「パルミジャーニ・フルリエ」 ── このウォッチメゾンの名前を初めて知る人も多いのではないでしょうか? しかし時計愛好家の間では孤高のマニュファクチュールとして、リスペクトと憧憬を集めています。
今回ご紹介するのは、メゾンのコレクションのなかでもコンパクトなジェンダーフリーウォッチ、『トンダ PF オートマティック 36mm』から登場した新色モデル。「アルタ・ローサ」と名づけられた繊細なローズカラーが、本格機械式ウォッチをフェミニンに彩ります。
「神の手」をもつ天才時計師が生み出す、極上の機械芸術
「パルミジャーニ・フルリエ」自ら、「プライベート・ラグジュアリー」と表現するこの『トンダ PF オートマティック』コレクション。控えめでありながら、そこに宿る、卓越した職人の超絶技巧から、気高く美しいオーラが溢れ出るように漂います。
メゾンの創業は1996年。「神の手をもつ」と謳われる天才時計師であり、修復師であるミシェル・パルミジャーニによって、スイスの時計産業の聖地のひとつであり、メゾン名にも冠されているフルリエという街で歴史をスタートさせました。
機械式時計の人気が復活してから久しい現在、スイスには時計師が設立したウォッチメゾンは数多く存在していますが、そのなかでも「パルミジャーニ・フルリエ」は別格の存在として、時計愛好家たちから憧憬を集めています。その理由のひとつが、ミシェル・パルミジャーニが、前述の「天才時計師であり、修復師である」というところ。
100年、200年前の複雑な機械式時計を修復するというのは、1から複雑機械式時計をつくるより遥かに難易度が高い作業。それにも関わらず、ミシェル・パルミジャーニは天性の才能と、研究を重ね続けるという努力によって、時を止め眠りについていた数々の稀少な機械式時計を甦らせてきました。
機械式時計を愛し、機械式時計に愛されたミシェル・パルミジャーニ。メゾンは創業からまだ、今年で30年ですが、その間に多くの栄誉ある賞に輝いてきました。
メゾンのウォッチメイキングの美学をシンプルに表現した『トンダ PF オートマティック』、その最少径となる36mmモデルは、女性の手首にフィットし美しく映える、ジュエリーウォッチのようなエレガンスもあわせもちます。
可憐にも妖艶にも表情を変える、繊細なローズカラーの洗練
今回、新たに加わったローズカラーの「アルタ・ローサ」文字盤ですが、「パルミジャーニ・フルリエ」にとっては単なるカラーバリエションの追加ではありません。色彩は、単なる後づけの装飾ではなく、造形との一貫性を追求し続けてきたメゾンの研究の延長線上にあるもの。新しい色調は常に、時間をかけて構築されるパレットの一部として考案されています。
自社で開発・製造された、自動巻きキャリバーPF770。毎時2万8800振動を刻み、60時間のパワーリザーブを備えたムーブメントは、信頼性と緻密な仕上げを兼ね備えています。サファイアクリスタルのケースバックからは、コート・ド・ジュネーブや手作業の面取りで仕上げられたブリッジを鑑賞することができます。
その色彩にさらなる洗練と高級感を演出しているのが、バーリーコーン(麦の穂)模様のギョウシェ装飾。これは『トンダ PF』コレクション共通のディテールであり、メゾンのウォッチメイキングのひとつの象徴です。職人の繊細な手仕事による精緻かつ繊細なこの装飾は、光を受け止め、和らげ、そして優しく反射し、文字盤に唯一無二の表情を授けます。
「イノベーションとエモーション、そして技術と文化をひとつにするタイムピースをつくること」を自らの使命として定義している「パルミジャーニ・フルリエ」。その稀少なタイムピースは、ただ単に時を刻む道具ではなく、未来へ継承していく機械芸術であり、真のラグジュアリーのあり方のひとつの答えを私たちに語りかけてくれます。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト

















