今や、年賀状はスマートフォンでも送ることができる時代。便利ではありますが、スマホだと軽くならないか不安になりませんか? こうしたデジタル化は、便利ではありますが、礼儀や心のこもり方の面ではちょっと気になるところ。                             

そこで、デジタルマナーの専門家に、これまでの年賀はがきによる年賀状と少しでも近づけるためのアイディアをITジャーナリストの高橋暁子さんに教わります。

スマホで年賀状を送るのは軽すぎない?

今はメールやチャット、SNSなどのデジタルでコミュニケーションが取れる時代。たしかに便利ですが、大人女性としては「スマホ年賀状は軽すぎないだろうか」と不安になるかもしれません。

そこで高橋さんに、従来のはがきによる年賀状とデジタル年賀状とのうまい使い分け方をアドバイスいただきました。

「スマホで送るデジタル年賀状は、相手によっては軽い、失礼と感じられる可能性もあります。年賀状をはがきで送ってくれる方、特に年配の方や目上の方には、やはり、はがきのほうが無難でしょう。デジタル年賀状を送ってくれる人や若い世代の人に対しては、ほぼデジタル年賀状で問題ないと思います。また、普段からLINEでやり取りしている人にはLINEで年賀状を送るなど、相手との普段のコミュニケーションツールを選ぶとスマートです」

上手に使い分けて、スマートな大人女性に。

「スマホ年賀状」のマナー5選

そこで、大人女性がスマホで年賀状を送るときに知っておきたいマナーを、高橋さんに5つ挙げていただきました!

■1:はがきと同様のマナーで

「デジタル年賀状はその便利さゆえに、当たり前のマナーを忘れてしまいがちです。出していない相手からいただいたらすぐに返信するなど、デジタル年賀状でもはがきと同様のマナーを守って送りましょう」

■2:必ず個別メッセージを添えて送る

「通常のはがきでも同じですが、送るすべての相手に対してまったく同じメッセージは基本的にNG。それぞれの相手に向けた個別メッセージがあると喜ばれます」

一人ひとりへの気持ちを大切にしましょう。

■3:親しい人向けとビジネス向けを使い分ける

「デジタル年賀状にはポップなデザインのものも多いですが、ビジネス相手などには改まったものを送るべき。親しい人向けとビジネス相手など向けの2種類を用意するのがベストです」

■4:送るタイミングにも気をつける

「一般にビジネス相手には、年明け早々ではなく仕事始めの日を狙って送ることが多いようです。一方で、友人などの親しい相手なら、相手がゆっくりできる年明けの落ち着いた頃合いなどに、相手が目を通しやすい日程で送るのがおすすめです」

相手によってタイミングを変えましょう。

■5:子どもの写真付きは送る相手を選ぶ

「子どもの写真付きのデジタル年賀状も簡単につくることができますが、送る相手は選びましょう。仕事相手や不妊治療中の友人などは避けるのがおすすめです」

スマホ年賀状で心を伝えるためのアイディア

スマホで送るデジタル年賀状は、手書きメッセージの書かれたはがきと比べると、どうしても心のこもり具合は負けてしまうかもしれません。そこで高橋さんに、スマホ年賀状で、心を伝えるためのアイディアをアドバイスいただきました。                                              

「相手との『共通項』によって、デザインを変えてみてはいかがでしょうか。例えば、ママ友なら子どもの写真、趣味つながりの友人なら趣味に関する写真などを添えつつ、ふさわしいデザインやイラストを選ぶなど。また個別メッセージで、直接、相手への気持ちを伝えるといいです。

いまは、ギフトを一緒に贈ることができる『ギフト付き年賀状』などもあるので、相手が好むギフトの付いたデジタル年賀状を送ってもいいですね」


来年の年賀状は、スマホから送ろうと考えていた方、はがきだけという方、さまざまでしょう。そのようななか、今回のアドバイスをもとに、人一倍、心のこもった大人のスマホ年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。

高橋暁子さん
ITジャーナリスト
(たかはし あきこ)LINE、Instagram、Twitter等のSNS、10代のSNS利用、情報リテラシー教育が専門。『ソーシャルメディア中毒—つながりに溺れる人たち—』(幻冬舎)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)等著書、メディア出演多数。一児の母。元教員。
この記事の執筆者
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WRITING :
石原亜香利