『ミスト ドゥ カルティエ』 ── それはまさに「ウォッチの彫刻」と称したくなる、大胆かつ独創的な造形美に目を奪われるタイムピース。 毎年、ジュエリーとウォッチの境界線を極限まで曖昧にしたジュエリーウォッチを創出してきた「カルティエ」から、またひとつ、自由で官能的な美を湛えたクリエイションが誕生しました。
どこか神秘性を漂わせる美貌のジュエリーウォッチがここに!
毎年、ジュネーブの時計フェアでは、他メゾンの追随を許さない豊潤なクリエイティビティを発揮している「カルティエ」。2026年も、すでにお届けした『ベニュワール』や『トーチュ』をはじめとするアイコニックなウォッチコレクションの数々から多彩な新作を発表し、改めて「フォルムのウォッチメーカー」を強く印象づけました。
一方でメゾンが得意とする、デザインコードの自由な再解釈、そこに洗練された遊び心を加えた独創的なクリエイションを発揮したファインジュエリーウォッチメイキングも華やかに展開。近年では、『カルティエ リーブル』や『リフレクション ドゥ カルティエ』、『トレサージュ ドゥ カルティエ』などのコレクションにおいてその創造性を開花させてきましたが、その流れを汲むのが、今回の『ミスト ドゥ カルティエ』です。
1930年代初頭からクリエイティブディレクターを務めたジャンヌ・トゥーサンの指揮のもとで生まれたこれらのジュエリーウォッチ。『ミスト ドゥ カルティエ』もまた、その系譜を引き継ぎ、グラマラスで彫刻的な佇まいのなかにも気品を宿す、稀有な魅力を湛えています。
メゾンが誇るクラフツマンシップが随所に宿る芸術的クリエイション
アールデコのデザイン様式を組む角形の小ぶりのケースと、まるで大粒のバロックパールのようなフォルムのパーツが連なるブレスレット。そこに繰り返される流れるような曲線と圧巻のダイヤモンドセッティングが、圧巻の美を放つ『ミスト ドゥ カルティエ』。そこにはメゾンが誇る高度な宝飾技術が随所に息づいています。
例えば、イエローゴールドモデルにあしらわれているブラックラッカーのライン。これはメゾンのサヴォアフェールの宝庫といえるスイスのメゾン デ メティエダールで、熟練の職人によってひとつずつ手作業で仕上げられています。
そして、流麗に煌めくダイヤモンドセッティング! 『ミスト ドゥ カルティエ』では、ダイヤモンドに格別な輝きを授ける「ビーズセッティング」を採用。
「ビーズセッティング」とは、底から浮き上がった小さなビーズ状のメタルピースによってジェムストーンを固定する技法で、宝石の輝きを引き立てると同時にメタルそのもの輝きが加わり、強い光彩を放ちます。今作では、さまざまなサイズのダイヤモンドを用いて、奥行きやボリュームを表現。
また、クラスプを排除したブレスレットは伸縮性に長け、ボリュームがありながらもしなやかに手首にフィット。『ミスト ドゥ カルティエ』では、長期にわたる研究と開発によって、この独特な連結構造と伸縮性が実現されました。
■1:グラフィカルな要素が極上の個性を漂わせるイエローゴールドモデル
ダイヤモンドをパヴェセッティングで施した文字盤をフレーミングするオニキスや、12時位置の三角形のインデックスの幾何学模様、ブレスレットを彩るブラックラッカーのラインといったグラフィカルな要素が、ウォッチの彫刻的フォルムをより際立たせるイエローゴールドモデル。オニキスとラッカーによるブラックの色彩が、ダイヤモンドの透明感ある輝きとセンシュアルなコントラスを奏でています。
■2:ダイヤモンドの荘厳な輝きに満ちたホワイトゴールドモデル
全面にダイヤモンドを敷き詰めたホワイトゴールドモデル。ケースとブレスレットには、ブリリアントカット ダイヤモンド986個、文字盤にはブリリアントカット パヴェダイヤモンド45個がセットされ、強く気高く、透徹の輝きを放ちます。
今回は「カルティエ」のまったく新しいジュエリーウォッチ『ミスト ドゥ カルティエ』をご紹介しました。次回は、「ピアジェ」の新たなアイコン『シックスティ』から誕生したエレガントな新作をお届けする予定です。お楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
関連記事
- 【カルティエ】伝説的名品ウォッチ『トーチュ』が、モダンに、エレガントに進化を遂げ華麗に復活!
- 「カルティエ」のジュエリーで華麗に彩るモノトーンスタイル|ファッショナブルに装う夜にリズミカルで鮮やかな輝きを
- 夏肌をリュクスに魅せる「カルティエ」のジュエリー|多彩な表情を楽しめるロングタイプの『LOVE』ネックレス

- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト

















