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「プロフィール」


名前:ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)

出生地:北アイルランド ベルファスト

生年月日:1960年12月10日

王立演劇学校卒業後、舞台でシェイクスピア作品を中心に活躍し“演劇界の寵児”として注目を集める。1981年にスクリーンデビューし、1989年には自ら監督、主演を務めた『ヘンリー五世』で高い評価を獲得し、その名を確立する。その後も『フランケンシュタイン』『ハムレット』などで古典の映像化に挑み、『マイティ・ソー』や『シンデレラ』といった話題作も手がける。出演の代表作には『ハリー・ポッターと秘密の部屋』『マリリン 7日間の恋』など。半自伝的作品である『ベルファスト』ではアカデミー賞の脚本賞を受賞。

「若いころ/昔」の写真13選


若くして頭角を現し、舞台と映画の両方で才能を開花させたケネス・ブラナー。王立演劇学校を主席で卒業後、監督デビュー作であり初主演作の『ヘンリー五世』ではアカデミー賞候補となるなど、その実力は早くから注目を集めていました。そんな彼の「若いころ/昔」の写真をお届けします。

1987年4月(26歳) ドラマ『Fortunes of War(原題)』より

 

1991年7月(30歳)

 

1992年12月(31歳) 舞台『ハムレット』より

 

1995年12月(34歳) 映画『オセロ』プレミア

 

1996年12月(35歳) 映画『ハムレット』より

 

1997年5月(36歳) 第50回カンヌ国際映画祭

映画『ハムレット』で共演したケイト・ウィンスレットと。
映画『ハムレット』で共演したケイト・ウィンスレットと。

2002年9月(41歳) トロント国際映画祭

 

2003年7月(42歳) 舞台『エドモン』より

 

2008年9月(47歳) 舞台『イワーノフ』より

 

2010年1月(49歳) 第67回ゴールデングローブ賞授賞式

 

2011年4月(50歳) 映画『マイティ・ソー』ワールドプレミア

 

2015年3月(54歳) 映画『シンデレラ』ワールドプレミア

 

2016年11月(55歳) イブニング・スタンダード・シアター・アワード

 

「映画」代表出演、監督作14選


俳優としての活躍のみならず、監督・脚本も手がけるケネス・ブラナー。とりわけシェイクスピア作品を相次いで映画化し、古典に新たな息吹をもたらしてきた存在として知られています。ここからは、そんな彼の出演作と監督作品を14本厳選してご紹介します。

『ヘンリー五世』(1989年)

映画監督デビュー、初主演作。アカデミー賞の主演男優賞と監督賞にノミネート、英国アカデミー賞やナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で監督賞を受賞するなど、高い評価を得る。

あらすじ:15世紀、百年戦争の末期。若き王ヘンリー五世(ケネス・ブラナー)はフランスとの戦いに身を投じ、過酷な状況のなかで王としての真価を問われていく。

『から騒ぎ』(1993年)

左から共演のキアヌ・リーヴス、ロバート・ショーン・レナードと。
左から共演のキアヌ・リーヴス、ロバート・ショーン・レナードと。

シェイクスピアの『空騒ぎ』を映画化した作品。

あらすじ:皮肉屋で独身主義者のベネディック(ケネス・ブラナー)は、才気あふれるベアトリス(エマ・トンプソン)と軽口を叩き合う仲。反発し合うふたりを、友人たちは恋仲へと導こうと策略を巡らせる。

『フランケインシュタイン』(1994年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

監督、主演を務めた作品。共演はロバート・デニーロ、ヘレナ・ボナム=カーターなど。

あらすじ:若き科学者ヴィクター・フランケンシュタイン(ケネス・ブラナー)は、生命を生み出す研究に没頭し、ついに人造人間の創造に成功する。しかし自ら生み出した存在を拒絶したことで、やがて取り返しのつかない悲劇を招いていく。

