クレンジングバームの使いこなし術10ステップ
クレンジングは使い方が命です!
スキンケアのなかで、最も肌の負担となるのが、クレンジングと洗顔です。特にクレンジングは、落とし方によって、肌へのダメージが変わってくるもの。なので、正しい落とし方を今一度、ここでしっかり確認しておきましょう。
落とし方の基本は、メイクをしっかり浮き上がらせることです。ゴシゴシするのではなく、桃の表面をなでるかのように優しく、肌に触れるか触れないかくらいの力加減で行います。
ここでもうひとつポイントとなるのが、なじませる時間です。短すぎてもメイクがきちんと浮き上がらないですし、長すぎてもメイク汚れがずっと肌上にあることになり、どちらも肌にとっては負担に。時間は1分くらいが目安です。
そのほか、洗い流すタイプは、しっかりと乳化させてから流すと、ベタつきがなく、すっきりと落とすことができます。拭き取りタイプは、こすらないように、優しく拭き取るように心がけましょう。上手にメイクが落とせると、それだけで透明感がアップしてきます。
アイメイクをオフ
■Step1:アイメイクをオフするためにパールひと粒分を手にとる
まずアイメイクから落とし始める。目元を落とすためのパールひと粒分をスパチュラでとり、手のひらにのせて準備します。
■Step2:指の第二関節までにのばし広げる
手のひらのパールひと粒分を優しくのばしておく。このとき、中指と薬指の第二関節までの小さい範囲に塗り広げるのがポイントに。
■Step3:目元にのせて優しくクルクルとなじませる
両目元に優しくのせたら、小さく「クルクル」と中指と薬指の腹で優しくなじませていく。力を入れず、桃をなでるイメージで。
■Step4:濡れコットンでいったん、優しく拭き取る
アイメイクのマスカラやパール剤などは肌に摩擦を与えるものなので、いったん、濡れコットンで優しく拭き取っておきましょう。ここでも桃をなでるように優しくがポイントに。
全顔をオフ
■Step5:全顔用にさくらんぼ大を手にとる
次に、全顔用にさくらんぼ大の量を、スパチュラを使って手のひらにとる。製品によって使用量は異なることがあるので、説明書を参考に、一度確認してください。
■Step6:目元以外の顔全体にのせる
アイメイクはすでに落としているので、目元を避け、顔全体にまずはのせてなじませる。この段階でなじんだと思って終わりにしている人がいるので注意して!
■Step7:小さくクルクルさせながらメイクとよくなじませる
アイメイクはすでに落としているので、目元を避け、顔全体にまずはのせてなじませる。この段階でなじんだと思って終わりにしている人がいるので注意して!
■Step8:小鼻は上下に小さくスライドさせる
小鼻の角栓やザラつきが気になる場合は、小さく指を上下させながら、バームを毛穴に入れ込むようにスライドさせてなじませましょう。
■Step9:フェースラインも忘れずにのばしてなじませて
ファンデーションを塗るときに、首との境目ができないようにのばすことが多いので、忘れずにフェースラインの裏側までバームもしっかりなじませておきます。
クレンジングバームの最後は洗い流すタイプと拭き取りタイプでふた通りに!
■Step10:[洗い流すタイプ]よく乳化させてから十分に洗い流して
クレンジングオイルのように、少量の水で乳化させてから、洗い流していく。髪の生え際やあごの裏側なども洗い残しがないようにチェックを忘れずに。
■Step10:[拭き取りタイプ]ホットタオルでこすらないように優しく拭き取る
コットンのタオルでホットタオルをつくり、少し肌にのせて蒸らし、バームと汚れをタオルにある程度移してから、優しく拭き取ります。ここでこすらないように注意して。
- PHOTO :
- 鈴木 宏