人気の名作オペラ、日本人作家による新作、旬の歌手のリアルタイムな登場など、期待に胸が膨らむ充実の10演目

■モーツァルト『魔笛』

魔笛©️La Flûte enchantée (Die Zauberflöte) by W. A. Mozart © Elisabeth Carecchio - Festival d'Aix-en-Provence 2009

公演:2018年10月3日~14日

モーツァルトの不朽の名作『魔笛』の新制作。ミラノ・スカラ座など世界中で大成功を収めたウィリアム・ケントリッジによる映像を大胆に用いた演出が、心踊る興奮を呼び覚ます。オペラ初心者にもおすすめ。

新国立劇場オペラ、大野和士新芸術監督による新シーズンのスタートに胸が高鳴る!

■ビゼー『カルメン』

「カルメン」2017年公演より 撮影:寺司正彦

公演:2018年11月23日~12月4日

スペインを舞台にした『カルメン』は、「ハバネラ」「闘牛士の歌」など、数々の名曲に乗せて繰り広げられる魔性の女カルメンとドンホセの愛のドラマ。卓越した歌唱力と情熱的な美貌でカルメンを当たり役としている、ジンジャー・コスタ=ジャクソンから目が離せない。

■ヴェルディ『ファルスタッフ』

「ファルスタッフ」2015年公演より 撮影:寺司正彦

公演:2018年12月6日~15日

無類の楽しさと人生哲学にあふれたヴェルディ最晩年の傑作喜劇『ファルスタッフ』。大酒飲みで女も金も大好きという老騎士のファルスタッフをめぐる物語は、若い男女の恋愛も絡まり、最後は全員で「この世はすべて冗談」と歌って幕となる。

■ワーグナー『タンホイザー』

「タンホイザー」2014年公演より 撮影:三枝近志

公演:2019年1月27日~2月9日

難解な内容が多いワーグナー作品の中でも、最も分かりやすいといわれる『タンホイザー』。官能的な愛と精神的な愛の間で葛藤する騎士タンホイザーが、乙女エリザベートの自己犠牲に救済される物語。見どころ、聴きどころに溢れた人気作だ。

■西村 朗『紫苑物語』

公演:2019年2月17日~24日

大野和士芸術監督が打ち出すテーマのひとつである日本人作家創作委託作品シリーズの第一弾。石川淳の耽美的な小説『紫苑物語』を、作曲家・西村朗が詩人の佐々木幹郎とタッグを組んでオペラ化。日本人オペラ演出家で唯一無二の世界的名声を誇る笈田ヨシが演出を手がける。

■マスネ『ウェルテル』

「ウェルテル」2016年公演より 撮影:寺司正彦

公演:2019年3月19日~26日

フランス・オペラを代表する作曲家マスネによる『ウェルテル』の原作は、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』。愛の歌の数々が心を揺さぶる珠玉の名作だ。リリカルで凝縮度の高い美声で世界中を魅了するサイミール・ピルグが演じるウェルテルにも注目が集まる。

■シェムリンスキー『フィレンツェの悲劇』/プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』

公演:2019年4月7日~17日

耽美的で絢爛豪華な音響世界が現出するシェムリンスキーの『フィレンツェの悲劇』と、シニカルな笑いに満ちたプチニー唯一の喜劇『ジャン二・スキッキ』。フィレンツェを舞台にしたこの2作品を一挙上演。大野芸術監督が掲げるレパートリーの拡充のひとつとして企画されたダブルビルだ。

■モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』

「ドン・ジョヴァンニ」2014年公演より 撮影:寺司正彦

公演:2019年5月17日~26日

人々を魅了してやまない悪のヒーロー、ドン・ジョヴァンニの華麗なる恋の遍歴を描いたモーツァルトの人気作。疾走感あふれるストーリーが数々の美しいアリアで飾られ、ラストの地獄落ちは圧巻のクライマックス。タイトルロールのニコラ・ウリヴィエーリの色気ある低音が魅力的だ。

■プッチーニ『蝶々夫人』

公演:2019年6月1日~9日

新国立劇場で最も上演回数が多く、一途な愛を貫いた蝶々さんの運命に聴衆が涙した名作。栗山民也氏によるシンプルで美しい演出は、『蝶々夫人』の決定版ともいえる。今回のヒロイン、欧米の劇場で蝶々さんを数多く歌っている佐藤康子にも期待が集まる。

■プッチーニ『トゥーランドット』

公演:2019年7月18日~22日

シーズン最後を飾るのは、愛を主題にした作品の数々をのこしたプッチーニの大作『トゥーランドット』。東京文化会館との共同制作で、両劇場で上演するほか、びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場と連携しての公演が実現する、日本各地を巻き込んだ大プロジェクト。大野芸術監督自身がタクトを執る。

■新国立劇場 2018/2019シーズン
会場:新国立劇場 オペラパレス/東京都渋谷区本町1-1-1 

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音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
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