『ハムレット』(1996年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

シェイクスピア作品を手掛けてきたケネス・ブラナーが、監督、脚本、主演を務めた4時間を超える大作。

あらすじ:19世紀のデンマーク。国王が急死し、弟のクローディアス(デレク・ジャコビ)が即位する。ある晩、国王の亡霊が王子ハムレット(ケネス・ブラナー)の前に現れ、クローディアスに毒殺されたことを告げる。ハムレットは、愛するオフィーリア(ケイト・ウィンスレット)にさえ心を閉ざし、復讐を誓う。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002年)

左から共演のロビー・コルトレーン、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、原作者のJ・K・ローリング、共演のルパート・グリントと。
左から共演のロビー・コルトレーン、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、原作者のJ・K・ローリング、共演のルパート・グリントと。

シリーズ2作目で、ケネス・ブラナーは「闇の魔術に対する防衛術」の教師、ギルデロイ・ロックハートを演じる。

あらすじ:ホグワーツ魔法魔術学校の2年生を迎える直前、人間界で過ごしていたハリー(ダニエル・ラドクリフ)のもとに、屋敷しもべ妖精ドビー(トビー・ジョーンズ)が現れ、学校に戻らないよう警告する。ロン(ルパート・グリント)らに助けられホグワーツへ向かったハリーだったが、校内で次々と不可解な事件が起きる。

『マイティ・ソー』(2011年)

左から出演のトム・ヒドルストン、ジェイミー・アレクサンダー、クリス・ヘムズワースと。
左から出演のトム・ヒドルストン、ジェイミー・アレクサンダー、クリス・ヘムズワースと。

ケネス・ブラナー監督作品。マーベル・コミックの同名作品を基にしている。

あらすじ:神の国アスガルドの王子ソー(クリス・ヘムズワース)は、その傲慢な振る舞いを王オーディン(アンソニー・ホプキンス)に咎められ、地球へ追放される。人間との交流を通して次第に成長していくが、その裏で義弟ロキ(トム・ヒドルストン)は王国の支配を企てていた。

『マリリン 7日間の恋』(2011年)

共演のミシェル・ウィリアムズと。
共演のミシェル・ウィリアムズと。

ケネス・ブラナーは尊敬するローレンス・オリヴィエを好演し、アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。

あらすじ:初めての海外ロケで大きなプレッシャーを抱えていたマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)。夫との関係や、監督ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)との衝突にも悩むなか、助監督のコリン(エディ・レッドメイン)と心を通わせていく。

『シンデレラ』(2015年)

左から出演のリチャード・マッデン、リリー・ジェームズと。
左から出演のリチャード・マッデン、リリー・ジェームズと。

シャルル・ペローの童話『シンデレラ』を原作とした、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる実写化映画で、ケネス・ブラナーは監督として高い評価を得る。

あらすじ:母と父を相次いで亡くしたエラ(リリー・ジェームズ)は、意地悪な継母とその娘たちと暮らすことに。召使いのような扱いを受ける日々が辛くなったエラは、勢いで家を飛び出し、森へ駆け出す。そこでキット(リチャード・マッデン)という青年に出会い…。

『ダンケルク』(2017年)

ワールドプレミアにて。
ワールドプレミアにて。

実話を基にしたクリストファー・ノーラン監督作品で、ケネス・ブラナーはボルトン海軍中佐を演じる。

あらすじ:第二次世界大戦中、ドイツ軍の侵攻により英仏連合軍はフランス北部ダンケルクへと追い詰められる。絶体絶命の状況のなか、イギリス本土では彼らを救出するため、民間船も動員した大規模な撤退作戦が始まろうとしていた。

『オリエント急行殺人事件』(2017年)

左から共演のデレク・ジャコビ、ジュディ・デンチ、ミシェル・ファイファーと。
左から共演のデレク・ジャコビ、ジュディ・デンチ、ミシェル・ファイファーと。

アガサ・クリスティの小説『オリエント急行の殺人』を原作とした作品で、ケネス・ブラナーは主演、監督を務める。

あらすじ:豪華寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェット(ジョニー・デップ)が殺害される。雪に閉ざされた列車内で、乗客と乗員はすべて容疑者に。偶然乗り合わせた名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、複雑に絡み合う証言のなかから真相に迫る。

