赤坂・六本木・霞が関まで各徒歩圏内という東京の中心部に位置する「ANAインターコンチネンタルホテル東京」。1986年に「東京全日空ホテル」として開業してから40年、ダイナミックかつエネルギッシュな「東京」の街同様、進化を続けるインターナショナルホテルです。

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日本料理「雲海」

館内には13のレストラン&バーがありますが、3階にある日本料理「雲海」は、落ち着いた店内で日本情緒を感じながら王道の日本料理を心行くまで楽しめるお店です。

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日本庭園
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庭に面した個室も

店内を進むと、3階にありながら、目の前に現れる庭園にまず驚きます。個室やテーブル席など、室内のほとんどの場所からこちらの庭園を眺めることができるつくり。旧芝離宮の恩賜庭園を模した人口地盤庭園で、滝が流れる広い池を擁しています。

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日本料理「雲海」

お座敷3部屋、テーブル個室5部屋があり、会食や商談にはもちろん、七五三や結納などお祝いの席にもよく利用されているのだそう。

今回は、月ごとに献立が変わる通年提供の会席コース「悠」をPrecious.jpライターが実食。その内容について、詳しくご紹介します。

ANAインターコンチネンタルホテル東京の日本料理「雲海」の秋のコースを堪能

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会席コース「悠」¥22,770(2026年1月7日以降は¥23,000)※写真は秋のコース

今回いただいたのは会席コース「悠」。先付にはじまり、水菓子まで全7品のコースです。秋の終わり、松茸シーズンに滑り込み、実りの秋の恵みをたっぷりといただきました。現在は冬のコースが提供されています。

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先付「蕪と柿 松葉銀杏 胡桃白和え とんぶり」、「香住蟹 着せ胡麻葛 菊花赤味噌餡掛け」

先付けは2品。柿を器にした「蕪と柿 松葉銀杏 胡桃白和え とんぶり」は、柿の甘さととんぶりのプチプチした食感がアクセントになり、様々な食材が折り重なる奥行きのある味わい。

「香住蟹 着せ胡麻葛 菊花赤味噌餡掛け」は、胡麻葛の下に香住蟹の蟹身がたっぷり。菊の花で見た目も美しい赤味噌餡が絡み、箸が進みます。

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御椀「松茸だけの土瓶蒸し 酢橘」
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ふたを開けると松茸の香りがたちのぼる

続いて登場した「松茸だけの土瓶蒸し 酢橘」は、その名の通りすべてが松茸! 通常はエビや銀杏や三つ葉などがトッピングされていることが多い土瓶蒸しですが、松茸の風味を強く出すために松茸のみで作っているのだそう。

ふたをあけるとふわりと松茸の香りがたちのぼり、幸せが広がります。最初はそのままいただいて松茸の風味を味わい、その後ふたの上に置いてある酢橘を絞って柑橘の爽やかな酸味をプラス。味の変化も楽しめます。

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日本酒「みむろ杉」

特別に、今回のコースに合う日本酒として奈良の「みむろ杉」ブランドより、「特別純米 辛口 露葉風」をいただきました。すっきりとキレのある純米酒で、今回のメインともいえる松茸と相性抜群。松茸の香りや旨味を引き立ててくれました。

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造り「紅葉鯛 本鮪 縞鯵 烏賊雲丹和え 芽物色々 山葵 土佐醤油」

お次は、お造りの登場。器の奥にある北海道のバフンウニの下には石川県の炙りイカが隠れています。あわせていただくと、とろける食感とそれぞれの甘みがあわさり、絶品。日本酒をあわせたくなります。

手前には三重県の紅葉鯛、長崎県の本鮪、三重県の縞鯵が並びます。野菜にもこだわりがあるそうで、葉山の三浦大根、鎌倉野菜の白カブが添えられています。

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焼物「秋の景色 吹き寄せ 秋味燻製 下り鰻 甘鯛 鞘巻き海老 絹かつぎと奈良漬け味噌 焼き芋 紅葉人参」

