クルーズ旅行の最高峰、”ラグジュアリークルーズ”というジャンルの中でも、究極の豪華さを誇る「セブンシーズ エクスプローラー」。モンテカルロからバルセロナへ、地中海の沿岸を行く7泊8日の夢のクルーズをご紹介します。今回はこの船の魅力を伝えつつ、迷いがちな客船選びのコツをアドバイスします。

「ラグジュアリー船の最高峰」と呼ばれる理由は?

ラグジュアリーシップ「セブンシーズ エクスプローラー」
モナコ公国のシャルレーヌ公妃が命名した、気品漂うラグジュアリーシップ「セブンシーズ エクスプローラー」

今回乗船したセブンシーズ エクスプローラーは、権威ある格付けなどで、常に頂点を極めるクルーズ会社「リージェント セブンシーズ クルーズ」から、2016年にデビューした新造船。モナコ公国のシャルレーヌ公妃によって名づけられたこの船は、ラグジュアリークルーズの常識を次々と塗り替えています。 

シャンデリアや大理石がふんだんに使われたインテリア
きらめくシャンデリアや大理石がふんだんに使われた、エレガントなインテリア

船の大きさ5万6000トンに対し、ゲスト数を750名(375室)に抑え、“船内のゆったり感”の指標となるスペースレシオ(ゲスト1名あたりのトン数)は、クルーズ船史上、最大。

広々とした客室はすべてスイートタイプで、業界最大のベランダ付きです。パブリックエリアにおいても、スペースがたっぷり。そしてクルー1名が対応するゲスト数の割合は1.5人と低く、パーソナルタッチのサービスが受けられます。

セブンシーズ エクスプローラーの甲板
客船のゆとり度を示すスペースレーシオは、他の5ツ星船よりも数段上

オールインクルーシブの内容も、「願えば、すべてが手に入る」と思えるくらい規格外の充実度。

たとえば、無制限の寄港地ツアーまでも含まれているのは、ラグジュアリークルーズの中でも、リージェント セブンシーズ クルーズだけ(※一部有料)。乗船日の前日1泊のホテル宿泊(※コンシェルジュスイート以上)、高級ワインやシャンパンの飲み放題(ルームサービスでボトルシャンパンを毎日オーダーもOK)、船内Wi-Fi、オープンバー&ラウンジ、スイート内のミニバーも料金に含まれています。

もちろん、チップを船内で求められることはありません。

食のクオリティは大切。スペシャリティレストランも追加料金なしで

クルーズ中の食事は「外へ食べに行きましょう」とはいかないので、船内のレストランのクオリティは大切です。美食においても、セブンシーズ エクスプローラーは期待値をはるかに超えています。

オリエンタルな風情が漂うレストラン「パシフィック リム」
韓国風や点心などアジア創作料理を供する「パシフィックリム」。蓮をイメージした内装がオリエンタルな風情
ベルサーチの特製プレートが並んだテーブル
モダンなフレンチの「シャルトリューズ」では、ベルサーチの特注プレートを使用

朝食とランチはビュッフェスタイルの「ラ ベランダ」へ。日曜の朝はスペシャルで、キャビアも並びます。シャンパンと一緒に、どうぞ。

ランチやディナーのメインダイニングは自由席システムの「コンパスローズ」。そして、この船のプレミアムな特徴が、本格的なスペシャリティレストランを追加料金なしで利用できること。モダンフレンチの「シャトリューズ」、外国船では珍しいアジア創作料理の「パシフィックリム」、28日以上熟成させたプライムビーフを使うステーキハウス「プライム7」。

それぞれのダイニングは、料理はもちろん、インテリアの世界観も異なり、日替わりで訪れる楽しみがあります。 

ラウンジのワゴンサービス
オブザーバーラウンジでは午後にアフタヌーンティのワゴンサービスが

スペシャリティレストランをもつ客船は珍しくはないのですが、別途の支払いが面倒になり、結局、利用しないことも……。その点、セブンシーズ エクスプローラーなら、予約さえすれば上質な食体験ができるので、フーディーにとってポイントが高いです。

