腹筋が苦手な人に!「骨盤後傾キャットストレッチ」でお腹痩せ
エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれる「骨盤後傾型キャットストレッチ」は、その名の通り、骨盤をゆるやかに後傾させながら行うストレッチ。下腹部の筋肉を意識的に働かせ、ぽっこりとしやすいお腹を内側から整えるメソッドです。
骨盤を後傾させる動きには、骨盤底筋、腹直筋下部、腹横筋、そして腸腰筋が自然に連動しやすくなるというメリットがあります。
そしてそれぞれの筋肉は次のような働きをしています。
・骨盤底筋:骨盤の底で内臓を支え、姿勢の安定を助ける。
・腹直筋下部:下腹を引き上げ、ぽっこりを抑える。
・腹横筋:お腹をコルセットのように包み、内側から引き締める。
・腸腰筋:骨盤の角度を保ち、姿勢の軸を支える。
腹直筋下部や腹横筋がしっかりと働くことで、下腹が内側へと引き上がり、ウエストラインがスッキリ!そして骨盤底筋が内側から支えることで骨盤の安定性が高まり、腸腰筋がほどよく伸ばされて、腰への負担も軽減。これらのインナーマッスルが連動することで、負荷をかけずに下腹を内側から引き締める力が自然と働くのです。
何よりも、このストレッチはハードな腹筋が苦手な人にこそおすすめ。無理のない動きで筋肉を穏やかに目覚めさせながら、心地よく続けられるのが魅力です。年末に向けて会食が増えるこの時期こそ、静かに効く「骨盤後傾型キャットストレッチ」で、下腹をすっきり整えてみてはいかがでしょうか。
■Step1:四つ這いの姿勢でお尻を引いて、骨盤を後傾させる
両手を肩の真下、膝を腰の真下に置き、視線は床に。首の力を抜いて、肩をリラックスさせます。次に尾骨を下に向けるように骨盤を後傾。これが基本姿勢です。
■Step2: Step1の体勢のまま背中を丸める
Step1のポジションはキープしたまま、おへそを背中に引き寄せるようにして、背中を丸めます。下腹が内側に引き込まれる感覚を意識しましょう。
■Step3:骨盤をやや前に傾けるように背中を伸ばす
次に、骨盤を軽く前に傾け、背中をゆるやかに伸ばします。腰を大きく反らせすぎないよう注意しながら、胸を開き、深呼吸をしましょう。そしてStep2〜3を10回繰り返して。
【まとめ|下腹スッキリ!ラクに引き締める「キャットストレッチ」4か条】
1)「下腹のぽっこり」は、骨盤の傾きと深層筋の衰えが原因。
2)骨盤を後傾させるキャットストレッチで、腹部に関わる深層筋が連動しやすくなる。
3)腹横筋や骨盤底筋が自然に収縮し、内側からお腹を引き締める。
4)腰への負担が少なく、腹筋が苦手な人でも無理なく続けられる。
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以上、「下腹スッキリ!ラクに引き締める『キャットストレッチ』」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は11月22日の更新です。お楽しみに!


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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子

















