニュー「UMAI SOBA」、日本料理「KATO’S DINING&BAR」自慢の江戸前握り寿司や天ぷらの実演など、新作や歴史のある料理、季節のメニューなどが並び、気になるメニューを自由に楽しみました。
「ホテルニューオータニ」の歴史と伝統、そして革新に触れることができる、今年のクリスマスケーキや新料理長陣によるお料理の数々。ぜひこの秋冬はホテルニューオータニを訪れ、新たな「食」に魅力に触れてみてくださいね。
※商品の販売時期や内容は、ホテルごとに異なる場合があります。
※入荷状況次第で開催期間が予告なく変更となる場合があります。
問い合わせ先
- 「CHRISTMAS CAKE 2025」
- ホテルニューオータニ(東京)
- 予約期間/2025年10月1日(水)~12月22日(月)※受取希望日の3日前まで
- 受取期間/2025年12月20日(土)~12月25日(木)11:00~21:00
- TEL:03-3221-7252(パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」直通 ※受付時間11:00~20:00)
- 住所/千代田区紀尾井町4−1
- ホテルニューオータニ幕張
- 予約期間/2025年10月1日(水)~12月22日(月)※受取希望日の3日前まで
- 受取期間/2025年12月20日(土)~12月25日(木)11:00~19:00
- TEL:043-299-1639(パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」直通 ※受付時間10:00~20:00)
- 住所/千葉県千葉市美浜区ひび野2丁目120−3
- ホテルニューオータニ大阪
- 予約期間/2025年10月1日(水)~12月23日(火)※受取希望日の2日前まで
- 受取期間/2025年12月19日(金)~12月25日(木)10:00~20:00
- TEL:06-6920-7325 ※12月25日(木)までの専用回線(受付時間10:00~20:00)
- 住所/大阪府大阪市中央区城見1丁目4−1
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美

