焼物は、落ち葉が吹き寄せる様子をあらわした一品。 鞘巻き海老、ノルウェーサーモン、甘鯛、鰻と、海鮮がたっぷりと盛り付けられていてなんとも贅沢です。

絹かつぎという、皮つきのまま蒸しあげられた里芋や、栗、さつまいも、もみじの形のにんじんなど、季節のお野菜と一緒にいただきます。添えられた岩手の蔵出し味噌は、絹かつぎにも日本酒にもぴったり。

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煮物「円相 月とすっぽん 秋茄子 雲 芽葱」

続く煮物椀のふたを開けると、なんと満月がぽっかりと。「月とすっぽん」という遊び心のある料理名があわらすように、月を模した玉子豆腐の下にはすっぽんの身と焼きなすが潜んでいます。すすきをあらわした芽ネギと、雲をあらわしたメレンゲもかわいらしいですよね。

滋味豊かなすっぽんの出汁のスープで温まり、優しい味わいの玉子豆腐に癒やされます。

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煮物「その弐 雲海煮浸し 近江牛 小松菜 茗荷 蓮根 京揚げ」

煮物の「その弐」は、伝統の調理法である煮浸しの一品です。滋賀県の近江牛と小松菜に京揚げの風味を加え、「雲海」特製の出汁とごま油で煮詰めたお料理です。しっかりと出汁の味が染み込んだ旨みたっぷりの柔らかいお肉がたまりません。茗荷や蓮根チップスもいいアクセントに。

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食事「松茸の釜炊き御飯」

ちょうどご飯がほしくなってきたところで、「松茸の釜炊き御飯」の登場です。見ての通り、松茸がぎっしり! まずは豊かな香りをたっぷりと楽しんだところで、お椀によそっていただきます。

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松茸の釜炊き御飯に赤出汁と香の物を添えて

松茸のぷりっとした身もたくさんいただけるのがうれしいところ。茶わんによそっていただきましたが、もちろん土鍋に入っている分おかわりも可能。赤出汁の味噌汁と香の物が、松茸ごはんの上品で繊細な旨味を引き立ててくれます。

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水菓子「雲海かき氷 季節のフルーツいろいろ」(熟柿)
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水菓子「フルーツぽんち雲海風 嬉野和紅茶のジュレ」

締めのデザートとなる水菓子は「雲海かき氷」をいただきました。このとき提供されていたフレーバーは4種類。人気の「らふらんす(洋梨)」、王道の「抹茶」、練乳と小豆の「しろくま風」、そして熟した柿をペースト状に仕上げた「熟柿」の中から「熟柿」を選びました。

氷は練乳の甘さだけで仕上げているとのことで優しい甘さ。そこに甘味たっぷりのトロトロの熟柿のペーストがたっぷりとかけられ、柿や巨峰、梨といった季節のフルーツとともにいただく贅沢な一品です。

水菓子は、嬉野和光茶のジュレをかけた「フルーツぽんち雲海風」も選べます。ボリューム的にかき氷が食べられないという方には、さっぱりといただけるこちらがおすすめです。

和洋織り交ぜたデザートがたっぷり楽しめる「彩り膳&和スイーツブッフェ」も人気!

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和スイーツブッフェ

「雲海」では、2か月ごとに献立が変わる「彩り膳&和スイーツブッフェ」(昼 ¥8,142、夜 ¥10,177 ※2026年1月7日以降は、昼 ¥9,000、夜 ¥11,500)も人気。旬の食材をふんだんに使った会席プレートに、「抹茶と黒糖のパンナコッタ」や「ストロベリーショートケーキ」といった和洋デザートのブッフェがオプションで楽しめる内容です。

雲海自慢の会席料理に加えてデザートもたっぷり楽しみたいという方は、ぜひこちらもチェックしてくださいね。


庭園を眺めながら、季節の恵みを丁寧に味わえる日本料理「雲海」の会席コース。肩ひじ張らずに本格的な和食を楽しめるのも魅力です。ゆったりとした時間の中で、料理と向き合い、会話を楽しむ…そんな大人のひとときを過ごしたい日に、ぜひ選んでみてくださいね。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

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この記事の執筆者
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WRITING :
小林麻美