『TENET テネット』(2020年)

クリストファー・ノーラン監督作品で、ケネス・ブラナーは武器商人アンドレイを演じる。

あらすじ:任務中に捕らえられ、昏睡状態に陥った名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)。目覚めた彼には、時間移動できる装置を使って第三次世界大戦を防ぐというミッションが課される。

『ベルファスト』(2021年)

左から出演のジェイミー・ドーナン、ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフと。
左から出演のジェイミー・ドーナン、ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフと。

ケネス・ブラナーが監督、脚本、製作を務めた半自伝的作品。アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされ、脚本賞を受賞。

あらすじ:北アイルランド・ベルファストで暮らす少年バディ(ジュード・ヒル)は、家族や友人に囲まれ穏やかな日々を過ごしていた。しかし、プロテスタントの暴徒によるカトリック住民への襲撃をきっかけに、街の空気は一変してしまう。

『オッペンハイマー』(2023年)

左から共演のラミ・マレック、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フローレンス・ピュー、キリアン・マーフィー、監督のクリストファー・ノーラン、共演のロバート・ダウニー・Jr.、ジョシュ・ハートネットと。
左から共演のラミ・マレック、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フローレンス・ピュー、キリアン・マーフィー、監督のクリストファー・ノーラン、共演のロバート・ダウニー・Jr.、ジョシュ・ハートネットと。

カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによる伝記『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』を原作とした、クリストファー・ノーラン監督作品。ケネス・ブラナーは理論物理学者のニールス・ボーアを演じる。

あらすじ:第二次世界大戦下のアメリカ、J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は極秘に立ち上げられたマンハッタン計画に参加し、原子爆弾を開発する。原爆が投下された惨状を聞き、オッペンハイマーは深く苦悩する。

『プラダを着た悪魔2』(2026年)

共演のメリル・ストリープと。
共演のメリル・ストリープと。

大ヒット映画『プラダを着た悪魔』の続編で、ケネス・ブラナーはメリル・ストリープ扮するミランダの夫を演じる。

あらすじ:ファッション誌『ランウェイ』でトップに君臨し続ける編集長ミランダ(メリル・ストリープ)と、その右腕ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)。かつてアシスタントとして彼女のもとで働いていたアンディ(アン・ハサウェイ)は、現在は報道記者として活躍していた。そんなある日、『ランウェイ』が危機に直面していることを知り、アンディは再び編集部へ舞い戻ることに。しかしその存続の鍵を握っていたのは、かつての同僚エミリー(エミリー・ブラント)だということが判明する。

「恋人/妻」との写真7選


ここからは、ケネス・ブラナーの「恋人」「妻」との写真を時系列で振り返ります。

エマ・トンプソン(1989〜1995年)

1987年に放送されたテレビドラマ『Fortunes of War(原題)』で、夫婦役を演じたエマ・トンプソンと1989年に結婚するも、1995年に離婚。

1987年4月 ドラマ『Fortunes of War(原題)』より

 

1989年8月 結婚式

 

1994年3月 第9回インディペンデント・スピリット賞授賞式

 

ヘレナ・ボナム=カーター(1990年代半ば〜1999年)

ケネス・ブラナーが監督・主演を務めた1994年の映画『フランケンシュタイン』での共演をきっかけに、ヘレナ・ボナム=カーターと交際に発展、同棲していたことも。なお、ヘレナ・ボナム=カーターは後年、ブラナーが監督を務めた2015年の映画『シンデレラ』にも出演。

1998年12月 映画『ヴァージン・フライト』LAプレミア

 

リンゼイ・ブラノック(2003年〜)

制作の現場を通じて美術監督のリンゼイ・ブラノックに出会い、2003年に結婚。

2006年9月 第63回ヴェネツィア国際映画祭

 

2011年5月 映画『マイティ・ソー』プレミアアフターパーティー

 

2022年3月 第94回アカデミー賞授賞式

 

