「縄暖簾」ってなんと読む?「じょうだんれん」ではないですよ!
明日、11月10日は『ヒーターの日』です。日付は「熱」を意味する「11(ヒー)10(ト)」の語呂合わせで、冬の始まりとされる立冬を過ぎ、寒さが本格的になる時期を前に、ヒーターの準備を…と呼びかける目的で制定されました。
浴室など、エアコンの機能していない部分で起こるヒートショック等が心配…という方は、サブ機器として、小型ヒーターなどもご用意されるとよいかもしれません。ということで、本日は「暖」「房」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「縄暖簾」ってなんと読む?
「縄暖簾」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「縄をいく筋も垂らして、すだれとしたもの」「居酒屋・飯屋など」を言う言葉です。
<使用例>
「帰りに、縄暖簾で一杯やっていこうかしら」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 縄暖簾(なわのれん) です。
「縄暖簾(なわのれん)」は、このアイテムそのものを指すのはもちろんですが、入口にこれを使うことの多かった「居酒屋・飯屋」を意味する言葉としても使われております。「屋台の飲み屋」を「赤ちょうちん」というのと同じような使い方です。
さて、二問目は「房」の入ったクイズです。
【問題2】「房屋」ってどういう意味?
「房屋」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント: 「家。家屋。建物」などの意味で使われる言葉です。
<使用例>
「その地図が指している場所にあるのは、あの青い屋根の房屋ですよ」
さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 房屋(ぼうおく) です。
「房」は「部屋」を意味し、「屋」は「屋根」を意味しますので、「屋根と部屋」で、つまりは「家。建物」という意味の熟語です。やや古めかしい言い回しですので、フォーマルな場や、この言葉を印象的に使いたいときに用いるとよさそうです。
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本日は、11月10日『ヒーターの日』にちなんで、「暖」「房」という字の入った日本語から、
・縄暖簾(なわのれん)
・房屋(ぼうおく)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















