1890年の開業以来、日本の迎賓館として東京・日比谷で世界の賓客を迎えてきた「帝国ホテル 東京」。今年で4回目となる「フィリピンフェア」が、2026年9月30日(水)まで開催中です。

日本・フィリピン国交正常化70周年を記念して行われている本フェアは、本館17階ブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」にてランチとディナーのバイキングメニューとして提供されています。

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フェア初日に行われたテープカットセレモニー。(左から)帝国ホテル 総料理長杉本雄氏、帝国ホテル 東京副総支配人 岩下晶彦氏、駐日フィリピン共和国 特命全権大使ミレーン J.ガルシア=アルバノ閣下、ジョルディ・ナバラ氏

ミシュランの星を獲得したフィリピン・マニラの人気レストラン「Toyo Eatery(トヨ・イータリー)」のオーナーシェフであるジョルディ・ナバラ氏が監修した本格的なフィリピンの味となっています。

ミシュランレストランシェフ監修!帝国ホテル 東京の「フィリピンフェア」

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「フィリピンフェア」メニュー

国際理解の最初の一歩となるべく、さまざまな国の食文化を紹介するフードフェスティバル。今回の「フィリピンフェア」では、ブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」(平日 ランチ ¥12,000、ディナー ¥17,000 /土日祝 ランチ ¥14,000、ディナー ¥19,000 )のメニューの一部として、食事メニュー5品とドリンク2品(別料金)が登場します。

フィリピン料理はさまざまな食文化の影響を受け、ユニークな味わいを持っています。しかし、ナバラ氏のレストラン「Toyo Eatery」の「Toyo」は「醤油」を意味する言葉であり、多くの料理に醤油が使われているため、日本人にも馴染みのある後味を感じられます。

駐日フィリピン共和国大使館後援のもと開催されるフィリピンフェアのメニューを、Precious.jpライターの実食レポートにてご紹介します。

■1:辛味と酸味でフィリピンらしさ全開の「ツナキラウ」

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「ツナキラウ」

フィリピンの伝統的な郷土料理「キラウ」は、魚介類を酢や柑橘類でマリネし、玉ねぎや生姜、唐辛子を和えたメニュー。今回はフィリピン南部で一般的だというココナッツソースを使った「ツナキラウ」が登場しています。

スモークツナを濃口醤油とフィリピン特有のスパイスがきいたピナクラットビネガーとココナッツビネガーで風味付け。さらに赤唐辛子の辛みを効かせたココナッツソースをまとわせています。

一口サイズのツナを口に入れると、赤唐辛子の辛味、ビネガーの酸味、ツナの旨みに、ココナッツソースのマイルドなコクが広がります。トッピングのピクルスとライムの香りがさらに複層的な味わいもたらします。ナバラ氏によると「フィリピン料理は甘味、酸味、塩味、旨味のバランスが大切」なのだそう。その言葉の意味を感じられる逸品です。

■2:フィリピンの国民的料理「ポークシシグ」

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「ポークシシグ」

フィリピンの国民的料理である「シシグ」は、豚のほほ肉や耳を細かく刻み、玉ねぎやにんにくと一緒に炒めたもの。今回、提供されている「ポークシシグ」は、豚のほほ肉と耳を香味野菜とともにじっくりと煮込み、香ばしく炒めた味わい深い一品です。

煮込んだ後は、生米を焼いた煙で燻製。さらに直火でグリルし、黒酢と濃口醤油を効かせた特製豚骨ソース、特製のシシグビネガーを合わせ、カリッとした食感に炒められています。仕上げに絞られたシークワーサーの酸味、豚肉の旨味、豚の耳のコリコリした食感、薫香が複層的に広がります。フィリピンではビール片手にラフに食べられているお料理です。

■3:フィリピンの大人気朝食メニュー、鶏肉たっぷりでいただく「アドボシログ」

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「アドボシログ」

フィリピンの朝食メニューとして人気の「シログ」は卵とご飯の定食のこと。今回はこちらもフィリピンで定番の鶏肉料理「アドボ」を添えた「アドボシログ」が、ランチ・ディナータイムそれぞれの時間限定メニューとして提供されます。