業界最大バルコニーに、ウォークインクローゼット付きのキャビン

バルコニーから眺めるサンセット
沈みゆくサンセットをバルコニーから眺めるのは、クルーズ旅の醍醐味

クルーズ旅の客室選びで重視したいのは、少なくとも窓があること、そして、できればバルコニーがあること。セブンシーズ エクスプローラーにおいては、窓やバルコニー(業界最大)があるのはもちろん、全室スイート。

重厚感あふれる調度品でまとめられたキャビンは、エントリークラスでも28平方メートル以上のスペースが確保され、ウォークインクローゼットも。

ベッドは窓を向き、横たわったまま流れゆく大海原の眺めを愛でることができます。Wi-Fiや無料オンデマンドムービーが視聴できるテレビなど、室内装備は洋上であることを忘れてしまいそう。

スイートルームの内装
すべて、重厚感のあるスイートルーム。ベランダスイートで広さ28平方メートル以上。ベッドはちょうど窓を向いたレイアウト
シャンパンとウェルカムフルーツ
キャビンに用意されたシャンパンとウェルカムフルーツ。シャンパンも飲み放題

朝食をベランダにセッティングしてもらうこともOK(前日にシートに記入してオーダー)。ふかふかのバスローブにスリッパ、ロクシタン メール&ミストラルのアメニティなど、バスタイムもお楽しみ。テーブル上に飾られた蘭の生花、毎晩届くチョコレートなど、ちょっとした気づかいも微笑みを誘います。

船内のウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットも全室に。ドライクリーニングのサービスもあります
バルコニーに朝食をセッティングする様子
自室のバルコニーに朝食をセッティング。前夜に食べたいものをチェックしたオーダーシートをドアノブにかけておけば、翌朝、希望の時間に届きます

ちなみに最上位クラスの「リージェント スイート」は2ベッドルームに、プライベートスパやミニプール、そしてカスタムメイドされたスタインウェイのグランドピアノまでも。

リージェントスイートルームのリビング
2ベッドルームのリージェント スイートのリビングルーム。プライベートスパやミニプールなど、外へ出たくなくなる贅沢なお部屋

料理スタジオなど、ほかにはないファシリティをチェック

キャバレースタイルのゆったりとしたソファのシアターで鑑賞する華やかなショーや、モンテカルロ スタイルのカジノ、ウッドデッキのスイミングプール&2つのジャグジーなど、豪華客船でイメージされるファシリティ(設備)も、申し分なくそろっています。

シアターで繰り広げられるショーやカジノ、シガー・バーなど、夜もエンターテイメントは続きます

注目したいのは、本格的なキッチンスタジオで行う料理教室「カリナリーアートキッチン」(有料)。最新の調理器具を整え、シェフがレベルに応じて指導してくれます。

メニューはアルゼンチン式グリルやイタリアの家庭の味、多彩な卵料理など、幅広いラインナップ。授業中ながら、ワイン片手に参加できる和気あいあいとした雰囲気です。

ルートによって料理教室のメニューも変わります。シェフから直接教えてもらえるチャンス
最新の調理器具や食材はすべて用意されています

船内スパは、米国で高い評価を受けている「キャニオン・ランチ・スパ」(有料)。船尾にあるスパ内のインフィニティプールは、水に浸かりながら船の曳き波を眺められる、隠れたリラックス・スポット。趣向を凝らしたシャワーやサウナも併設しています。

またフィットネスセンターでは、自分の姿勢や歩き方のクセを調べるマシーンなど最新機器も体験できます。

船の最後尾にあるスパ内のインフィニティプール。プールのみの使用もできるので、穴場なスポットです
米国でセレブ御用達のスパ「キャニオン・ランチ・スパ」。フェイシャル、ボディともにメニューが充実しています

究極のラグジュアリーシップ、セブンシーズ エクスプローラー。けれど、かしこまらないエレガントカジュアルであることも、くつろいだヴァカンスを送る上で大切なファクターです。

問い合わせ先

シリーズ「セブンシーズ エクスプローラーで行く!麗しの地中海クルーズ」

この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H Zettrio、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子