時計愛好家だけではなく世界のファッショニスタからも愛され、憧れの的となっている「オーデマ ピゲ」。1875年にスイスのル・ブラッシュで創業し、今年、150周年を迎えました。大きな節目となるアニバーサリーイヤーの新作発表第一弾は、メゾンの真髄であるコンプリケーションウォッチが主役! ケース径38mmという、待望の女性向けサイズのトゥールビヨンが誕生しました。
創業150周年を迎えた名門が女性に捧げる優美なトゥールビヨン
昨年、フェミニン&エレガントな"ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ”を発表し、大きなインパクトを放った「オーデマ ピゲ」。今年もきっと、女性たちへのオマージュとなるタイムピースを届けてくれるはず ── そんな期待にこたえるように発表されたのが、“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン”です!

「トゥールビヨン」はきっと、女性たちの間ではもっとも有名な複雑機構でしょう。重力による時計の精度の悪影響を軽減するために、かの天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲが発明し、1801年に特許を取得しました。
時計の複雑機構のなかでも、今度な技術力を要するこの「トゥールビヨン」ですが、今作ではケース径38mmというフェミニンなサイズ感を実現! これは「オーデマ ピゲ」が初めてこのサイズで展開する自動巻きフライングトゥールビヨンモデルとなります。
私が着目したのは、「オーデマ ピゲ」がこの女性に向けた「トゥールビヨン」を搭載するコレクションに選んだのが、“ロイヤル オーク”ではなく、シンプルなラウンド形ケースの“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”だったこと。

“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”は、この名門マニュファクチュールの、実に25年ぶりとなるまったく新しいコレクションとして2019年に誕生。当初は41mm、42mmというグラマラスなサイズでの展開でしたが、2023年に美しい色彩を纏った38mm径のモデルが登場し、女性との距離を一気に縮めました。
今回、このフェミニンなトゥールビヨンがコレクションに加わることによって、メゾンのなかでもますます存在感を増し、名品“ロイヤル オーク”と比肩するアイコンへと育っていくに違いありません。
シックな「サンドゴールド」とダイヤモンドが織りなす至高の輝き
“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン”のエレガンスを醸成している要素は、「サイズ」、「カラー」、そして「ダイヤモンドセッティング」です。
ケースサイズは前述したとおり、女性の手首にもフィットする38mmですが、特筆すべきはケース素材の「サンドゴールド」。これは金、銅、パラジウムの合金で、光の当たり方や角度によって、ホワイトゴールドやピンクゴールドのニュアンスを見せ、なんとも洒脱なオーラを放ちます。
また、ケースのサイドやラグ、そしてリューズには235個(約1.2カラット)のブリリアントカットダイヤモンドをセット。ジュエリーウォッチの華やぎも上品に漂わせています。

150年の歴史をひもとくと、古くから女性のためのジュエリーウォッチを手がけてきた「オーデマ ピゲ」。その魅力はラグジュアリースポーツウォッチの名品“ロイヤル オーク”だけではないこと、そして私たち女性とも非常に親和性が高いメゾンだということを、この新たなトゥールビヨンが再認識させてくれます。
今回は「オーデマ ピゲ」の新たな女性のためのトゥールビヨン“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン”をご紹介しました。次回は同時に発表された、150周年を祝う特別な限定モデルをお届けします。お楽しみに!
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト