3年に1度、東京・上野の東京文化会館を舞台に行われる世界最大のバレエの祭典「世界バレエフェスティバル」。1976年のスタート以来、今年で15回目の開催となる「世界バレエフェスティバル」の魅力をたっぷりとご紹介します。
世界各国のトップダンサーたちが東京・上野に集結!
1976年、世界の三大プリマ・バレリーナが国やバレエ団の垣根を越え、日本の地で同じ舞台に立った「世界バレエフェスティバル」。そのビックニュースは、日本だけでなく世界中のバレエファンに衝撃を与え、それ以来3年に1度、世界中のトップダンサーが東京に集結。回を追うごとに、熱狂と興奮は高まり続けています。
3年に1度という貴重な公演が、平成最後の夏を彩る
8月1日(水)〜8月15日(水)にかけて、さまざまなガラ公演が行われる「世界バレエフェスティバル」。8月1日から5日まではAプログラム、8月8日から12日まではBプログラムをそれぞれ公演予定。さらに、8月15日には、この「世界バレエフェスティバル」の創設者である佐々木忠次さんが亡くなって以来初の開催となることから、追悼の意を込めて「Sasaki GALA」と題した公演も行われます。
出演するバレエダンサーも、世界各国のカンパニーのトップに君臨する精鋭のダンサーたちが勢ぞろい! 6回目の出演となるイングリッシュ・ナショナル・バレエのリードプリンシパルであるアリーナ・コジョカルさんは、夫でありフリーのダンサーとして活躍中のヨハン・コボーさんとともにAプロでは新作を、Bプロでは名作『マノン』の第3幕のパ・ド・ドゥを披露。また、世界各地のカンパニーで客演し、近年は振付家としても活躍中のマルセロ・ゴメスさんは、13年ぶりに本公演の舞台に戻ってきた伝説的なスターであるアレッサンドラ・フェリさんとともにAプロ、Bプロでパートナリングを披露します。
さらに、パリ・オペラ座バレエ団の芸術監督であり、自身も踊る意欲を失わずダンサーとして活躍し続けるオレリー・デュポンさん(Aプロのみ出演)や、ボリショイ・バレエで13年間プリマ・バレリーナの座に君臨し続け、去年退団を表明したマリーヤ・アレクサンドロワさんなどのベテランダンサーのほか、今をきらめく若手のスターたちも勢ぞろい。総勢40名という、普段はなかなか同じ舞台に立つことのない各国バレエ団のトップダンサーが一堂に会する、またとない機会となっているのです。
ダンサーたちにとっても、年齢や国といった垣根を超え、個性豊かなアーティストたちと過ごすことのできる貴重な機会となる「世界バレエフェスティバル」。各国のトップダンサーによる至極の芸術を一度に楽しめるので、バレエファンのみならず、「バレエを観るのは初めて」という方にもおすすめしたい公演です。ぜひ、この機会にお見逃しなく!
問い合わせ先
- 第15回世界バレエフェスティバル
- 会場/東京文化会館
日時/Aプログラム:8月1日(水)18:00〜、2日(木)18:00〜、3日(金)18:00〜、4日(土)14:00〜、5日(日)14:00〜
Bプログラム:8月8日(水)18:00〜、9日(木)18:00〜、10日(金)14:00〜、11日(土・祝)14:00〜、12日(日)14:00〜
Sasaki GALA:8月15日(水)17:00〜
入場料/S席 ¥26,000、A席 ¥23,000、B席 ¥20,000、C席 ¥16,000、D席 ¥16,000、E席 ¥8,000(すべて税込) - TEL:03-3791-8888(NBSチケットセンター)
- 住所/東京都台東区上野公園5-45
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 難波寛彦