チキンブイヨン、ガーリックペースト、煮詰めた米酢を効かせた特製の「アドボソース」を、低温調理され柔らかな食感の鶏むね肉に絡め、極上アドボに。ガーリックライスは、焼いた生米の香りをまとわせた醤油ソースで炒め、その上に鶏むね肉を乗せ、さらに青パパイヤのピクルスと魚粉、鶏皮チップスをトッピング。別添えの温泉卵をのせていただきます。

芳醇な味わいの鶏むね肉、香ばしく仕上げられたガーリックライス、パリパリ食感の青パパイヤを温泉卵がまろやかにまとまり、食べる手が止まらなくなります。

■4:定番屋台スイーツを和三盆アレンジで!「カモテキュー」

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「カモテキュー」

サツマイモを串揚げしてカラメルがけにした「カモテキュー」は、フィリピンの屋台で人気のスイーツ。「フィリピンフェア」では、じっくり蒸したサツマイモをバターと和三盆糖でコーティング。表面を直火でパリっと焦がしてから、フィリピンの焼き塩「アシン・ティブオク」と日本の和三盆糖で上品な味わいにアレンジしています。

「アシン・ティブオク」は、海水に浸したココナッツの殻の灰から作る伝統的な製法を保つ塩。製法の複雑さから、今では家族経営する一軒の製塩所が作るのみとなっています。消滅の危機に瀕している食文化として、2025年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。まん丸なフォルムが特徴で「恐竜の卵とも呼ばれています」とナバラ氏。サツマイモの甘味とミネラルを含む塩味の組み合わせは絶品です。

■5:レモン香るフィリピンの焼き菓子「カバヤン」

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「カバヤン」

フィリピンの定番焼き菓子「カバヤン」は、マフィンのような食感。中心に香り高いレモンカードを入れ、こちらも「アシン・ティブオク」が振られています。

薄口醤油が隠し味の生地には、レモンの皮とブラウンシュガーで作ったシロップを染み込ませており、しっとりとした食感。なめらかなレモンカードと「アシン・ティブオク」の塩味が絶妙なバランスで、いくつも食べたくなってしまうようなスイーツでした。

■6・7:マンゴー&バナナ!フィリピンをイメージした2種のドリンク

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「マンゴー・マスタード」¥2,700、「ランバナナ・キュー」¥3,200

別料金ですが、フィリピンをイメージしたドリンクも2種、提供されています。

ノンアルコールのトロピカルモクテル「マンゴー・マスタード」。マンゴーの甘みと、 からし菜(マスタード)、カルダモンのスパイシーさに、なめらかなマンゴーピューレとココナッツミルクが融合していて、豊かな素材感を楽しめるモクテルになっています。

バナナを揚げたスイーツ「バナナ・キュー」に着想を得たカクテル「ランバナナ・キュー」。煎りごまを漬けたホワイトラムをベースに、バナナシロップ、アイスコーヒーを合わせたカクテルは、セミドライバナナとバナナの葉のトッピングで華やか。香ばしさとビターさの後に、バナナの優しい風味がやってきます。


4度目となる「帝国ホテル 東京」の「フィリピンフェア」。マニラで人気の「Toyo Eatery」ナバラ氏監修の料理をいただける貴重な機会ともなっています。通常のメニューも提供されているので、辛いのが苦手な方でも行きやすいフェアです。2026年9月30日(水)までの期間限定ですので、気になる方はお早めに足をお運びくださいね。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

問い合わせ先

  • 帝国ホテル 東京
  • 「フィリピンフェア」
    提供場所/本館17階 ブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」
    提供期間/~2026年9月30日(水)
    提供時間/ランチ 11:00~15:00(閉店)、ディナー 17:30~22:00(閉店)
    TEL:03-3539-8187
    住所/東京都千代田区内幸町1-1-1

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この記事の執筆者
東京都在住。東京農業大学卒業後、自然体験活動に従事。2016年よりフリーランスライターに。ライフスタイル、エンタメ、レシピ作成記事などを執筆。自然環境、農林業、環境問題に明るい。好きなもの:散歩、コーヒー、アイス、チョコ。
EDIT :
小林麻美