「キャリア」歩みを辿る写真15選


華やかな舞台に立つ姿は、そのままキャリアの軌跡を物語るもの。オリンピック開会式や受賞の場など、印象的な瞬間を通してケネス・ブラナーの歩みを辿ります。

2012年7月(51歳) ロンドンオリンピック開会式

世界初の鋼製の蒸気船を手掛けたイザムバード・キングダム・ブルネルを演じた。
世界初の鋼製の蒸気船を手掛けたイザムバード・キングダム・ブルネルを演じた。

2012年11月(51歳) 大英帝国勲章受勲叙勲式

ナイトの称号を授与。
ナイトの称号を授与。

2015年3月(54歳) 映画『シンデレラ』インタビュー

オープニング時の興行収入が自身の監督作品として過去最高を記録。
オープニング時の興行収入が自身の監督作品として過去最高を記録。

2015年11月(54歳) 舞台『冬物語』カーテンコール

自身が主宰するケネス・ブラナー・シアター・カンパニーによる、シェイクスピアの演劇。
自身が主宰するケネス・ブラナー・シアター・カンパニーによる、シェイクスピアの演劇。

2016年1月(55歳) ロンドン映画批評家協会賞

映画界における卓越した功績を称える年間賞、ディリス・パウエル賞を受賞。
映画界における卓越した功績を称える年間賞、ディリス・パウエル賞を受賞。

2016年2月(55歳) 第16回ワッツオンステージ賞授賞式

英国演劇への傑出した貢献を称える特別功労賞を受賞。
英国演劇への傑出した貢献を称える特別功労賞を受賞。

2017年4月(56歳) ローレンス・オリヴィエ賞授賞式

優れた演劇・オペラ、ダンス、ミュージカルに与えられる賞で、特別賞を受賞。
優れた演劇・オペラ、ダンス、ミュージカルに与えられる賞で、特別賞を受賞。

2017年10月(56歳) ハンド&フットプリントセレモニー

人気観光地グローマンズ・チャイニーズ・シアターに名を刻む。
人気観光地グローマンズ・チャイニーズ・シアターに名を刻む。

2017年10月(56歳) ブリタニア賞授賞式

エンターテイメントへの世界的貢献を讃えるアルバート・R・ブロッコリ ブリタニア賞を受賞。
エンターテイメントへの世界的貢献を讃えるアルバート・R・ブロッコリ ブリタニア賞を受賞。

2017年12月(56歳) 映画『オリエント急行殺人事件』ジャパンプレミア

自身が監督・主演する作品で、日本でも大ヒットを記録。
自身が監督・主演する作品で、日本でも大ヒットを記録。

2021年9月(60歳) トロント国際映画祭/映画『ベルファスト』プレミア

観客賞を受賞。
観客賞を受賞。

2021年10月(60歳) 第24回SCADサバンナ映画祭

生涯功労賞を受賞。
生涯功労賞を受賞。

2022年4月(61歳) 第94回アカデミー賞授賞式

映画『ベルファスト』にて作品賞を含む3部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。
映画『ベルファスト』にて作品賞を含む3部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。

2024年2月(63歳) 第30回アクター賞授賞式

映画『オッペンハイマー』にて、共演者らとキャスト賞を受賞。
映画『オッペンハイマー』にて、共演者らとキャスト賞を受賞。

2025年8月(64歳) 映画『プラダを着た悪魔2』撮影

メリル・ストリープ扮するミランダの夫役として出演し、話題に。
メリル・ストリープ扮するミランダの夫役として出演し、話題に。

「現在」の写真2選


最後に「現在」の姿をお届けします。

シェイクスピア作品の映画化から話題作への出演まで、映画界でたしかな足跡を刻んできたケネス・ブラナー。『プラダを着た悪魔2』への出演が注目を集めるほか、サスペンス映画『華麗なる駆け』リメイク版への参加も報じられ、その歩みは更新され続けています。次なるステージでどんな輝きを放つのか、その動向に引き続き注目です。

2026年4月 映画『プラダを着た悪魔2』NYプレミア

 

2026年4月 映画『プラダを着た悪魔2』ヨーロッパプレミア

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Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香
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