私たちは普段、暮らしてゆくなかで「こうしなきゃいけない」と思い込みがち。しかし、何かのきっかけである習慣を変えてみたら、驚くほどストレスが減ったり、暮らしやすくなったりすることって、けっこうありますよね。
実は、世の中には「もっと早くこうしておけば……」と思うような、ライフハックが意外と多く存在しています。ちょうどインターネット上でも最近、「固定観念を変えたらよくなったこと」というトピックが話題になりました。
そこで今回は、SNSや掲示板サイトで多くの人の共感を得ている「暮らしのアイディア」だけをピックアップ。些細なことで、日常生活の不便は解消されます。さっそく今日から、以下の9つを試して「人生の質」を上げてみてください!
インターネット上で評価の高い「固定観念を変えたら、よくなったこと」9選
■1:風呂上がりに「バスタオル」で体を拭くのをやめる
バスタオル→フェイスタオルに変更
風呂上がりに体を拭くバスタオル。かさばって毎日洗濯するのは大変だし、なかなか乾きにくいという難点がありますよね。
実は、バスタオルのかわりに、大きめのフェイスタオルを使っても、意外と全身を拭き取ることができるそうです。髪のボリュームが多いロングの人でも、髪用・ボディ用の2枚使いにすれば十分とのこと。
もちろん、大きなバスタオルで包み込むようにして拭かないと落ち着かない……という人は別ですが、洗濯のストレスを減らしたいなら、ぜひ風呂上がりにフェイスタオルを活用してみてはいかがでしょうか?
■2:トイレの床に「トイレマット」を敷くのをやめる
トイレマット→拭き取る習慣に変更
トイレやキッチン、バスルームのマットは、果たして必要なのでしょうか? なかでもトイレマットは、汚れやすいうえに洗濯のタイミングが難しいため、取り払ったほうが楽だと感じている人が多いようです。
トイレマットを敷かずに、床が汚れたらその都度、拭き取るように習慣づけることで、トイレを清潔に保つことができ、ニオイ予防にもなるとのこと。マットを洗濯する手間も省くことができ、一石何鳥にもなります。
いつでもプチ掃除できるようにトイレに除菌シートを常備しておきましょう。
■3:テーブルを「布巾」で拭くのをやめる
布巾→使い捨てのカウンタークロスに変更
食事の前後にテーブルを清める台布巾は、雑菌が繁殖しやすく、油断するとすぐに臭ってしまう曲者。こまめに洗濯するのが面倒なのであれば、いっそのこと台布巾をなくしてしまうのもひとつの手です。
台布巾のかわりに。使い捨てのウェットシートやペーパータオル、カウンタークロスでテーブルを拭くようにすると、お掃除が楽チンに。1枚のシートでテーブルのついでに、キッチンの気になる汚れをささっと拭き取り、使い倒したシートはゴミ箱へ…。これで、ズボラな人でもキッチンを衛生的に保つことができます。
■4:シンクで「三角コーナー」を使うのをやめる
シンクの三角コーナーは、こまめにケアしないと、ぬめりやニオイが発生するキッチンの鬼門。昔からの習性で何となく使っている人が多いようですが、これも廃止してしまいましょう。
三角コーナー→水切りネットに変更
100円均一ショップの商品で、三角コーナーなしで水切りネットを設置できるアイテムがあります。これを活用して、水切りネットのゴミをこまめに捨てるようにすれば、もうぬめりやニオイに煩わされることはありません!
三角コーナーをなくせば、そのぶんシンクのスペースも増えるので、まさにいいことづくめなのです。
■5:収納「棚」を使うのをやめる
物が片付かないからといって、すぐに収納棚を購入していませんか? 整理整頓のつもりで収納棚を増やすと、家の中にどんどん物があふれてしまいます。
収納棚の中身を今すぐチェック! 衝動買いして使わずじまいのものや、他人からもらって捨てられないものなど、今すぐには必要ないものが大半ではないでしょうか? 「捨てるのはもったいない」としまいこんでいるものを、収納棚ごと断捨離すると、驚くほどすっきり片付くようです。
同様に、あなたのご家庭のキッチンでは、食器棚がかなりのスペースを占領していないでしょうか? 普段は使っていない食器類を処分すれば、食器棚も不要になって、キッチンを広々使えるようになるかもしれませんよ。
■6:洗濯物を「たたむ」のをやめる
洗濯物をたたむのって、地味に労力のかかる作業ですよね。ちょっとした発想の転換で、そのストレスを減らしてみませんか?
たとえば、アンダーウエアやタオルなど、ある程度シワになっても構わないものは、洗濯したあとたたまずに、ゆるやかに収納してもOK。また、衣類はタンスの引き出しや衣装ケースではなく、ハンガーにかけたままクローゼットに収納するようにすれば、たたむ手間を省くことができます。
「きちんとたたむのが快感!」という性分の人はそのまま続けていただくとして、義務感からなんとなく作業をしているという人は、なるべくたたまずに済む収納方法を考えてみましょう。
■7:朝・昼・晩の「三食」を無理に摂るのをやめる
三食を摂る→回数を減らすに変更
食事は毎日、朝・昼・晩三食しっかり摂っていますか? 健康のためにはそのほうがよさそうというイメージがありますが、人によっては一日二食や一食のほうが、体調がよくなることもあるようです。
食事をするには当然、時間がかかりますし、そのうえ食後しばらくは、満腹感で頭がよく働かないという人は多いはず。毎日三食を無理に摂ろうとすると、かなりの時間のロスにもつながっているかもしれません。
毎日三食摂らなければいけないという思い込みを捨てれば、一日の行動の自由が広がります。あくまで自分のコンディションと相談しながらですが、食事の回数を減らしたり、食欲がないときや作業に集中しているときは、スムージーや飲み物だけで済ませたりしてみてはいかがでしょうか?
■8:手作り調理にこだわるのをやめる
料理をつくる→お惣菜に変更
料理を手抜きすることに罪悪感を覚えてしまう人もいるようですが、手つくりにこだわりすぎると、人生を損してしまうかもしれません。
冷凍食品やレトルト食品、スーパーやコンビニのお惣菜などは、いずれも多くのプロや企業が研究開発を重ねて生み出されたもの。家庭でつくるよりも味がよいものや、栄養価にすぐれた商品も少なくありません。
自炊がしんどいときや調理の時間をかけたくないときは、ぜひ積極的に活用しましょう。
■9:かけ布団と体の間に「毛布」を入れるのをやめる
掛け布団の下に毛布→掛け布団の上に毛布or敷き布団の上に毛布に変更
冬場にポカポカ暖かく眠るには、布団のほかに毛布が欠かせませんよね。ただ、毛布のかけ方によって温め効果が半減してしまうこともあるようなので、要注意です。
実は、かけ布団の下に毛布というのは、温め効果が低いとのこと。かけ布団の上に毛布のほうが熱が逃げにくく、さらに言うなら敷き布団の上、つまり体の下に敷くのがもっとも温め効果が高いのだそうです。
人によって快眠環境は異なるので、一概にどの方法が正解とはいえませんが、寝床での冷えが気になる人は、ぜひ毛布をかける順番を変えてみましょう。
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あなたも「こういうとき普通はこうする」という、数々の固定観念に縛られていませんか? 今回ご紹介したなかで「これよさそう!」というものがあれば、ぜひ今日から実践してみましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 中田綾美