東京・竹芝にあり、個性豊かな7つのレストラン、ラウンジ&バーを有するラグジュアリーホテル「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」。レストランのひとつが1Fにある「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」で、南フランスの伝統的な料理を現代風にアレンジした“モダン・フレンチ”を楽しむことができるレストランです。
2026年11月30日(月)までの期間は、シーズナルコース「Salon de Marie Antoinette」をランチおよびディナーの両時間帯で提供中。マリー・アントワネットが客人を招いた宮廷サロンをテーマに、優雅な社交文化を現代フレンチで表現した期間限定コースです。
特に、宮廷文化に浸る特別なひとときを楽しむことができるお席として、王妃の美意識や世界観から着想を得た1日4組限定の特別装飾席も用意されています。
今回は、実際にPrecious.jpライターがお食事を体験。レストランおすすめのワインペアリングなども交えながら、詳細をご紹介します。
シーズナルコース「Salon de Marie Antoinette」体験レポート
マリー・アントワネットの世界観を楽しむシーズナルコース「Salon de Marie Antoinette」。乾杯酒から始まり、始まりの一皿、冷前菜、温前菜、魚料理、肉料理(ランチの場合は魚料理と肉料理どちらか1つ)、プレデザート(プレミアムコースのみ)、デザート、食後のお飲み物、で構成されています。
今回のお食事のイメージカラーは淡い紫。食卓やお料理も高貴な紫色を基調としており、食卓には宮廷の煌びやかさを彷彿させるような装飾が施されています。特別装飾席にはマリー・アントワネットの肖像画も飾られていて、とても優美な空間でお食事を楽しむことができます。
乾杯酒としていただくのは「王妃の薔薇 ~La Rose de la Reine~」と名付けられた美しいカクテル。薄くカットされたりんごがバラに見立てられて飾られています。カクテルの登場で、さらに世界観へと引き込まれます。
カクテルのベースとなるのは紅茶ブランド「ニナス(NINA'S)」のオリジナルスパークリングワイン。ヴェルサイユ宮殿のバラとリンゴを使用した香り豊かなスパークリングです。
グラスの底にはスミレの香りを持つ紫のリキュール「パルフェタムール(Parfait Amour)」を忍ばせて。花の香りとやさしいりんごの甘みが調和するカクテルに仕上げられています。混ぜると色が変わるところにも注目です。
優美な世界観の中で楽しむコース料理
優美な世界観の中、お食事が始まります。最初に登場するのは「パレット・アート・オードブル ~ヴェルサイユの夜明け~」。プロヴァンスの5つの郷土の味を表現した、「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」のシグネチャー料理です。
塩味、酸味、苦味、旨味、甘味の五味がひと皿で表現されているのも特徴のひとつで、それぞれ「ブランダードのグジェール」「プロヴァンス風牛肉の赤ワイン煮込み」「ひよこ豆のスナック」「ラタトゥイユのタルト」「季節野菜のキャラメリーゼ カマルグ塩との調和」となっています。小ぶりながらもひとつひとつの完成度がとても高く、多彩な味わいを楽しむことができます。
冷前菜として「サーモンのミ・キュイとキャヴィア ~宮殿へのオマージュ~」をいただきます。低温調理でじっくり火を入れレアな状態で仕上げたサーモンに、シャドークイーンという紫色のジャガイモを使ったソースを添えて。キャビアの塩味がアクセントを加えます。
見た目にもとっても華やかですが、味わいも格別。丁寧に火入れしたサーモンは、口の中でとろけるやわらかさです。舌の温度で溶けだしたサーモンの脂の甘みが、たまらないおいしさでした。
ペアリングにはブルゴーニュ地方のシャルドネワイン、クリストフ・エ・フィス(Christophe et Fils)の「シャブリ ヴィエイユ・ヴィーニュ」をいただきます。のちに登場するお魚料理とも相性ぴったりとのことでおすすめしてもらいました。
キリッとした味わいの白ワインで、りんごのフルーティーさがしっかりと感じられます。甘い香りながらもすっきりとしたテイストのワインは、お食事の塩味ともよく合います。
