2019年1月8日に現役引退を表明した、レスリング選手の吉田沙保里さん。強さの秘密、人を惹きつける魅力など、私たち女性にとって、吉田さんに学ぶべきところはどんなところでしょうか?
Precious.jpの「今月の占い」で毎月の運勢を占っていただいている、フォーチュンカウンセラー・深層心理セラピストの斎木サヤカ先生に、吉田沙保里さんの魅力を数秘術で占っていただきました。
■吉田沙保里さんのアスリートとしての才能や、勝負師の資質とは?
編集部:3歳でレスリングを始め、レスリング全日本王者だった父、栄勝(えいかつ)さんのレスリング教室に入門。若かりし頃より、目覚ましい活躍をなさっていた吉田沙保里さん。その強さはどこから来るのでしょうか? また、吉田さんのアスリートとしての素晴らしい資質、そして、勝負師としての才能とは、どのようなものなのでしょうか?
エネルギーを凝縮し、一気に爆発させるようなパワーがある吉田沙保里さんの運命数は「8」
斎木先生:吉田 沙保里(よしだ さおり)さんは、1982年10月5日生まれ。彼女の誕生数と運命数はともに「8」なんですね。数秘術から見ても、彼女のパワフルさはなるほど、という感じです。
「8」は、とてもパワフルなナンバーなんです。たとえるなら、圧縮窯にぎゅっとエネルギーを凝縮して、そして一気に爆発させるような。いざというときには、そんなパワーを発揮するのが「8」というナンバーなんです。勝負どころにはきわめて強く、アスリートとして申し分のない資質の持ち主ですね。
対戦型の競技であるレスリングこそが、吉田沙保里さんの才能を開花させた!
ですが、彼女の資質が開花したのは、レスリングとの運命的な出会いがあったからこそだと思います。彼女は優れたバランス感覚の持ち主で、コミュニケーション能力も抜群。対戦型の競技は、相手の動きや意図を捉える目はとても大切ですよね。
次はこうくる、こうしたらこう出てくる…と、相手の動きを的確に判断して、瞬時に技を繰り出していく。彼女のレスリング選手としての資質は、対する相手があってこそ、磨かれていったのだと思います。対戦すると、相手の人柄がわかったりしていたんじゃないでしょうか。それも、楽しみのひとつになって、彼女はレスリングに力を集中させていったのかもしれませんね。陸上競技のような個人の記録を競うような種目ではなく、レスリングであったことが重要だったのかもしれません。
■吉田沙保里さんの強靭なメンタルの強さはどこから?
編集部:2012年に国民栄誉賞を受賞、世界選手権と五輪を合わせた世界大会14連覇を継続中の2014年に、父・栄勝さんとの突然の別れ。また、リオ五輪では金メダルを逃し、銀メダルに涙した吉田さんの姿が国民の心に刻まれました。あまりにも輝かしい栄光の陰には、いくつもの障害がありました。また、世間からの猛烈な期待を一身に受け続けるそのプレッシャーも、我々一般人には想像に及ばないはずです。しかし、それらを乗り越え、それらをバネに偉業を達成し続けた吉田さんのメンタルの強さや強靭な気持ち、心の持ちようとは、どのようなものなのでしょうか?
吉田沙保里さんの最大の強みは、相手や状況に飲まれないマイペースさ
斎木先生:彼女の最大の強みはマイペースさ、なのだと思います。コミュニケーション能力に富み、人に合わせたり、空気を読んだりすることに長けている一方で、どんな状況においても、周りに左右されることなく、自分のメンタルを心地いいように保つことができる、というのびのびとした感性の持ち主なのです。
これは、ソウルナンバー「5」の特徴ですね。相手や状況に飲まれないから、いざというときに持っているものを全部出すことができるのでしょう。
ストイックな印象もあるけれど、どちらかというと、我慢するのは苦手かも?
ストイックな印象もありますが、どちらかというと、我慢するのは苦手なのではないかと思います。苦境やプレッシャーは、できるだけ早く駆け抜けたいと思っていたかもしれません。早く駆け抜けたいながらも、目標を立てると、できるまでやろうとし、常に限界を超えていこうとするのが、ナンバー「8」のモチベーション。
のびのびとした感性と、常に目標を追うモチベーションは、常に葛藤していたかもしれませんね。その葛藤が、結果として、やると決めたら素早く結果を出す、そして結果を出したら即座に次の目標を見据えていく、という彼女の、アスリートとしてのスタンスにつながっていったのでしょう。
■バラエティー番組やCMにも引っ張りだこ!吉田沙保里さんの素顔とは?
編集部:日本レスリング界の伝統と言われている「コーチが勝者を肩に担ぐ」パフォーマンスを逆手に取り、試合に勝った際に自らコーチを肩車した吉田さんの姿を、覚えていらっしゃる方も多いかと思います、また、そのチャーミングな言動で、バラエティー番組やCMにも引っ張りだこの吉田さん。フィジカルやメンタルの強さのみならず、さまざまな側面を見せてくれる吉田さんの素顔とは?
