世の中には、尊敬されるお金持ちと妬まれるお金持ちのふたつに分かれています。
目指すなら、圧倒的に前者ですよね。それに共感する人は多いようで、最近インターネット上で「品のあるお金持ちと品のないお金持ちの違い」というトピックが話題になっています。
資産が増えれば注目度も高まるため、ふさわしい振る舞いが求められるのは当たり前のこと。本物のセレブはそれを自覚して、人前での発言や態度に気を遣わない日はありません。もし億万長者に仲間入りできたとして、「品がない」と内心バカにされるのは避けたいですよね。
そこで今回は、人前では絶対にやめたほうがいいお金持ちの振る舞いを7つ紹介します。セレブや億万長者を目指していない人も、いつチャンスが舞い込んでくるかわかりません。「人の振り見て我が振り直せ」です。以下のような行動は絶対にとらないよう、気を付けていきましょう。
周囲の人に「お金持ちなのに品がない」 と思われてしまう振る舞い7選
■1:承認欲求を満たすために人の関心を買いたがる
インターネット上で多くの人が語る品のないお金持ちの特徴が「とにかく承認欲求が果てしない」というもの。
いかにもなアイテムで派手に着飾っているだけではなく、高価なものや豪華な娯楽をこれ見よがしにSNSにアップして関心を引こうとしている様子は、多くの人が「過剰な承認欲求を満たそうとしている」と感じるところです。
対して、品のあるお金持ちに関しては「いい意味で人目を気にしない。 華美すぎる高級品とか持ってない。言動も堂々としていて自信が感じられる」という意見が見られました。
本人としては、さりげなくアピールしているつもりでも、あまりにもお金にものを言わせた関心の引き方は周囲に不快感を与えやすいです。投稿前に、それを見た人にどう思われるのかを一度考えましょう。
■2:お金の有無だけで人に上下をつける
これも品がないお金持ちの特徴として多く挙げられています。
お金の有無=人の勝ちと考え、お金を持っていない人を見下すような態度を取ることは、お金持ちかどうか以前に人としての品にも影響します。
あからさまに人を見下すような発言でなくても、「お金を持っていなくてかわいそう」というような過剰な同情を向けるなども、表に出す表現方法が違うだけでやはり人を見下している振る舞いのひとつ。
「金持ち喧嘩せず」とはよく聞く言葉ですが、品のあるお金持ちの特徴として「そもそもお金に余裕があることを自慢しようという発想がない」「お金がない人を見下すという考えがない」というものが挙げられています。
前述の通り、品のあるお金持ちはこれ見よがしなアピールは決してしません。見た目だけで人を判断してこのような態度を取ってしまうことで、実は自分自身が周囲からバカにされてしまいます。
■3:お金以外の価値を人生に取り込んでいない
お金につながらない物事を軽視する、これも品がないお金持ちの特徴のひとつとして挙げられます。これは実学主義と言って、資格などのゴールがあってお金に直結するものを重視するというもの。
対して、芸術などのゴールがなくお金にもなりにくいものを大切にするのが教養主義。ボランティアや寄付のような社会貢献活動も後者に含まれます。
どちらもお金持ちであっても「前者はガツガツしているように見えて、後者は品良く見える」とのコメントもありました。実際、海外セレブはお金にならないような社会活動をするのが当たり前です。
もちろん、資格や投資の勉強は悪いことではありません。お金に直結しない物事に非協力的だと、周囲からはお金しか見えていない下品な行動と見えてしまうというだけ。そのような発言や態度は気を付けたいところです。
■4:人にお金を使った後に恩着せがましくする
自分以外の人に対しては精神的にケチであるのも、品がないお金持ちの特徴。
自分自身の意思で人に対してお金を使ったにも関わらず、「あんなにお金を払ってやったのに」などと恩着せがましい態度を取ることは、周囲から品がないと思われる可能性が大きい行動です。
前述の教養主義とつながる部分ですが、品のあるお金持ちは見返りを求めずにお金をかけるということを自分だけではなく周囲の人にも自然にできるものです。
見栄や自慢のためにしかお金を使わない、人にはお金を使った分だけの見返りを求める、そんな様子は多くの人が気になるので絶対にやらないようにしましょう。
■5:食べ方や箸の持ち方がなっていない
普段自分自身が意識していない仕草に、品格は表れるものです。
箸の持ち方がおかしかったり、食べ方が雑だったりという日常的な行動で「あ、きちんとしつけられていないんだな……」と思われてしまいます。
食事中などの基本的な作法は、相手への気遣いにもつながる部分。育ちが良いと周囲から思われる品のあるお金持ちは、お金の使い方などだけではなく、日常的な所作も相手に不快感を与えない方法を自然と身につけています。
これらは普段の何気ない仕草であるため、逐一気をつけておかなければなかなか直すことは難しいもの。今一度、自分自身の細かな仕草を見直してみてください。
■6:少しでも気に入らない人を追い出そうとする
なるほど……。そう思わされる意見が、人に対して高圧的な態度を取るというもの。
少しでも気に食わない意見、人を前にすると、品のないお金持ちは会話の端々に攻撃的な言葉を散りばめてマウントをとり、黙らせようとする一面があります。ときには、このような態度で気に食わない人そのものを排除しようとすることも……。
対して、品のあるお金持ちは「いつもニコニコしていて周囲の人に低姿勢」であるという傾向が強いです。
いくらお金に余裕があっても、気に入らないことに対して威圧的に突っかかっていくようでは精神的な余裕のなさが露呈してしまうことになります。いちいち衝突しようとせず、スルースキルを高めましょう。
■7:仕草ががさつで早口で喋る
最後は、仕草や話し方。「早口、がさつな人には品がない」と、品がないお金持ちの特徴としてバッサリと斬り込んだ意見も見られました。
対して品のあるお金持ちに関しては、会話のテンポに余裕があるという特徴のほか「品のある人はじっくり考えて言葉を選ぶので、言葉数は少ないけれど中身のある話をする」という具体的な会話の仕方について語られています。
これはそもそも、人の話をしっかりと聞く姿勢をもっているか、という人としての品格があるかどうかにも関わる部分と言えます。お金持ちにならずとも、まずは相手の話に耳を傾け、相づち上手になることを心がけるのがよさそうです。
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品のない振る舞いは、自分自身が何気なく行なっていることでも、どんどん人が離れていってしまう原因にもなります。お金を持っていることで、自分の欲しいものがいくらでも買える状況であったとしても、品格はお金で買うことができません。
ただお金を持つだけではなく、同時に人としての品格を身につけようとする姿勢が本当のお金持ちへの第一歩。感じの悪い人は、反面教師が一番。上記のような下品な振る舞いをするお金持ちを見かけても、自分はそうならないように強く心がけていきましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- Rina Onodera