連載「Tomorrow Will Be Precious!」明日への希望をアクションに変えるPrecious People
明日への希望をアクションに変える方たちの活動に注目し、紹介する「Precious」連載【Tomorrow Will Be Precious!】では今年の3月5日、京都にオープンした「帝国ホテル 京都」総支配人の坂田玲子さんにインタビュー。
東京、上高地、大阪に続く国内4軒目の開業となる「帝国ホテル 京都」は、全55室のスモールラグジュアリーホテル。「微力ながら地元の方々のお役に立てるよう、50年100年とこの地で続くホテルの基盤を築いていきたい。初代総支配人として最初の一歩を踏み出した今、着実に一歩ずつ前に進みたいと思っています」と話す坂田さんに、詳しくお話をうかがいました。
【Kyoto】祇園町の人々と共に歴史を紡ぐ。次の100年へ踏み出す初代総支配人
「新卒で帝国ホテルに入社して23年、ホテリエとしてただひたすら走り続けてきました。ずっと長くいたのは婚礼の部署。顧客マーケティングや人事採用の経験を重ねながらも、合計13年間、ウエディングの現場でお客様と丁寧に向き合ってきました。しかしコロナ禍で誰もが立ち止まることを余儀なくされ、ふと自分が書いた未来のキャリア年表を見返してみると『MBA』の文字が。実践だけでなく経営理論も学びたいと考えて、大学院進学を決意しました。それが41歳のときでした」
企業をさまざまな角度から分析して学ぶケーススタディや、2050年のありたい世界を同級生全員と本気で考えるチームビルディング、ゴールから逆算して今すべきことを掲げるバックキャスティングの考え方まで、2年間仕事をしながらみっちり経営を学ぶ日々。京都開業準備室への異動の話が上がったのは、大学院卒業直後のことだった。
「何度も京都へ足を運び、多岐にわたる相談をさせていただきました。女将さんや芸妓さん、舞妓さんとの対話は学びが深く、のしの文化や掛け軸の季節感、お客様に心からくつろいでいただくための設えなど、細やかな心遣いを大切にしていることを実感しました。東京で顧客マーケティングの部署に在籍していたときは、お客様から寄せられるすべてのコメントレターに目を通し、一つひとつ改善へと努めてきました。祇園で働く皆さまも『帝国ホテルの姿勢と同じである』とわかり、背中を押された気持ちになったのです」
「帝国ホテル 京都」は全55室というスモールラグジュアリーホテル。だからこそゲストはもちろん、スタッフ一人ひとりにも寄り添い、心の声を引き出すことに注力している。
「微力ながら地元の方々のお役に立てるよう、50年100年とこの地で続くホテルの基盤を築いていきたい。初代総支配人として最初の一歩を踏み出した今、着実に一歩ずつ前に進みたいと思っています」
◇坂田玲子さんに質問
Q 朝起きていちばんにやることは?
カーテンを開けて天気を、スマホで気温をそれぞれ確認。ルーフトップバーがあるので、お客様が今日の気候をどう感じられるかを確かめます。
Q 人から言われてうれしいほめ言葉は?
私自身よりスタッフが「さすが」とほめられることがうれしい。
Q 急にお休みがとれたらどう過ごす?
下鴨神社までジョギングで往復。大学院時代の同級生とアプリで順位を競っています。
Q 仕事以外で新しく始めたいことは?
自転車を買って京都の街をサイクリング。
Q 10年後の自分は何をやっている?
これ以上心躍る仕事はないので、今の仕事を続けながら、地域貢献に関わっていたい。
Q 自分を動物に例えると?
猪突猛進の猪。目標に向かって脇目もふらず突き進むタイプなので。
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- PHOTO :
- 内藤貞保
- EDIT&WRITING :
- 本庄真穂、喜多容子・木村 晶(Precious)
- 取材 :
- 木佐貫久代

















