女優・小雪さんが、イタリアの美意識と豊かさの意味を感じるため、ソロメオ村を訪れました
世界中のおしゃれな女性たちを虜にするブルネロ クチネリ。その魅力の秘密を知るために、女優の小雪さんが聖地でもあるイタリア・ソロメオ村を訪ねました。中世の面影を残す小さな村には、ブルネロ クチネリの豊潤な世界が待っていました。
ソロメオ村で感じた心豊かな美しき世界
「まとうだけで、贅沢な気持ちに満たされます…」と、クチネリファンを自認する女優・小雪さん。その本拠地・ソロメオ村への至福の旅をレポートします。
![小高い丘にある教会前の広場にて。古い石やレンガ造りの街並みがボルドーのスカートに溶け合い、美しく共鳴しています。ジャケット¥490,000・シャツ[参考商品]・シフォンスカート¥253,000・ベルト¥156,000・靴[参考商品](ブルネロ クチネリ ジャパン)](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/9/720mw/img_5982d1b523540ea6556ad3bb63225fd2237856.jpg)
フィレンツェから、車で約2時間。イタリアの中部ウンブリア州、ペルージャ近郊の小さな村、ソロメオに着いた女優の小雪さんを出迎えてくれたのは、同ブランドの総帥、ブルネロ・クチネリ氏の留守を守る、フェデリカ夫人。笑顔がチャーミングな魅力的なマダムです。

「目に映るすべての色は、この美しい村に溶け込むように繊細なニュアンスにあふれていました」小雪さん

もともと、フェデリカ夫人の出身地だったソロメオ村の古城に、ブルネロ・クチネリ氏が本社(現在はショップ)を移したのが1985年のこと。それ以来、荒廃していた歴史ある村は、少しずつ、時間をかけて修復され、美しい街並みがよみがえっていきました。
「まるで中世に迷い込んだような、不思議な感覚にとらわれます」と小雪さん。そして、ぱっと視界が開ける丘の上からは、麦やブドウの畑が幾重にも連なり、さらに雄大な敷地の公園やサッカー場が見渡せます。このすべてが、クチネリ・ワールド! 理想郷のスケール大きさには、誰もが圧倒されてしまうでしょう。
「ここでは古いものと、新しいものが豊かに調和されているのを感じます。まるで、崇高な芸術品のように…。クチネリを着るたびに感じる豊かさの原点は、この村そのものにあったのだと感動。ますます、このブランドが好きになりました」(小雪さん)
![「この村の住人でしょうか? 石畳の路地で出会ったおばあちゃまがかわいくて! 彼女が被っていたニットキャップも、なんとクチネリだったんですよ」(小雪さん)。優しいグレージュ色と古い街並みが美しいハーモニーを醸し出します。ファーベスト¥969,000・ブルゾン[参考商品]・ブラウス[参考商品]・パンツ¥145,000・バッグ[参考商品]・靴[参考商品](ブルネロ クチネリ ジャパン)](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/8/720mw/img_280eeeaff2a358882da3b8d98f6b7b61294334.jpg)
![丘の上から平地のほうを見下ろすと緑豊かな牧草地や畑が広がって。この秋、さらに広大な敷地にサッカー場を含む公園が完成。ニットベストは、仕上がりまでにハンドメイドで35時間を要する、まさに職人の高い技術があってこその、芸術品。ニットベスト(リボンベルト付き)¥841,000・カットソー¥63,000・シャツ[参考商品]・パンツ¥474,000(ブルネロ クチネリ ジャパン)](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/720mw/img_9483070e4575853393d59bc5b6616355209565.jpg)
「誇り高き職人たちの手仕事を間近に見て、このブランドの奥深さを知りました」小雪さん
繊細なボールチェーン『モニーレ』(真鍮に金属メッキを施したボールチェーン)や、スパンコールを撚り込んだカシミアニットなど、ブルネロ クチネリの珠玉のアイテムには、職人たちの高い技術が求められます。
ソロメオ村には、そんなプロの職人を育成する場所が存在します。村の一角にある建物は、現在、高度ニット技術のリンキング(ニット縫製)とメンディング(修繕)や、カッティング(裁断)などの専門技術を学ぶ“職人学校”に。その授業を覗くと、仕立てを指導するテーラーリング教師のアントニオ氏が、手を止めて対応してくれました。
](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/720mw/img_72f23b9e916a9e0821e75d70467ba944120628.jpg)
この職人学校の教師のほとんどが、実際に「ブルネロ クチネリ」の製造現場に携わる職人たち。そして、生徒たちは地元ウンブリア州だけでなく、イタリア全土、世界各地に応募の門戸が開かれ、卒業後は自由な進路が尊重されているとか。

「ここは、単に伝統技術を教えるだけでなく、職人としての精神と哲学を伝える場所でもあるのです」と語るアントニオ氏。アルチザンとしての熱い誇りを感じました。
続いて訪れたのは、4年前に移転した本社です。空間を壁で仕切らず一面を見渡せる社屋は、自然光がふんだんに差し込み、大きなガラス窓からは、ウンブリアの美しい自然が見渡せます。


本社社屋に併設された350人も収容できる食堂では、地元の食材が用いられたランチが従業員に毎日、供されているのです。心地よく働くための環境が整っている――すべてのブルネロ クチネリの商品は、そんなソロメオ村から世界に向け発信されているのです。

「出会っただれもが、思い思いのクチネリスタイルを貫いていることに感激!」小雪さん
ソロメオにすっかり魅了された小雪さんですが、ミラノに戻り、ブルネロ・クチネリ氏本人とお会いするチャンスがありました。「ラグジュアリー・ブランドとして世界に進出したのに、なぜ都会から離れたソロメオで暮らし続けているのですか?」
そんな小雪さんの質問に、クチネリ氏はこう答えました。
「それは、ソロメオを体験したあなたが、いちばんわかっているのではないですか? 素晴らしい環境で、人間らしく暮らすことが、どんなに大切なことなのか…」


「人間らしく、幸せに暮らすことの意味を、ソロメオ村の美しい自然と温かい人々との出会いが教えてくれた…」小雪さん

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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious10月号』小学館、2018年
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- 神谷愛実(TRIVAL)
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- 神谷愛実(TRIVAL)
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- 押田比呂美
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- 小田切ヒロ (LA DONNA)
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- 小雪
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、喜多容子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 安念美和子