周囲の人の目線の中に自分の可能性を見出していく素直さが、吉田沙保里さんが人から愛されるゆえん
斎木先生:彼女の素顔は、のんびりしているのが好きだったり、おいしいものを食べることが好きだったり、かわいいものや美しいものが好きだったり。とても穏やかで、女性らしい感性を持つ人だとお見受けします。最近、とても美しくなられたと評判ですが、人の期待に応えたり、空気を読むセンスに富んでいる彼女ですから、その佇まいは、これからまたさらに洗練されていくのではないでしょうか。
周囲の人の目線の中に、自分の可能性を見ていく。という素直さを持っているのが、彼女が人から愛されるゆえんでもありますね。「これをやってほしい」「こんなふうにしてほしい」といったオファーや期待を、「できない」「やりたくない」と言ったりしないで、素直にやってみる。という、スタンスは彼女の生き方そのものなのではないでしょうか。
きっと、お父様やコーチから、「お前ならできる」と言われたりして、「そうか、私ならできるかも」と素直に受け入れて、とにかくまずはやってみる。それで、力を伸ばしてきたのかもしれません。
■吉田沙保里さんの今の心境、今後の展望とは?
編集部:引退会見での「すべてをやり尽くした」という言葉は、吉田さんにしか語れない重みを感じさせられました。また、最後のリオ五輪で初めて2番目の表彰台に上ったとき、「ああ、負けた人ってこういう気持ちなんだな」と感じ、競い合う仲間や周りの人々の大切さを改めて思った、と話していた吉田さん。世界中から惜しまれつつ、レスリング選手を引退する吉田さんの今の心境、今後の展望とは、どのようなものなのでしょうか?
昨年から2019年にかけては、吉田沙保里さんにとってまさに集大成と締めくくりの年回り
斎木先生:もしかすると彼女の究極の目標は、お父様に認められること…がそのひとつだったのではないでしょうか。お父様が亡くなられた2014年は、彼女にとって、自分の人生を見つめ直す、そんな年回りとなっていました。
そこから、彼女の中では、レスリング人生のモチベーションがゆっくりと再構築されていったことでしょう。そうして迎えた2016年のリオ。この年は、彼女にとっては人とのつながりを学ぶ年でした。常に次の目標を見据えてきた彼女にとって、負けるということは、悔しさもあっただろうけれど、ほっとした部分もあったかもしれません。追われながらトップであり続けることから、解放されるような…。また、負ける気持ちを知ったことで、共に競う人たちとの間に「仲間になれた」という感覚を、本当の意味で持てたのがこの時なのかもしれませんね。
昨年から今年2019年にかけては、彼女にとってまさに、集大成と締めくくりの年回り。アスリートとして活躍する姿が見られなくなるのは残念ですけど、彼女のひとつの人生上の区切りとしては、英断だと言えるのかもしれません。すっきりと次のステップへと進めるときです。
女性らしい感性と、優れたコミュニケーションセンスを生かして、さらなる才能を開花させていく吉田沙保里さん
これからの彼女は、女性らしい感性と、優れたコミュニケーションセンスを生かして、さらに新たな才能を開いていきそうですね。後進の育成にも力を注いでいかれるのだと思いますが、ともあれのんびりしたいでしょうね。美や食にまつわることにもご縁がありそうなので、そちらの方面で目標や楽しみを見出していく可能性もあるでしょう。
■吉田沙保里さんから学ぶべきこと、お手本すべきところは?
編集部:私たち女性にとって、吉田さんに学ぶべきところはどんなところでしょうか? 彼女のように、強く、凛としながらも、チャーミングに生きるためにお手本にすべきところがあれば教えてください。
やるべきことをやり尽くすと、次なる扉は向こう側から開かれる
斎木先生:素晴らし過ぎて、つい人ごとのように「すごいなー」と感心するばかりだったりしますが、「やり尽くす」というのは、私たちひとりひとりの人生においても、たとえば、次のステップへ進んでいきたいときには、とても大切な姿勢なんです。仕事でも、パートナーシップでも、やるべきことをやり尽くすと、次なる扉は向こう側から開かれたりするものなんですね。始まりがあって終わりがある。完了させることって、「運」という視点から見ても、とても大事なことなんです。
転職や起業、出会いや別れ。スムーズにチャンスを呼び込めないときは、何かやり残していることがあるのでは? と、現状を振り返ってみるのもひとつです。短期的な集中力であっても、「やり尽くす」というスタンスを意識してみると、滞っていた状況は動き出すことでしょう。
「誉められ上手」になることは、内なる可能性や魅力を開くポイント
また、もうひとつ学ぶべきは彼女の「素直さ」ですね。きっと幼い頃に彼女は、「上手だね」などと、お父様にたくさん誉められたのではないでしょうか。「お父さんが言うんだから、私はできる」って素直に信じて頑張ったのかもしれません。
「誉められ上手」になることは、内なる可能性や魅力を開くポイントです。意外なオファーなども、素直に受け入れてみると、自分では気づいていない新たな才能が開いていくかもしれませんよ。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部