俳優・鈴木保奈美さん最新刊『中途半端な旅人は語る』&『わたし、そんなにとんがってましたかね。獅子座、A型、丙午はめぐる』2冊同時発売記念トークイベント開催

俳優・鈴木保奈美さんの最新刊『中途半端な旅人は語る』と、『わたし、そんなにとんがってましたかね。獅子座、A型、丙午はめぐる』2冊同時発売を記念したトークイベントが都内で開催され、この日、還暦となる誕生日を迎えられた鈴木保奈美さんが登場。会場には抽選で選ばれたファン50人も駆け付け、場内は熱気に包まれました。

鈴木保奈美著『中途半端な旅人は語る』
『中途半端な旅人は語る』
『わたし、そんなにとんがってましたかね。獅子座、A型、丙午はめぐる』(中央公論新社)
『わたし、そんなにとんがってましたかね。獅子座、A型、丙午はめぐる』

トークイベントを前に記者会見が行われ、保奈美さんが赤の縞(しま)模様が粋でモダンな小千谷縮(おぢやちぢみ)を纏って登場。帯には涼やかな氷と水ヨーヨーが描かれ、この日のために保奈美さんがプライベートで愛用されているお着物からコーディネートされたというあでやかさに、一気に魅了されました。

鈴木保奈美さん
2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で記念すべき俳優復帰を果たされた際、記者会見用に用意されたという一着で登壇された保奈美さん。

会見では、まず新刊2冊同時発売となった感想を求められ、

「それぞれの連載担当の編集さんから、“そろそろ本にできそうなので、どうですか?” とのお話をいただいたのがちょうど一年くらい前で、“ちょうど誕生日だし(今年は60年に一度の丙午の年だし)いいんじゃない?祭り的な感じで(笑)と、その日にしちゃいましょう!” と軽いノリで刊行させていただくことになったのですが。いざ、当日になってみたらイベントとか大々的なことになってしまって、やっちまったな…と思ってるんです(笑)」とユーモアを交えて感想を述べられました。

鈴木保奈美さん
本日、60歳のお誕生日とのことで、大きな花束のプレゼントを受け取られた保奈美さん。胸に抱かれた大輪の花に、満面の笑みがこぼれました。

また、「Precious」に連載中のエッセイ20編が収録された『中途半端な旅人は語る』について、特に思い出深いエピソードは?との問いに、保奈美さんは第一声「どれも思い出深いんですが…」としながらも、「ちょっと後悔していることがありまして」と切り出しました。

「友人とナポリに旅行した際のエピソードを前後編で書いたのですが、ナポリはあまり治安が良くないのでいいカメラを持ち歩くと危ないと言われて。友人と街中を歩いて、とても楽しかったんですよ。その時のことを自分のなかではバーッとスピード感もって書いてるんですが、“カメラを持っていては危ない” と言われたので、ナポリの写真がないんです!一枚も!! そのことを、読んでくれた友だちから “ナポリの写真みたかったな…” と言われたことが、ちょっと残念だったなと。それが悔しい想い出ではあります。次、リベンジします!」と、今後の決意もにじませました。

鈴木保奈美さん
 

また、書き手として意識されていることは?と聞かれると、

「書き手として、というほど自覚症状をもっていなくて。インタビューをしていただく機会が多々ありますが、それが記事になった時に “ちょっと伝わらなかったかな?” とか、“本当に言いたかったのはこういうことではなかったんだけれど…私の言い方がよくなかったのかな” と反省することがわりと多くて。それを重ねるうちに、自分で書いた方が早いかも!って思い始めたのも、書くようになったきっかけの一つなんです。なのであまり意識せず、カッコつけようとかあまり考えず、思うままに自分や友人、家族と深夜のおしゃべりをするような気持ちで書いています」と、保奈美さんならではの書くスタイルが垣間見えた貴重な機会となりました。

保奈美さん初となるファンとの交流イベントに50名が駆けつけ、質問コーナーにサイン本お渡し会など充実した内容に

今回の発売記念トークイベントは保奈美さんから直接、サイン本を手渡されるまたとない機会とあって、想像をはるかに超える応募者が殺到。抽選で選ばれたおよそ50名ものファンが会場に集結しました。

鈴木保奈美さんと西山喜久恵アナウンサー
保奈美さんとプライベートで20年以上ものお付き合いになるといフジテレビ・西山アナウンサーが司会を務められたとあって、始めから終わりまで笑顔につつまれた軽快なトーク展開に。

保奈美さんが登壇されると、場内は拍手に包まれ、司会のフジテレビ・西山喜久恵アナウンサーの進行でイベントがスタート。はじめに、西山アナウンサーが『中途半端な旅人は語る』に掲載されている保奈美さんのプライベート写真の豊富さに触れ、「まるで一緒にいろんな旅に連れていってもらっているかのよう」と感想を述べると、「あの写真はライカを操ってるんですよ」と保奈美さんが答え、

「Preciousの担当編集のアイディアで、ライカでかっこよく撮りましょう!私、借りてきます!と、旅に行く度に毎回、ライカさんから借りてくださってるんです」と明かされました。

鈴木保奈美さん
 

また「ライカで撮影された写真で特にお気に入りは?」と聞かれると、迷いながらも「ドバイの夕日の写真はキレイに撮れたなと思ってます」と、単行本にも収録されたドバイへの親子3世代4人旅の回を振り返って、思い出話に花を咲かせました。

鈴木保奈美さん
「連載での撮影は家族総出で手分けして撮影しています」と、いろんな人のおかげで連載が続けられてきたことに感謝を述べた保奈美さん。

また、会場に詰めかけたファンからの質問に答えるコーナーも設けられ、「最近、日常のなかで幸せだなと思ったことは?」と聞かれると、

「今日、こういう場を持てたことが本当に幸せです。舞台では見に来てくださった方とこうしてお話しする機会はないですし。(観客の皆さんに)こんなに集中して話しを聞いていただけて、すごく嬉しいです」と、初めてファンの方と交流できた記念すべきトークイベントを振り返られました。

終始、笑い声のたえないトークイベントは温かな雰囲気に包まれ、イベントの締めくくりは、サイン本の手渡しで幕を閉じました。


鈴木保奈美著『中途半端な旅人は語る』(小学館)
連載中のエッセイ20編に加え、書き下ろしコラムや未掲載写真も多数掲載。『中途半端な旅人は語る』¥2,420

「Precious」に連載中の、保奈美さんが旅をテーマに、これまで旅した国内外でのエピソードを綴ったエッセイ『中途半端な旅人は語る』は、絶賛発売中です。下記、リンクボタンより、一部ためし読みもいただけます。

『中途半端な旅人は語る』
ためし読みはこちらから

※掲載価格は税込みです。

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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
EDIT&WRITING :
松野実江子(Precious.jp)