温前菜は「帆立貝のアン・クルートブイヤベースソース ~王家の証明~」。帆立貝をパイ包みにしたもので、パイ包みはヴェルサイユ時代の宮廷料理を代表するもののひとつなのだとか。直火焼きが多かった時代に、パイで包んで蒸し焼きにする革命的な調理法として生まれたそうです。
ヴィーナス誕生の象徴として宮殿内で珍重されていた帆立貝を使用したお料理は、まさに当時の宮廷のお食事を思わせるような内容です。
パイにはごろっと大きな帆立貝が入っており、やさしく火入れされた帆立貝は食感もやわらか。トマト・バジル・紫ジャガイモのソースが添えられており、合わせるソースによって味わいも変わります。また、香草の爽やかな風味が全体に変化を加えていました。
メインディッシュは魚料理と肉料理の2種類
メインディッシュは魚料理と肉料理の2種類。魚料理は「旬鮮魚のポシェ デュ・バリー風 ~純白の輝き~」が登場です。このお料理、とにかく真っ白なのが印象的。お皿からお魚、付け合わせ、ソースにいたるまで、すべて白を基調としています。
メニュー名に入っている「デュ・バリー」とは、マリー・アントワネットの最大のライバルとしても知られるデュ・バリー夫人からその名を取ったもの。夫人の肌がとても白く美しかったことや、彼女自身がカリフラワーを好んだことから、カリフラワーを使った白い料理にこの名前が付けられるようになったのだそうです。
ふっくらとした食感のスズキに、カリフラワーを使ったクリームソース、シャキシャキとしたゆり根でアクセントを加えて。お魚のうま味を存分に楽しめるひと皿でした。
お肉料理は「信州信玄鶏とトリュフ香るムース ~アントワネット妃の陶酔~」。マリー・アントワネットが愛したと言われる鶏肉を使用したメインディッシュです。上側が鶏肉、下側がトリュフムースとなっていて、香ばしいパン粉で包まれています。
しっとりしとした鶏肉のさっぱりとしたお味と、濃密なトリュフムースがベストマッチ。上品な味わいを堪能できます。
お店のおすすめペアリングは、カリフォルニアの赤ワイン、カッチ・ワインズ(Kutch)が手がける「ピノ・ノワール ボーハン・ヴィンヤード」。お食事に寄り添う辛口の赤ワインで、筆者は、酸味や渋みが控えめで飲みやすいと感じました。もちろんお肉にもよく合いました。
プレミアムコースのみ、プレデザートとして「苺のグラニテ」が登場します。お口直しとして、すっきりとした味わいがうれしいですね。
デザートはアフタヌーンティースタイルで登場
今回のシーズナルコースは、デザートがアフタヌーンティースタイルで提供されます。「王妃に捧げる季節のアフタヌーンティー」と題し、愛らしいスイーツが優雅な三段スタンドで登場。
スイーツは、レストランでその時期に提供されている季節限定のアフタヌーンティーの中からセレクト。この日は桃を中心としたスイーツが並べられていて、マリー・アントワネットの世界観ともマッチしていました。
食後の飲み物を目の前でサーブしていただけるサービスも。紅茶はポットでいただけるので、食後のひとときをのんびりとくつろぎながら過ごすことができました。
マリー・アントワネットの時代の、宮廷のお食事会へ招かれたかのような非日常の世界観を楽しめるシーズナルコース「Salon de Marie Antoinette」。おすすめいただいたペアリングと合わせて、最初から最後まで素敵な時間となりました。
ぜひみなさんもホテル インターコンチネンタル 東京ベイの「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」で、優美なお食事のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」
- シーズナルコース「Salon de Marie Antoinette」
- 提供期間/2026年11月30日(月)まで
- 提供時間/ランチ 11:30~15:00(L.O. 14:30)、ディナー 17:30~22:00(コースL.O. 20:00)
- TEL:03-5404-2222
- 住所/東京都港区海岸1-16-2
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- TEXT :
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美

















