骨盤の歪みにも影響を及ぼす「股関節の可動域」は、日常でどれくらいの範囲で動かしているかで決まってくるもの。つまり、運動不足であったり、デスクワークで長時間同じ姿勢で過ごすことが多いと、股関節まわりの筋肉の緊張が続き、どんどん可動域が狭くなる…。これが股関節が硬い、ということ。しかも股関節は骨盤周りの筋肉とも連動しているため、骨盤が歪みやすくなってしまうのです。
骨盤の歪みが起こると周辺の筋肉に負担がかかり、骨盤周りの機能がダウン。これによってぽっこりお腹やウエストが太くなってしまうので、スッキリとした体型をキープするには、ダイエットすることよりも、まずは股関節をゆるめて、骨盤のゆがみを解消することが先決に。
そこでエイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのが、寝ながら脚をゆらゆらさせるだけの「股関節ほぐし」の方法。硬くなった骨盤周りがゆるんでラクになるし、むくみ、冷えなど体の不調の改善、腰痛予防にも効果的ですよ。
■Step1:うつ伏せになり、膝を曲げた状態で足を内側に倒す
うつ伏せに寝た状態で足は腰幅に開き、膝を曲げます。そして片足ずつ足を内側にパタンパタンと倒す動きを。左、右と倒す動きをワンセットとして10回行いましょう。これによって普段使っていない股関節と骨盤周りの筋肉がゆるんでいきます。
■Step2:足を腰幅に開いたまま、左右に小さくゆらゆらと揺らす
次に、膝を曲げたまま、左右に小さくゆらゆらと揺らします。この動きも股関節をゆるめるのに効果的。これを30秒行いましょう。
【まとめ|骨盤の歪み&ぽっこりお腹解消に!硬くなった股関節をゆるめるメソッド4か条】
1.長時間同じ姿勢でいると股関節の可動域が狭まり、その周りの筋肉が硬くなる。
2.股関節と連動している骨盤の歪みも引き起こすので対策が必須。
3.股関節周りの筋肉をゆるめて可動域を広げることで、ぽっこりお腹、むくみ、冷えなどの対策に。
4.寝ながらできるこの簡単メソッドは、下半身がゆるんで腰痛予防にも。
以上、「骨盤の歪み&ぽっこりお腹解消に!硬くなった股関節をゆるめるメソッド」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は8月6日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子