骨盤が前方に傾いている「反り腰」はぽっこりしやすい!?

パソコン作業やスマホ操作で姿勢が悪くなっていることを自覚している人ほど、姿勢をよくしようと胸を張り、反り腰状態になっています。反り腰とは字のごとく、腰が反った状態のこと。ちなみに仰向けで寝たときにベッドと腰の隙間が大きいようなら、反り腰の可能性ありです。

 

反り腰の人は骨盤が前方へ傾いているのですが、これによって骨盤周りの緊張状態が続くことで、お腹に力が入りづらくなります。つまりお腹の筋肉を使わなくなってしまうため、下腹部がぽっこり飛び出てしまうのです。

エイジングデザイナーの村木宏衣さんいわく、「まずは骨盤周りをゆるめて、お腹の筋肉がしっかりと使えるように改善していくことが、下腹部をスッキリさせる近道」なのだとか。

つまり、下腹部にダイレクトにアプローチする前に、骨盤周りをゆるめるのが先決ということ。そこで教えてもらったのが、骨盤をゆらゆらさせることで骨盤周りの筋肉をゆるめ、お腹の筋肉を使いやすくするトレーニング。ラクな動きではないけれど、「筋トレが苦手」「腹筋ができない」という人でも簡単にできますよ。ベッドの上でもできるから、朝の目覚めのトレーニングとして習慣化してみては?

■Step1:両手を後ろにつき、膝を左右交互に倒すようにゆらす

膝を立てた状態で座り、次に両手を後ろにつき、膝を左右に倒す動きを10回繰り返しましょう。これが骨盤周りの筋肉をゆるめるための動きです。

 

■Step2:手を胸元に当てて、膝を左右交互に倒すようにゆらす

次に両手をクロスさせて胸元に当てた状態で、膝を左右に倒す動きを10回繰り返しましょう。これはお腹の筋肉の動きを引き出すためで、反り腰の人はちょっとつらく感じるかもしれませんが、頑張ってやってみましょう。

 

左右交互にゆらす動きは、床につくくらい、しっかりと倒すように行いましょう。

 

【まとめ|ぽっこり下腹にきく!骨盤ゆらゆらトレーニング4か条】
1)下腹部の肉は食事を控えたり、運動量を増やしても落ちにくい。
2)下腹ぽっこりの原因は骨盤の歪み、反り腰によってお腹の筋肉が使えていないことにあり。
3)まずは骨盤周りの筋肉をゆるめ、お腹の筋肉を使いやすくするトレーニングがおすすめ。
4)ラクな動きではないけれど、「筋トレが苦手」「腹筋ができない」という人でも簡単。

以上、「ぽっこり下腹にきく!骨盤ゆらゆらトレーニング」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は7月13日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「意外としっかり腹部の筋肉を使うメソッドですね。反り腰という自覚はなかったのですが、このメソッドがきついと感じる人は反り腰の傾向にあるのだとか。とはいえ、ハードな筋トレや腹筋よりずっとやりやすいので、習慣化できそう。腰のだるさもラクになるので、続けていこうと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子